前から、面倒なのでどうにかならないかと思っていたところSilverstoneから無線リモコンでPCの電源をON・OFFできる便利なSST-ES01-PCIeが発売されていたので早速取り付けてみました。
パッケージから中身を取り出してみました。内容はSST-ES01-PCIe本体、ロープロファイル用ブラケット、無線リモコン、説明書です。
SST-ES01-PCIe本体は小型のPCI-Express x1カードです。
ブラケットにはI/F用のソケットもなく、パッと見では何の拡張カードか見分けがつきません。
※付属のロープロファイルブラケットに交換すればスリムタイプのPCに取付可
しかし、カードから伸びているケーブルを見ると、MBの電源スイッチに差し込むソケットが用意されており、電源スイッチ関係のカードと分かります。
付属の無線リモコンは車のリモコンキーサイズで、電源スイッチとリセットボタンがついています。
無線のため、信号を発したがどうか確認するためのインジケーターが電源ボタン横に用意されており、故障していないか、電池の残量があるか、SST-ES01-PCIe本体とリモコンが同期しているかの確認にもつかえます。
なお、電池はCR2025が1個で、SST-ES01-PCIeに付属しているので直ぐにつかえます。
取り付けに関してはPCが通電していない状態で、MBのPCI-Express x1スロットにSST-ES01-PCIe本体を差し込みます。
後は、MBに接続してある電源スイッチのソケットをSST-ES01-PCIeから伸びているケーブルのソケットに差し込み、SST-ES01-PCIe本体から伸びているケーブルをMBに差し込みます。
※写真はASUSのMB付属パーツ。実際はMBに直接差し込むことになる。
結果、MBとPCケースの電源スイッチの間にSST-ES01-PCIeが割り込むという形になるので、PCケースの電源スイッチの機能を殺すことなく無線リモコンで電源のON/OFFができるようになります。
※写真ではPCケースにリセットスイッチがないため、PCケース側のリセットスイッチをつけるソケットが遊んでいる。
※写真ではPCケースにリセットスイッチがないため、PCケース側のリセットスイッチをつけるソケットが遊んでいる。
取り付けに関して困ったというほどではないですが、SST-ES01-PCIe本体から伸びているケーブルの長さは微妙なところで、私の環境ではわずかな余裕しかありませんでした。
MBの電源スイッチピンがある場所によってはケーブルの長さが足りない場合があるかもしれません。
早速、元に戻して電源ケーブルを差し込んでリモコンのスイッチを押すと・・・起動しませんでした。
PCケースの電源スイッチは機能するのでPCが壊れたわけではありませんし、SST-ES01-PCIeは電源を取るためにPCI-Express x1スロットを使っているだけなので問題はハード側にあるはずです。
そういえば・・・と思い出しUEFIを読み出してPCI-Expressの設定を切り変えました。
これはASUSのUEFIですが、どのUEFIでもPCI-Expressカードを通してPCの電源をONにできるかという項目を有効に切り替えれば使えるようになります。
これでPCがシャットダウンした状態でも、PCI-Expressスロットには電源ONに備えて常時通電状態になるため、常にSST-ES01-PCIe本体に電源が供給されます。
この設定を切り替えた後はリモコンで電源のON/OFFができるようになり、さらに、PCケースに無かったリセットボタンがリモコンを通して使えるようになりました。
電波感度も十分で、全面アルミ板という電波を通しにくい静音PCケースでも机の上に置いた無線リモコンで確実に電源をONにできます。
まとめ
MBによってはマウスやキーボードで電源のON/OFFができるものがありますが、SST-ES01-PCIeは誤作動もなく、電源ON制御ができるPCI-Express x1スロットがあればいいのでMBとの相性もシビアではありません。
デザインや質感、電源スイッチに割り込むためのケーブルの長さは物足りない部分がありますが、無線リモコンでデスクトップPCの電源がONにできるようになるのは非常に便利だと日々電源を入れるたびに感じます。
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参考情報はここです→私のホームページbinge2.web.fc2.com→日々あった件→45.パソコンリモート
スイッチ(SST-ES01-PCIe)について
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