さくさく動いてストレスフリーのiPhone5sですが、特徴の一つにスローモーション撮影機能があります。
このスローモーション機能でいろいろと遊んでみようと思い、iPhoneやスマートフォンを三脚に取り付けるマウントを買ってみました。
前回の記事で色々と調べてみて候補を絞ってみたところ、最終的に残ったのがClasp for smartphoneとFT-Hで、今回はClasp for smartphoneを紹介していきたいと思います。
Clasp for smartphoneは簡単なパッケージに入っており手軽に購入できる価格帯の商品です。
中身はこのクリップ形のマウントが1つ。
取り付け方は洗濯ばさみのように開いて、スマートフォンのフレームを挟むだけという簡単な構造になっています。
実際に取り付けてみたところ、三脚用のマウント意外にもスタンドとしても機能します。
動画を見る際にちょうどいい角度になるのでスタンドとして使うのもありかと思います。
三脚への固定にはネジを使います。底に三脚の標準規格ネジ1/4-20UNC用のネジ穴があるので、三脚の雄ネジで固定するだけです。
試しにローアングルやマクロ撮影に最適なSLIKのMini IIに取り付けてみました。
Clasp for smartphoneはデジカメを取り付けたときと角度が違い、雲台を少し手前に倒して水平になります。
実際に撮影する場合はこのようになります。カメラの焦点距離的に、被写体をめいっぱい画面に写そうとすると、ここまで近くに寄らないといけません。
普通の三脚だと遠すぎるので、なるべく低めの三脚を用意しておいた方がいいでしょう。
なお、この状態で撮影したのがこの写真です。
三脚のパーツが一部入り込んでいるのと、カメラのCMOS処理の特性から、蛍光灯特有のフリッカー現象(ちらつき)の影響を思いっきり受けています。太陽光や白熱灯、LED光源(ちらつき少ないもの)ではこのような現象は起きません。
iPhoneを使い、蛍光灯を光源として撮影したいと考えているのであれば、この点は考慮しておかないと失敗します。なお、動画ではこの現象は起きません。
次に通常の一眼レフ向け三脚、VelbonのCarmagne E5400に取り付けてみました。雲台の自由度が高いので、動画の撮影もスムーズに行えます。
こうやってみると、凄い不釣り合いなのですが、実際に使ってみると角度が普通のデジカメと違うため、操作に若干クセはあるものの、機能的に十分に満足できるものとなっています。
YouTubeのレビュー動画でスマートフォンを片手に撮影している方を見ますが、揺れて見にくいうえ、酔ってしまう人もいるので、このマウントで三脚にスマートフォンを固定して撮影すればかなり改善されるはずです。
折角の動画も見てもらえなければ悲しいですから、この程度は投資して損はないと思いますよ。
次回はもう一つ頼んでおいたスマートフォン三脚固定用のマウントと、スローモーション機能で遊んでみた動画を公開する予定です。おたのしみに。
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