今作では開発スタジオがアメリカへと移り、従来のデットライジングとは雰囲気ががらりと変わって、ゾンビを無双するカジュアルゲームとなっています。
そんなデッドライジング3をナイトメアモード含め、3週ほどプレイして堪能してみたので、その魅力を今回はレビューしていきたいと思います。もちろん、ネタバレは無しですよ!
日本人と欧米人
デッドライジング3は日本人主体のチームが開発していましたが、今回、初めてアメリカのカプコン・ゲーム・スタジオ・バンクーバーによる制作になりました。
やはり、国外主体のチームだと、その国の文化の違いがはっきり出てくるものだと感じる仕上がりになっています。
デッドライジング3は、従来と同じくオープンワールド系ですが、今作では屋外がメイン、しかも4つの小さいエリアに分かれた街が舞台となっています。
前作の湿っぽいところを所々感じた屋内とは違い、青い空と乾いた空気が開放感を感じさせ、思わずゾンビをヒャッハーッ!したくなる気分にしてくれます。
さらに、爽快感を追加するのが主人公の無双ぶりです。前作とは打って変わり、自動車はそこらに置いてあるので乗り放題。もちろん、道に群れをなしているゾンビをボーリングのピンのように吹き飛ばすことも最初からできます。
今作では車両も武器のように組み合わせることができ、コンボ車両はゾンビがあっという間にミンチなる強力なパワーを持ったものが多く、序盤からストレス解消ゲームになっています。
最初のレベルではゾンビ相手に苦戦しますが、レベルが中ほどになると無双ゲームに変わっていき、ゾンビの群れに臆することも無くなります。
銃などの火器はもちろんですが、コンボ武器の火力は大幅に増加しており、スーパーコンボクラスの武器はゾンビの群れが1発でぶっ飛ぶぐらい過激な火力で、その様子は無双系ゲームかと思えるほどです。
そして、その爽快感が何度でも味わえるのがセーフハウスシステムです。前作のセーフハウスは生存者が集まったエリアでしたが、今作は街に数カ所存在し、セーブ、ロッカー、生存者掲示板が存在します。
このうち、ロッカーは今までに入手したアイテム全てが手に入るシステムで、制限はあるものの、強力な銃やスーパーコンボ武器が何度も入手でき、ゲームのテンポを心地よいものにしてくれます。
ただ、ナイトメアモードでもノーマルモードのステータスを引き継いでしまうため、本当に難しいレベルを味わいたいのであれば、縛りプレイ必須となります。それほどサクッとプレイできるカジュアルなゲームに仕上がっています。
特に、レベルが最高になると解放されるスキルはゲームバランス崩壊もので、回復アイテムは体力をあっという間に回復し、コンボ武器の元になるアイテム制限が緩和され、そこら辺に落ちているアイテムで強力なコンボ武器がつくれるなど、マゾプレイを楽しみたい人には完全にヌルゲーとなってしまいます。
また、従来まではシナリオ開始の時間が決まっていたため、その時間にシナリオを進めないとバットエンドになってしまいましたが、今作では好きなタイミングでシナリオを進めることができるようになり、ゲーム中の自由度が上がっています。
これらの要素から、適当にプレイしていてもあっという間にレベルが上がり、気がつくとゾンビを無双していたという状態になるほどの変わり具合で、前作までの緻密なプレイを求められるスタイルが苦手な人には最適なゲームとなっています。
コンボ車両で大暴れ、強力なスーパーコンボ武器でゾンビ無双、サクサクと進めるストーリーなど、爽快感あふれる仕上がりに、分りやすい良いじゃない!と感じるものがあります。
前作プレイ中、あまりのゾンビの多さと武器の弱さに飽き、途中から弾丸無限チートでプレイしていたのが嘘のような爽快感で、現在4週目のプレイで、あと少しで20万キルのチャレンジが終了しそうです。
日本語版の違い
日本語版は字幕のみとなりますが、この翻訳もゲーム並みにぶっ飛んでおり、誤訳はもちろんですが、人が死んだのにワオ!とか軽いノリだったり、突然口調が変わるなどローカライズは適当です。
ストーリ自体がそれほど濃厚ではなく、主人公に感情移入するような内容でもないため、ある意味では笑いのネタみたいになっています。
また、ゴア規制も少しはいっており、ノーマルのバージョンが内蔵や頭が弾けるような表現があるのに対して、日本語版は規制がかかり、攻撃の一部に何しているんだ?と感じるものがあるなど、一部変更が入っています。
ただ、海外版でも日本語字幕は入っているとのことですので、海外版を日本語字幕でプレイすれば、本来のゴア表現が可能になるとのことです。
※海外版は登録時にVPN等によるIP偽装が必要
日本語版の違い
日本語版は字幕のみとなりますが、この翻訳もゲーム並みにぶっ飛んでおり、誤訳はもちろんですが、人が死んだのにワオ!とか軽いノリだったり、突然口調が変わるなどローカライズは適当です。
ストーリ自体がそれほど濃厚ではなく、主人公に感情移入するような内容でもないため、ある意味では笑いのネタみたいになっています。
また、ゴア規制も少しはいっており、ノーマルのバージョンが内蔵や頭が弾けるような表現があるのに対して、日本語版は規制がかかり、攻撃の一部に何しているんだ?と感じるものがあるなど、一部変更が入っています。
ただ、海外版でも日本語字幕は入っているとのことですので、海外版を日本語字幕でプレイすれば、本来のゴア表現が可能になるとのことです。
※海外版は登録時にVPN等によるIP偽装が必要
EMT!
