Laineemaで家電を、しかもキッチン家電を取り扱うことになろうとは思いもしませんでしたが、かなり面白いコーヒーメーカを景品でもらったのでレビューしてみました。
普段デジモノばかりレビューしている私が、コーヒーの味が分かるのかと思っているかもしれませんが、実はコーヒーには若干こだわりがあり、インスタントと缶コーヒーは受け付けないほどです。しかも、1日3杯はドリップコーヒーを飲んでいる珈琲ジャンキーだったりしますので、その点はご安心を。
ものはドイツはメリタ社のコーヒーポッドマシーン MKM-112/Bです。
冒頭でも記載しいているとおり、一般的なペーパードリップタイプのコーヒーメーカーではなく、加圧したお湯を専用のポッドに通すもので、44mmカフェポッドを使ったエスプレッソマシーンに似たようなものとなっています。
コーヒーポッドマシーン MKM-112/Bでは、44mmカフェポッドではなく、新たに規格化された60mmのカフェポッドを採用しており、規格ロゴが表示してあるカフェポッドであればメーカー問わず使うことができます。
さすがに、家電量販店やホームセンターに売っているコーヒーメーカーの倍以上のお値段だけに、デザインは今時のキッチンにマッチするものになっています。
カフェポッドはロックレバーを上にあげて、トレイを手前に引くと出てくるカップに収納します。
コーヒーポッドマシーン MKM-112/Bは、コーヒーを同時に2杯を抽出することができ、その際は、カフェポッドを2個使用する2杯用カップに切り替えて使用します。
コーヒーカップを置くテーブルは受け皿が下にあり、抽出後のしずくやコーヒーがあふれても受けとめてくれます。金属製のカバーが、これがまたいい感じの雰囲気を出しています。
コーヒーカップの位置が下にあると、抽出時にコーヒーが少し跳ねるので、その際は背の高い受け皿に交換すれば、コーヒーが跳ねにくくなります。
背面を見ると後ろにウォータータンクがあるのが見えます。 このウォータータンクはセパレート式になっているので、メンテナンスがし易くなっています。もちろん、ウォータータンクを取り付けたまま給水もできます。
少し気になったのが、ウォータータンク内に設置してあるフロートの汚れです。
このフロートは水量を確認するための装置ですが、マグネットの磁力で本体側のスイッチを動かす構造なのか、さびた鉄粉のようなものが付着していました。
ウォータータンクから取り出し綺麗に拭き取って戻しましたが、飲料に使うものだけに、あまりいい気分ではありません。
ウォータータンクを外すと仕様が記載してあるラベルが見えるのですが、消費電力が1000Wと表記されています。
1000Wといえば、電子レンジや湯沸かしポットの消費電力があるので、コンセントを単体で使用しないとブレーカーが落ちる可能性があります。特にキッチン家電は消費電力が大きなものが多いので要注意です。
早速キッチンに持ち込んでみましたが、違和感なく溶け込んでいます。
使い方は、電源コードを差し込み、水を入れたウォータータンクをセット。
1杯もしくは2杯用のカップにカフェポッドを詰め込んだら、トレイをロック。
電源ボタンを押してお湯が沸くのを待ちます。お湯が沸いたら電源ボタンが点滅から点灯に切り替わるので、コーヒーカップを置いて、1杯もしくは2杯抽出のボタンを押してコーヒーを抽出。
抽出口は2カ所あるので、1杯の場合はこの抽出口がカップからはみ出ないように設置し、2杯の場合はまたがるようにコーヒーカップを設置することで、2杯同時に抽出することができます。
この作業行程が意外と面白く、物珍しさも手伝って家族の間で評判になっています。
コーヒーポッドマシーン MKM-112/Bは圧力を掛けて抽出するので、エスプレッソマシーンのようにクレマ(泡)が出てくるのですが、これはペーパードリップ出せないので、思わずおおっ!とうなってしまいました。
カフェポッドのメーカーやコーヒーの品種によりクレマの出は変わりますが、多めのものは表面がクレマで覆われるほどです。
今回はキーコーヒーのカフェポッドバラエティパックKPV-10を試したのですが、加圧したお湯を瞬時に通して抽出するため、苦みの中に雑味が混じらずスッキリとした飲み応えのコーヒーでした。
他のメーカーのカフェポッドも試したいと思って検索したところ、いつも会社で飲むコーヒーを買っている澤井珈琲で、60mmカフェポッドを取り扱っているようなので、今度はそちらを試してみようかと思います。
抽出後のお手入れも簡単なのもうれしいところで、トレイを引き出した後、カップをカフェポッドごと持ち上げてゴミ箱にポンとカフェポッドを捨て、さっとカップを水洗いすればOK。
ずぼらな私ですが、10秒もあれば手入れが終わるので、使うのが苦になりません。 カフェポッドは1つが40円程度とペーパードリップよりコストは高めですが、気軽に使える便利さと、圧力抽出によりひと味違ったコーヒーが楽しめるとあって、コーヒー好き、もとい私のような珈琲ジャンキーには是非一度試してもらいたいコーヒーメーカーです。
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