Laineema デジタルハードウェア徹底レビュー

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    タグ:WiFi

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    lai_e


    WiFi版iPadには無線LANというインフラが必要だ、しかし無線LANは限られた範囲でしか利用できない、しかし2年前から活発になってきたWWANを使えばキャリアの電波が届く限りどこでもネットと繋がることができる。
    このWWANは二種類ありデバイスに直接繋ぐタイプと無線LANで繋ぐタイプだ、無線LANだけに共有できるので後者の方が使い勝手が良いのだがすでにW05Kを車載用に契約しているためコレを有効利用できる手段はないかと探していたら見つけたのがこのクティオだ。DSC_5274





    クティオは各キャリアが出している多数のWWANデバイスをサポートしている、UMPCの時代にCFタイプとか出したりるするだらしねぇauのW05Kもサポート。
    使う際はファームのアップデートから始めないとW05Kは通信できなかった、ファームはPCからファイルをアップロードするタイプなのでiPadでは出来ない、また設定もiPadよりPCのほうが何故か反応が良いので設定はPCの方が効率がよい。
    3G側(W05K)の設定は簡単でプロバイダのユーザー名とパスワードだけ設定してやればOK、電話番号やDNSの設定は必要ない。
    初期の設定では無線LANにセキュリティがかかっていないのでこのまま使わないように、ただ乗りならまだしも犯行予告等のネット犯罪に使われることもあるのでセキュリティは絶対に設定すること。IMG_0094










    アンテナ3本状態でスピードテストを実施、クティオはマルチポートに対応していない、車載時はUSB2-PCADPKでUSBモデムとして使用していたのでマルチポート無しでの比較となるが、USB2-PCADPKでは40KB/s程度、お仕置きタイム(auの速度制限)になると7KB/sまでに落ち込んだがクティオで使用する方が早く70KB/sというスピードをたたき出している、流石に画像下部のような無線LANのスピードとは比べものにならないがバッテリー搭載で持ち運んで使えるのはクティオの強みだ。

    しかしクティオだけではないがこの手のデバイスの弱点として上げられるのがバッテリーの持ちだ、クティオはW05Kで2時間程度の使用が出来るとのことだが予備バッテリーや外部バッテリーがあれば安心感は段違いだ、バッテリーはDB-L50を使用しているのでROWAの互換バッテリーが安くてお勧め。
    外部バッテリーについては問題ありで、5V2A=10Wの入力が必要になっている、PCや500mA程度のUSB給電アダプター程度では充電できないので皆悩んでいるようで5V2Aの出力の外部バッテリーを探すも高価なため手が出ず、しかしながらiPadと同じ5V2A=10Wの入力ということはiPad用の外部バッテリが今後多数出てくると思うのでそれが使えるはず、しばらくは様子見。

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    lai_e 私のiPadはWiFiモデルです・・・何故か? 今後iPadの新バージョンが出るもしくは他社がもっといいものを出したとなると簡単にデバイスの更新が出来ないから出先で通信する必要性があるのはiPadだけでは無い(車載PC、UMPC)。すでにWWAN端末と通信契約をauで結んでいる(携帯が1台追加になると考えてくれると分かりやすいです) ではインターネットに繋がらないiPadは価値があるのか?答えはNOです。 今使っているPCがインターネットに繋がらないとなったとき、そこに価値を見いだせますか?それと同じです、実際仕事で使うにもやはり不便なシーンがありましたので私は必要不可欠と訴えておきます。 ではWifiモデルの場合出先でのインターネットへ接続をするとなった場合どうしたら良いのか?答えの一つとしてはホットスポットを頼りにする方法があります、しかし誰かが言ったようにAppleショップやマクドナルドがセーブポイントのごとくメールを見るために立ち寄るポイントとなるという事態になり、コンビニのようにトイレ借りたらついでに何か買っておくという戦術に乗る形になります(無線LANで集客という発想はすばらしいと思います)。 そこでWWANの出番となります、このWWANとは何かを簡単に説明すると、携帯電話などで使われている電波による通信をそのままインターネット網につなぐ通信方法として使うシステムです、簡単に言うと大規模無線Lanです、でもLanではなくWanですので繋がる先はインターネット網ですが。 このWWANは時代と共に通信用デバイスの形が変わってきおり、その時代のモバイルデバイスの形に合わせたものとなっており、初期ではCFタイプでPDAやノートPCでの使用を前提とし、UMPC時代到来となるとUSBタイプが目立ち始めました、しかしこれらのデバイスには問題点があり一台の機械しかインターネットに繋ぐことが出来ないこと、使用するモバイルデバイスの使える接続方式(CF、PCカード、USB、Expressカード)であることが常に付きまといます、また取り付けた際の取り回しも悪く、私の場合W05Kを契約しているのですがUMPCにはCFもPCカードスロットもありませんのでUSBで取り付けるPCカードデバイスを別途購入しました、これで初めて使用する環境が整うのですが消費電力はそれなりで2時間の連続使用が限界でした(初代EeePC)、そこでこの頃流行の兆しが見えるモバイルルーターに光が当たることとなります。 このモバイルルーターとはWWANの通信をモバイルルーターデバイスが一端受け、使用する機器へは無線Lanで繋ぐという橋渡しを担うデバイスとなっています、これの利点は複数台の機器が同時に使えるということ、接続は無線Lanというモバイルデバイスにはほぼ確実に付いているシステムを使うため接続方式に囚われないという点です、iPodやiPad、PSPや任天堂DS、ノートPCやUMPCといった幅広いデバイスが使えると言うことです。 モバイルルーターはおよそ2種類に分けられ、契約しているCFやUSBタイプのデバイスを繋いで使用するタイプと、専用にキャリアが販売している機器があります、前者はかさばりますが現在使用しているWWANデバイスが使えキャリアを選ばないという利点があります、後者はデバイスを買うこと自体が通信契約となるためキャリアに縛られるのですがかさばらないという利点があります。またこの手の機械の弱点としてバッテリーマネジメントを考えなくてはなりません、使用しているモバイルデバイスでも使える外部バッテリーを使用することをお勧めします。 今後モバイルデバイスのシェアが大きくなるにつれモバイルルーターの需要が高まることが予想されます、そしていつかはモバイルデバイスもインターネットに繋がることが当たり前の時代と言われるのもすぐそこに来ていると感じ取ることが出来きる時期へと差し掛かってきました。そうWWANに春が訪れているのです。




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