今作の主人公は自動車整備士の青年ニック。元々孤児だった彼は、首筋に掘られた謎のタトゥーの秘密をストーリーの中で知ることになります。
このゾンビアウトブレイクの裏に隠された本当の真実へたどり着くため、彼は孤軍奮闘するわけですが、道中出会う登場人物は敵味方含め個性的なキャラクターばかりでストーリーを盛り上げてくれます。
気が強くリーダー的な存在「ロンダ」
気の強いメカ好きおばちゃん!ストーリー後半では思い悩むこともあるようだが・・・。
名前も酷ければ、素行や口も良くなく、まるで某社への当てつけかのようなキャラクター「ディック」。何処かで見た容姿なのは気のせいか?
ちなみに彼は協力プレイ時に操作キャラクターとして使えます。パワー●イザーは使えませんけど。
希望を失った元レスラーのチンピラ「ゲイリー」。ボスと呼ぶ人の元で働いているらしい。
ははっ!ゲイリー!ってゲームが違うか。
ニックと同じ孤児院で育った気弱な幼なじみ「ディエゴ」。彼の首にも主人公と同じく数字のタトゥーが入っている。パッチャママ!
そして今作のヒロインエーリカちゃんこと 「アニー」。EMT!EMT!
海外ゲームメーカーの女性キャラの酷さを見ると、やっぱり3Dの女性キャラは日本のゲームメーカーに任せるべきだと思うんですよね(遠い目)。
また、各所で暴れているサイコパスやストーリーで立ちはだかる的キャラクターも、これまた個性的なキャラクターばかりで楽しませてくれますし、前作までのデットライジングをプレイした人にはサプライズも用意されています。
あの人は今ではないですが、前作で登場した顔ぶれがストーリー中に登場するので、前作をプレイした人は思わず「年とったな~」と感じると思います。
他にも、目立たない存在ではありますが、助けた生存者と自由に同行することができ、最大で5人の生存者とゾンビをフルぼっこすることができます。
スキル解放したら棒系アイテムと銃系アイテムで作れるコンボ武器、スプリットショットを持たせると、回りのゾンビを味方ごと打ち抜いて勝手に無双していきます。さすがに生存者だけあって強いです。
日本語版はDLC同梱
日本語版はDLCが同梱されており、メインストーリーで登場したキャラクターのサイドストーリーが楽しめるようになっています。
メインのストーリーを補完する意味もあり、より深くデッドライジング3を楽しめる内容となっていますが、こちらは少しおつかいミッションが多めで、やらされ感が強めとなっています。
また、現在は改善されたかもしれませんが、バグによりサブミッションの地点が消失することがあり、実績が埋められないこともあるので、完璧なプレイを求めるとなると苦行になってきます。
ただし、ストーリーモードのステータスを引き継ぐため、メインのストーリーを埋めていくのであれば、サクサクとプレイできるようになっています。
メインのミッションのみ進めるのであれば、1つのキャラクターあたり2~3時間程度のボリュームとなっていますので、クリア後もサクサクと楽しめます。
まとめ
基本的にストーリー自体は真面目なのですが、馬鹿ゲー要素が強いため、女装や甲冑姿など、変態的な容姿でムービシーンに突入すると、シリアスな雰囲気をぶち壊してそのギャップに思わず笑ってしまったり、ただ、ひたすらゾンビ無双をする爽快感あふれるプレイを楽しんだりとカジュアルプレイができるのでストレス解消に楽しめます。
前作までの緻密なプレイを楽しんでいた人には、大ざっぱすぎるため向いていませんが、ちょっとゾンビ倒してくる!といった軽いノリでプレイしたい人にはお勧めです。
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