eRemote-3 RM-Pro

家電をスマートフォンでコントロールできるスマートリモコン「eRemote-3 RM-Pro」。外出先からエアコンを操作したり、複数のリモコンをまとめたりと、便利な今時の学習リモコンを体験することで、一歩先の未来を体験でした感じでした。

実は前回レビュー後、実用テストとして約1ヶ月ほど使ってみましたので、再レビューということで、1ヶ月間で気になった点や、便利な点をまとめて公開するとこにしてみました。

使い方が広がるリモコンコンセントとの連携

リモコンコンセント

動画のレビューでは公開していましたが、赤外線リモコンに対応していない家電でも、リモコンコンセントで対応させることもできます。

条件としてはスイッチが入りっぱなしになる家電で、アナログなスイッチを採用しているもの(扇風機、サーキュレーター、デスクライト等)であれば対応していることが多いです。

テストの様子

ただし、ストーブなど、火災や事故に繋がるおそれのあるものは、家電が目視できる状態で使わないと、思わぬ事態を招く危険性がありますので要注意です。

私はサーキュレーターと連携させていますが、リモコンで制御できるとあって、手の届きにくい箇所に設置しておいても使えるのは助かります。


気になる安定性は?

使い勝手

ネットワーク機器で問題となるのが安定性ですが、eRemote-3 RM-Proの安定性は高く、一ヶ月の連続稼働で問題が発生したのは一回だけでした。

11月の始めに、ネットワーク初期化ができていませんという表示が出て、リモコン操作画面に移れない状態となったのですが、結局原因はiPhone側で、iPhoneを再起動すれば使えるようになりました。

ネットワーク機器の場合、関わる機器が多く、問題の切り分けをしていかないと何が悪いのか原因がつかめません。今回の問題が発生した際は、無線LAN親機の再起動、eRemote-3 RM-Proの再起動と順に試してみたのですが、まさかのiPhone側の問題とは思いもしませんでした。
※初期セットアップに失敗する場合無線LAN親機の再起動が有効な場合がある。

現在この記事を書いているまで、トラブルというトラブルはこれだけで、安定性に関しては実用レベルだと感じます。

待たされるのはちょっと
リモコンの反応速度にて関しては、通信を介しているサーバーの処理が追いついていないのか、最近では10秒程度待たされるときがあります。

エアコンの操作では気になりませんが、TVの操作など、直ぐに反応してもらわないと困るときに発生すると非常に使い勝手が悪くなってしまいます。

これについては、メーカー側が今年中にサーバーの強化に取り組むようにしているとのことで、今後の改善に期待したいところです。


温度計の精度

室温が確認できる


私個人としては人間用に使うため。特に大きな問題とは感じていませんが、ペットなど生き物のために導入する場合は少し気にかけておいた方が良いのが、温度計の精度です。

eRemote-3 RM-Proには温度計が内蔵されており、エアコンのリモコン操作画面に室温が表示されますが、最大で約4度高く表示されることがあります。

エアコンを入れて室温が高くなると0.5度程度の温度差まで縮まることもあり、筐体の発熱が原因ではないかと予想していますが、細かな温度管理が必要なのであれば要注意点になります。


オートエアコンの対応機種増加について

外出先からも操作できるのは素晴らしい

残念ながら私の部屋に設置している、ダイキンのAN36NEBBS-Wについては今回の対応機種に入っていなかったようですが、11月にオートエアコン対応機種が広がりました。

個人的には、対応すれば便利になると思っていますが、普段使用する条件をいくつか記録させておけば、マニュアルリモコンでも事足ります。

エアコン設定

例えば、暖房、20度、風速自動、風向き固定の条件を普段使うのであれば、その設定を記録させておけばいいわけです。


便利なタイマー機能

タイマー機能が便利

私の使用しているエアコンにはタイマー機能がついているものの、設定は何時間後にON/OFFというもので、何時になったらON/OFFという設定ができません。

eRemote-3 RM-Proではe-Controlアプリにタイマー機能がついており、何時にON/OFFという単純な機能ではなく、曜日指定までできる優れものです。

毎回、寝る間に起きる時間にあわせて、タイマーをセットしていましたが、今では、寝る前にわざわざタイマーのセットする必要は無くなりました。
※スマートフォンがスリープ状態でもタイマー機能は動作します。


優秀な省エネ設計

24時間稼働し続けるだけに、消費電力が気になるところですが、eRemote-3 RM-Proは超ががつくほど省エネ設計になっています。

ワットチェッカー実測値

サンワサプライのワットチェッカー実測値は、リモコン操作時(赤外線を発した瞬間)に3Wの消費電力で、待機時は計測できる最低数値の1Wを切っており、0W表示となっていました。

電気代を27円/kwhとすると、仮に1Wの消費電力で稼働し続けたとしても、1ヶ月の電気代は約19円となる計算です。これなら電気代を気にする必要はないでしょう。


最後に

eRemote-3 RM-Proを使って一番便利だと思うのが外出先からの操作です。家に帰る際にスマートフォンからエアコンのスイッチを入れておき、帰れば快適な部屋が出迎えてくれるというのは、寒がりの私にとってはとてもありがたいことで、重宝しています。

1ヶ月ほど実用してみましたが、実用性については十分だと感じますので、今後も引き続き活用し、スマートハウスに住んでいるような感覚を堪能したいと思います。