Netx-mining



Bitcoinの次に価値ある仮想コインとして採掘していたLitecoinですが、採掘難易度の上昇に伴い採算性が悪化し、マイナーコインへのバブル目的投機と採算性に目を付けた採掘者がLitecoin以外のコインを採掘し始めたため採算が厳しいものとなってきました。

そこでポストLitecoinを探すべく、採算性が高く長期間安定して掘り続けることができる仮想コインを探して掘ることにしました。


採算性の高いコインを探すには?


Coinwars


世の中便利サービスがあり各種仮想コインの採算を一気に計算してくれるCoinWarzというサイトがあります。

このサイトの上にある記入欄に採掘PCのハッシュレート、消費電力、1Kw/hあたりの電気代を入力して「Calculate Profitability」ボタンを押すと自動的に各種コインの採掘量を計算してくれます。

Bitcoinを初めとするSHA-256系の仮想コインはすでに採掘専用機を使わないと採算が合わない物ばかりなので、採算性の高いScrypt系のコインが狙い目です。

採掘PCの数値入力欄の上にある「Scrypt」のみチェックを入れて計算するとScrypt系コインのみ表示されます。

採掘計算


画像は私の採掘PCの能力をあわせた数値入れて計算しています。上にある仮想コインほど採算性が高いものとなっています。
※採掘PCを組んだりGPUを追加購入する際はこちらの記事を参考にどうぞ。計算はCoinWarsでどうぞ。

Est. Coinsが採掘できるコインの量(現状の採掘難易度での採掘量/24時間平均)、Revenue/Profitは収入と電気代を差し引いて残った利益を表示しています。

Earn 1 BTCは1BTC相当を採掘するための日数(採掘難易度の変化は計算されていない)となっており、この数値が少ないほど採算性が高いということになります。

これなら簡単に採算性の高いコインが見つかると思ったら落とし穴があります。

現在はBitcoinのだけでなくマイナーコインのトレードにも投機筋が入ってきています。その結果、相場が急変しこの順位も直ぐに入れ替わってしまいます。

採掘するには常に上位にあるコインを採掘しないとあっというまに相場が値崩れし、採掘したものの採算性が合わないということもあります。

dogecoin


そこで数日間この順位を眺めていましたが常に上位にあるコインを見つけました。それがDOGECOINです。

このコインは海外のミーム(日本でいうアスキーアートなどのインターネット上の一部で流行しているもの)が元になっている仮想コインで、なんと、日本の柴犬(かぼすちゃん)が元になっている何とも面白いストーリーを持った仮想コインです。

LongCatといい何だかとんでもないものまで海外に輸出している日本ですが、日本でもDOGECOINに続けとモナーコインが立ち上がり、日本発祥の仮想コインとして活動をしています。今後の展開に期待です。

話はそれましたが、現在の私の持っている採掘PCの能力でDOGECOINを掘ると1日当たり約19USDの利益が出る計算となりました。電気代を差し引いてこれですからかなりの採算性となります。

Litecoinの採算性


ちなみにLitecoinは約3.5USDと採算性はかなり劣っています。これまで約7万円の費用をかけて作成した採掘PCのコスト回収は18500円で回収はほど遠いわけですが、DOGECOINを採掘すれば計算上1ヶ月以内にコストを回収できる計算になります。

さらに日本円のBitcoinレートは海外の1.2倍なので、19USD/日採掘できるということはJPY/BTCレートで23USD相当となります。これはとんでもない採算性です。


DOGECOINを掘る!

ここほれワンワン!とかぼすちゃんに言われたので早速DOGECOINを採掘してみました。

採掘するにあたって大事なのは、集団採掘所全体のハッシュレートが採掘対象仮想コインのネットワーク全体のハッシュレートに対して高いことがあげられます。

採掘能力が高い集団採掘所は安定してブロック(コイン)を発見することができるため、安定してコインをもらうことができます。

集団採掘所


今回参加した集団採掘所はFAST-POOL.comというところでDOGECOIN採掘専門の集団採掘所となっています。

この集団採掘所はネットワークの約1割というハッシュレートをもっているためブロック発見率は高く安定してコインが手に入ります。

さっそくLitecoinを採掘していた採掘PCと、採算性が合わなくなって採掘に使用しなくなったメインPCを採掘へとまわしてみました。
※FAST-POOL.comはmining proxy不要

ハッシュレート


採掘PCはほぼ計算通りのハッシュレートを集団採掘所で出しており、計算通り1日10,000DOGEを手に入れることができています。

FAST-POOL.com では最低10,000DOGEから払い出しとなっており、日々DOGECOINクライアントに入金されます。しかし、相場が暴落する可能性を考え、手に入れたDOGECOINは即座にBitcoinに交換しています。


仮想コインのトレードは?

採掘したDOGECOINはBitcoinに変えるわけですが、私が使っている取引所Mt.goxとBTCeはどちらもDOGECOINを扱っていません。

そこで今回、新規に仮想コインの取引所に登録をしてみました。

CoinEX


今回登録した仮想コインの取引所はCoinEXです。ここではマイナーコインを含む各種仮想コイン同士を交換することができる取引所になっています。

使い方自体はBTCeとそれほどかわりありません。CoinEXでDOGECOINをBitcoinに変えた後にMt.goxに送りJPYに交換する流れで日本円に変えています。

問題はMt.goxの出金処理が劇的に遅い点で、1月6日に依頼した出金が未だに口座に振り込みされないという遅さに不満が募ります。
※追記 1月29日無事に口座に入金されました。

取引手数料が高いのだから従業員を増やすなりして業務を円滑にしてもらいたいところです。

ちなみに、この記事を書いている最中に採掘難易度が31%も跳ね上がりDOGECOINの採算性が劇的に低下しました。

次に来るのはTAG COINかとにらんでその動きを調べていますが、常にマイナーコインの動向を見ていないと高い採算性は得られないということを身をもって理解したところです。

しかし、流れさえつかめれば設備投資した以上の見返りをえることもできると確信しましたので、今後さらなる設備投資も考えています。それはまた今後の話ということでご期待下さい。