Amazonが発売するKindleFireHDはタブレットの中でも少し異色のコンセプトで設計されたタブレットで、良く比較されるiPad miniやNexus7とは毛色の違うタブレットです。
そんな一味違ったKindleFireHDを今回は徹底的にレビューしつつ、KindleFireHDとはいったいどのように使うものなのか、その答えを探ってみました。
●他のタブレットとKindleFireHDとの違いは何?
KindleFireHDのいったい何が他の汎用タブレットと違うのかというと、他の汎用タブレットはPCのように汎用性を持たせることを最優先しており、使う人の環境に合わせて環境を構築することができます。
しかし、KindleFireHDは汎用性ではなく、AmazonのKindleコンテンツを簡単に買って使えるようにする、Kindleコンテンツに特化するというコンセプトで作り上げられたタブレットなのです。
ですから、汎用タブレットとは違い、AmazonのKindleコンテンツと非常に密接した作りになっており、汎用タブレットと同じ感覚で使おうとすると、そもそものコンセプトが違うため間違いなく不満が出てきます。
KindleFireHDはAmazonのKindleコンテンツである音楽、電子書籍、アプリまたはAmazonでのショッピングを活用する人に最も向いているタブレットですので、Kindleのサービスを活用している人や、Kindleのサービスを積極的に活用したいと考えているひとに向いています。
ちなみに、Kindleコンテンツの電子書籍については、Kindleシリーズのタブレットだけでなく、iOSやAndroidで公開されているAmazon公式のKindleアプリをインストールすれば、同じようにiPadやAndroidタブレットでもKindleの電子書籍を楽しむことができますので、Kindleコンテンツの購入後は様々なモバイル端末で電子書籍を楽しめます。
なお、KindleコンテンツについてはPCからでも確認と購入をすることができますので、事前に自分が欲しいコンテンツが用意してあるのか、AmazonのKindleストアで確認してから判断することを強くお勧めします。
●KindleFireHD実機レビュー:外観
パッケージはKindleではなくAmazonのロゴが入ったボックスで送られてきます。
封を外して蓋を開けると本体の登場です。
フタ側には説明書が入っています。
白黒2種類の説明書が出てきました。
白色の説明書はおそらく初期のサービス開始国向けの物で日本語の表記は一切ありませんでした。黒色の説明書には充電とボタンの配置について簡易的な説明が書いてあるだけです。
この頃では、紛失防止やコストダウン、利便性など様々な理由のため説明書が電子化されて本体に入っていることがありますが、例に漏れずKindleFireHDも説明書は本体内にヘルプ項目として内蔵しています。
KindleFireHD本体を持ち上げると下から付属のUSBケーブルが出てきました。
付属のケーブルは通信兼充電用のUSB-MicroUSBコネクタケーブルです。実際に付属のケーブルを使用して充電したところ、PCからでもUSB電源アダプターでも充電ができました。
Androidタブレットやスマートフォンに多い、データ線のショートをしていないUSBケーブルをUSB電源アダプターで使うと充電ができないという、相性問題が発生する仕様ではありません。
モバイルバッテリーやUSB充電器はほとんどの物が難なく使えるでしょう。
ここで内容物の一覧です。
KindleFireHD本体
簡易説明書2冊
USB-MicroUSBケーブル
ここで1つ足りないものがあります。そうですKindleFireHDには充電器が付属していません。
このレベルの物を通常ありえない価格で販売しているしていることを考えると、売価を下げるため付属していないのだと思います。
KindleFireHDはPCでも充電できますが、急速充電には5V2A近くの出力があるUSB電源アダプターが必要です。
AmazonのKindleストア
また、こちらで紹介しているような複数のUSBコネクタを装備したUSB電源アダプターも、価格は少し高めですが、急速充電ができるうえ、複数の機器の充電が同時にできるのでおすすめです。
