メインのPCと隔離した環境が必要となったため、手元にあった元ジャンクのノートPCを使い始めたのですが、机の上が狭くなるので何とかならないかと調べていると、ちょうどいい物をみつけました。
ノートPCを机に固定するアームスタンドです。
ノートPC用のアームスタンドはモニターアームと同じように、高さや角度をある程度自由に調整できるものですが、その最大メリットは必要なときに手元に出し、不要なときは横に避けておくことができるという点です。
今回はそんなノートPC用のアームスタンドでも低価格のエントリーモデルであるEVERGREEN EG-ARM332Nを購入してみました。
パーツ構成はモニターアームに非常に似たような構成となっています。ノートPCを設置する台座がなければモニターアームかと思うほどです。
アームは荷重がかかるため堅牢な作りになっています。特にスタンドを固定するクランプ部分は荷重のかかる部分だけに肉厚の鋼板でしっかりとした作りになっています。
逆にクランプで挟み込まれる机側も堅牢なものでないとぐらついたり天板を破損したりしますので、私が使っているfantoni GTのようなある程度しっかりとした机が必要です。
パーツの組み立ては簡単で、六角レンチは付属しているためプラスドライバーを用意すれば組み上げることができます。
アームの関節部分はボルトで連結されていますが、このボルトの締め具合によりアームの角度を固定したりフリーにしておくことができます。
また、アームの途中にはケーブルを固定するケーブルホルダーが設置してあるので、邪魔になりがちな電源ケーブルなどを綺麗に処理することができます。
最後にアームの先にノートPC用の台座が付くわけですが、アームの堅牢ぶりを見た後だとノートPC用台座の鋼板の薄さに少し不安を覚えてしまいます。
厚みが薄いため力を入れると曲がってしまうほどで、安物のPCケースの外装のような作りに、もう少しこちらにも力を入れて欲しかったと感じてしまいます。
この台座は手前に角度(30°)を付けることができ、文字入力時にキーボードを打ちやすくできます。
また、台座の前には収納式のキーボード用のスタンドが設置してあり、追加でキーボードを置いておくこともできます。
※キーボードはバッファローコクヨサプライBSKBB01BK
ただし、剛性はあまり良くないので、本格的なキー入力はノートPCのキーボードを使った方が無難です。あくまでも補助的な機能として考えておいた方がいいでしょう。
今回使用する環境ではキー入力はほとんど無く、収納式キーボードスタンドは台座の角度が水平になるとアームと干渉するため取り外しています。
本格的なキー入力用には追加で取り付けることができるキーボードスタンドが用意してあるので、文書入力を考えているのであれば、そちらを使うことを検討してみるといいかもしれません。
台座へノートPCを固定するにはマジックテープを使用します。
この固定方法は台座が浅い角度の場合有効ですが、垂直に近い角度や垂直を超えた角度では固定能力を発揮できません。
しかし、EG-ARM332Nの角度調整は手前に30°までとなっているため、マジックテープを貼り付けるだけでも十分に固定することができます。少なくとも通常の操作に関しては突然外れて落下ということにはならないでしょう。
なお、マジックテープは冷却用の空気取り入れ口を塞がないように注意する必要があります。 折角のパンチングメッシュで冷却性を高めている台座の機能が台無しになってしまいます。
他にも台座と干渉してノートPCに傷が入るのを防止するクッションシールも付いており、ノートPCのそこが干渉する四隅に貼り付けておけば、底を傷つけることもありません。
仕様の積載ノートPCは3kg以下、A4サイズ以下のノートパソコンとなっています。完成後DELLのE5520を載せて使っているのですが、キー入力時には少し揺れるもののぐらつくようなことはありません。
取り付けて1週間以上使用していますが、置き場所の無かったノートPCがテーブルのサイドに設置できただけでなく、必要に応じてデスクトップと作業空間を切り替えることができるのでかなり助かっています。
余談ですが、この商品はサンワサプライなど複数のメーカが販売しています。検索したときに同じものが複数のメーカーから販売されて迷ったのですが、おそらくOEM商品だと思われます。
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