Apple認定 整備済製品


年末年始はつい財布のひもがゆるみがちになります。中には最新のiPad Airを狙っているかたもいると思います。

でもiPadが欲しいと思っていた場合、最新のiPad Airを選択するのが最良の答えか?実はAppleにはAppleが認定した整備済製品の旧モデルiPadというもう1つの選択肢が用意されています。

今回はiPad Airの前モデルであるiPad RetinaディスプレイモデルのApple認定 整備済製品から、そのメリットを探っていきます。


iPad Retinaディスプレイモデル認定整備品

今回手に入れたiPad RetinaディスプレイモデルはWi-Fiモデルの16GBで売価は38,500円。最新のiPad Airが51,800円ですから価格だけで比べるとかなり割安に感じます。

Apple認定 整備済製品のメリットはまさにこの価格です。


美しいデザイン


逆に最新のiPadに、その価格差だけの明確な差があるのかというと、私はそうは感じません。


仕様だけでみると、iPad RetinaディスプレイモデルとiPad Airの仕様に違いはあるものの、実際に使用するうえで明確な差が出にくくなっています。

中古とは思えない品質


私は初代iPadを所有後、周りの方々に2代目から4代目となるiPad Retinaディスプレイモデルをさわらせてもらっていますが、新しいiPadが出るたびに先代のモデルとそれほど差がないことを毎回感じていました。

傷一つ無い背面パネル


何故か?それはAppleのブランディングとマーケティングに要因があります。Androidタブレットの驚異的な伸びに対して、Appleは常に牽制を掛ける必要があったためです。


ディスプレイも綺麗


そのためパフォーマンスから見た場合ニーズが無くとも、頻繁に市場に新製品を投入することにより、Appleのブランドとシェアを維持する必要があったのです。


もちろん新製品が過去の世代のモデルより劣ることはあってはならないこと。そこで常に高見を目指した仕様になっています。


箱が通常品と違う


もし、Androidのように玉石混合のタブレットとiPadが同等視されることはAppleとしては致命的であり、そうなれば今の価格設定を維持することもできなくなるでしょう。


このため、iPadは過剰ともいえるスペックの商品を立て続けに供給し続け、スペックはすでに飽和してきており、4世代目という型落ちのiPadを手に入れたとしてもパフォーマンス的には満足がいくものとなっているのです。


iPad mini


ただし、初代iPad miniはRetinaディスプレイではなく、現行のiPad mini Retinaディスプレイモデルと比較すると、はっきりとディプレイの性能差が見えてしまうので要注意です。これは2世代目と3世代目のiPadにもいえます。


もちろんApple認定 整備済製品とはいえ中古品(店頭掲示品、返品、初期不良品を整備したもの)ですから、誰かが使用したものであることに間違いはありません。それが精神的に許せないのであれば、最新のiPadを選択するのが正解でしょう。

背面


しかし、届いた箱を開けてびっくり。なんと中に入っていたApple認定 整備済製品のiPadはまるで新品でした。


このレビュー記事に掲載されている写真はApple認定 整備済製品のiPad Retinaディスプレイ Wi-Fiモデルの16GBなのですが、見てのとおり中古とは思えない品質です。

ディスプレイ


驚いたことに傷がひとつも見あたらないのです。ディプレイもそうですがバックパネルですら傷一つ見つけることができませんでした。


充電器


もちろん、Lightningケーブルも充電器も新品同様で、傷も汚れも無い綺麗なものがセットされています。おそらくApple認定 整備済製品の箱に入っていなければ、新品といっても誰一人疑わないほどの品質です。

Lightningケーブル


中古だからといってAppleのブランドを落とすような商品は提供しない、「これがAppleブランドなんだ!」という意志をまざまざと見せつけられた感じでした。

さらにうれしいのが、中古なのに製品保証を1年も付けてくれることです。

中古では1年も保証を付けてくれるところはそうそうありません。保証についてもまるで新品並のサービスとは恐れ入りました。


これが一般の小売店で売られている中古だと玉石混合で、価格なりの程度のものしか手に入らなかったでしょうし、保証も1年はありえないでしょう。


Retinaディスプレイ


その後、iPadを立ち上げセットアップし、サファリでブラウジングをしたり設定など一般的な操作を試してみましたが、特にひっかかるような動作もせずインターネットやメール、SNS関連など負荷の小さいアプリを使用するのであれば必要十分な性能を持っています。

Smart Cover


セットアップ後、使用者本人に渡すことになったのですが。やはりケースかカバーは必要だろうということで、その形状が過去に話題となったiPad Smart Cover(別名 風呂蓋カバー)を同時に購入しておきました。

フィット感抜群


Apple純正品オプションだけにデザイン性とフィット感は抜群でした。iPadのスリムなボディを殺すことなくディスプレイを保護しスタンドにもなります。


カバーを閉じた状態


外に持ち出して使うのであれば背面まで覆うケースをお勧めしていましたが、ほぼ屋内での使用しかしないということでカバーを推しました。

スタンドにもなる


今ではリビングで気になった情報を調べたりする用途に使っているようですが、日本のスマートフォンシェアの半分を持っているといわれるiPhoneと操作性が似ているだけに、分からないことがあっても、周りに聞けば誰かが教えてくれるのはiPadのメリットでしょう。

まとめ

Apple認定 整備済製品はセールストークにある「新品並みの品質」どころか、新品と何が違うのか素人目には理解できないクオリティでした。


最新のモデルにはこだわらない。中古でもしっかりとした品質のものが欲しいという人には、まさに最良の選択肢なのではないでしょうか。