しかし、このスタイルはラジオ収録のような座ってしゃべるスタイルには使えるものの、動き回りながら使うには手に持つ必要があり、どうしても手が塞がりますし、マイクが画面を埋めるため画的に邪魔になるというデメリットがあります。
そこで、同録のためラベリアマイクロホン(ピンマイク)のAudio Technica PRO70を導入することにしてみました。
ラベリアマイクロホンはその用途からワイヤレスモデルが多く、声の収録に向いた単一指向性、安価、業務用途向けでノイズに強いXLRコネクタタイプ仕様で絞り込んでいくと、それほど選択肢はありません。
これは、その手の用途は複数の人間によってオペレーションが行われることを前提としているからなのでしょう。
これは、その手の用途は複数の人間によってオペレーションが行われることを前提としているからなのでしょう。
もし、撮影や出演を1人で行う1人ロケにワイヤレスタイプのラベリアマイクロホンを使用すると、システムや機材の管理・操作が複雑化し、効率の低下やミスを起こす確率が高くなります。屋外での撮影ともなればなおさらです。
そして、初期導入コストもワイヤードタイプに比べてワイヤレスタイプは3倍以上も高いため、最終的にワイヤードタイプにすることにしました。
そして、初期導入コストもワイヤードタイプに比べてワイヤレスタイプは3倍以上も高いため、最終的にワイヤードタイプにすることにしました。
ワイヤードタイプのラベリアマイクロホンにも様々ありますが、Audio Technica PRO70の他に、導入実績のあるSHUREから出ているワイヤードのラベリアマイク SM11(ダイナミックマイク)も候補にあがっていました。
こちらは、無指向性で周辺の音を拾いそうだったことが決定的な要素なり、Audio Technica PRO70に決定することになりましたが、実はAudio Technica PRO70を選ぶことに不安を感じていました。
こちらは、無指向性で周辺の音を拾いそうだったことが決定的な要素なり、Audio Technica PRO70に決定することになりましたが、実はAudio Technica PRO70を選ぶことに不安を感じていました。
その不安とは、Audio Technica PRO70のレビューを探しても海外ユーザーのレビューしか無いことです。
しかし、ここは「自分が考え抜いて選んだんだから、自信を持ってレビューしてみよう」と、今回レビューすることにしてみました。そのため、今回のレビューは前提となる使用条件をいつもより詳細に記載しています。
しかし、ここは「自分が考え抜いて選んだんだから、自信を持ってレビューしてみよう」と、今回レビューすることにしてみました。そのため、今回のレビューは前提となる使用条件をいつもより詳細に記載しています。
さて、Audio Technica PRO70のレビューに戻り、内容物一覧を確認していきます。
内容物一覧
PRO70本体
ウィンドスクリーン
タイピンクリップ
ギターアダプター
ポーチ
単三電池×1本
マニュアル類
本体は一見、ワイヤレスタイプかと思うほど大きなボックスが付いています。これはAudio Technica PRO70が電源を必要とするコンデンサマイクのためです。とはいえ、他のコンデンサタイプのラベリアマイクロホンと比べると少し大きく感じます。
このボックスの中に電池を入れるスペースが設けられています。
下部にはXLRコネクタとマイクへと繋がるケーブルが出ています。このケーブルは取り外しはできません。
ボックスから出たケーブルは1.8m。腰にボックスをさげ、胸元にタイピンクリップで固定するには十分に余裕のある長さです。
ケーブルは柔らかく絡まりにくいため、冬の屋外でも取り回しに苦労することはありません。
マイク部分はラベリアマイクロホンだけに小型です。しかし、小さくともコンデンサーマイクのため、感度は電源不要のダイナミックマイクよりも高くなっています。
付属のウィンドスクリーンを装着すれば、風のある屋外で撮影する際に風切り音を防いでくれます。
このウィンドスクリーンは中にフレームが入っており、ゴムのストッパーにより外れにくくなっているなど、スポンジをくりぬいた安物とは違います。
付属のギターアダプターは、アコースティックギターの収録に使う固定用のアダプターとなっています。
他にも厚いクッション材を挟んであるポーチが付いており、持ち運びの際にマイク一式を入れて保管することができます。
Audio Technica PRO70は感度の高いコンデンサマイクのため、ダイナミックマイクとは違い電源が必要となってきます。電源は単三電池1本を本体に装着するか、XLRコネクタ経由でファントム電源を送り込む必要があります。
仕様では単三電池1本で約1200時間稼働とありますが、電池の管理を考えるとファントム電源を使った方が楽です。なお、ファントム電源はDC11~52Vまで対応なので幅広い機材と連携できます。
Audio Technica PRO70にはローカットモードが付いており、スイッチを一番上に上げるとローカットモードになります。
声の収録では目障りとなる低音をカットするためローカットモードで収録していますが、収録語の調整はSHURE SM58より多めになってしまいます。
SHURE SM58は好みの音質なので収録後にあまり手を加えていないのですが、Audio Technica PRO70でおなじ音質に近づけようとすると、高音を強調するように調整しないと音の抜けが悪く、やや籠もったように感じてしまいます。
これはSHURE SM58の周波数特性が低音をカットし高音が強調するようになっているためです。
これはSHURE SM58の周波数特性が低音をカットし高音が強調するようになっているためです。
今回のAudio Technica PRO70の導入では屋外撮影も想定しての導入で、自由に動き回れるようTASCAM DR-40と組み合わせて使用します。
このTASCAM DR-40については別途レビューする予定ですが、連携して使用する場合について少し触れておきたいと思います。
TASCAM DR-40はPCMレコーダーですがXLRコネクタを備え、MTRとしても使える便利なPCMレコーダーです。
ファントム電源対応のため、Audio Technica PRO70を電池不要で使用でき、TASCAM DR-40で電池の一元管理できるので面倒がありません。
このように短いXLRケーブルで接続し、小さなバッグやポーチにでもまとめて入れてベルトでぶら下げるなりしておけば、ケーブルが邪魔になることはありませんし、ワイヤレスタイプのように自由に動き回ることができます。
そして、細かい音量調整がしにくい1人ロケ環境で効果を発揮する、ビデオカメラのような自動ボリューム調整や、音が割れていてもバックアップトラックでカバーすることができるデュアルレコーディング機能が失敗を防いでくれます。
1人ロケでの撮影はカメラ、音響、出演を全て1人で行うため、あちらこちらと動き回ることが多くケーブルは非常に邪魔な存在ですが、このようにAudio Technica PRO70とTASCAM DR-40の組み合わせで解消しています。
後はSDカードに保存されたデータ(WAVE or MP3)をPCに取り込み、音質を調整して動画編集ソフトで映像に重ねて完成という使い方になります。
音声の別撮りは手間はかかるものの声が聞き取りやすくなるので必須条件だと思っていますが、今回の機材追加により、1人ロケで同録も可能な環境になりました。





















コメント
コメントする