タブレットのモニタ面にはボタン1つ無いシンプルなデザインとなっています。
モニタ面にはフロントカメラが備えられています、iPad miniやNexus7では縦に持ったとき上部のセンターに前面カメラが来るように設計されていますが、KindleFireHDは横に持ったときに上部のセンターに来るようになっています。
KindleFireHDは横置きを重視した設計となっており、背面にあるスピーカも横にしたときに左右に来るように配置されているので、動画を見る際に片方からしか音が出ないので雰囲気が今ひとつ物足りないということがありません。
本体下部(横置き時)にはMicroUSBコネクタとMicroHDMIコネクタが用意されています。MicroUSBコネクタは充電と通信兼用です。
MicroHDMIコネクタはケーブルを用意さえすれば、HDMI入力に対応した今時のパソコンモニターやデジタルテレビと接続して大画面でコンテンツを楽しむことができます。
本体右側はスピーカーと電源ボタン、ボリュームボタン、マイクロフォン端子が用意されています。
電源ボタンやボリュームボタンは、タブレットでは珍しく出っ張っていないデザインで、スマートな印象を受けます。
ただし、実用的な観点から見た場合、ボリュームは良いのですが、電源ボタンは小さくて押しにくいのでスリープの解除には少し手間取ります。
マイクロフォン端子については、低価格タブレットにありがちなノイズも無く、クリアな音質でした。
本体上部は内蔵マイクのホールがあるだけです。
本体左側にはスピーカー意外には何もありません。
本体背面は一面ラバー塗装になっています。
Nexus7の背面で採用されている樹脂塗装とは違い、ラバー塗装は意外なことに指紋が目立つので、暫く使って裏側をみると長時間使ったタッチパネルのように汚れます。
ただし、ラバーだけに滑りにくいので、デザインよりも実用性を重視していることがうかがえます。
モニターの映りについては価格以上の映りで、Nexus 7と比較しても全く引けを取りません。
最初にロック画面を見たときに、「この価格でこの映りはありえない」と思ったほどで、良い意味で裏切られました。
それもそのはず、Kindleシリーズの売りはなんといっても電子書籍であり、本を読むのに表示するモニターが綺麗であるということは必須条件です。
実際に電子書記を読んだ感じではフォントはぼやけずしっかり表示されているため、閲覧していて見づらいと感じることはありませんでした。
ただ、若干気になったのはモニターの発色について黄色がやや強めになっている点で、小説などの白地に黒文字の電子書籍を読む時に注意すると目立ちます。
とはいえ、普段の使用では特に問題になることはありません。
バッテリーの容量は3.7Vの4400mAhとNexus7の4325mAhとほとんど変わりません。
スタミナについては11時間以上連続使用可能と表記がしてあるものの、動画を再生すると思ったよりバッテリー減りが早く、フル充電から空になるまで約6時間となりました。
同じようなテストではNexus7では50%まで減るのに約3時間、iPad miniでは底をつくまで約9時間というテスト結果になっています。
重量は7インチタブレットにしては若干重めの391gとなりました。308gのiPad mini(Wi-Fiモデル)と比べると重たいと感じます。
そのため、人差し指と親指に挟んで使うには重たすぎで向きません。手のひらにホールドし、肘か腕を机などで支えるスタイルが一番合っています。
タッチ操作と追従性については、ホーム画面や各メニュー画面、設定など基本的な操作箇所で引っかかりを感じることは無く、思っていたよりも操作への追従性能は高く感じます。
さすがに、指に吸い付いているかのような操作追従性を持つApple製のモバイル端末と比較すると劣りますが、Nexus7との比較では特に差を感じることはありませんでした。
CPUが低価格帯のタブレットに採用されているモデルのため、操作ではカクつく場面が多いかもしれないと予想していたのですが、Amazonのカスタムによりしっかりと最適化されているようです。
●7インチ級タブレット実機とサイズ比較
KindleFireHDを大人気の7インチ級タブレット、iPad miniとNexus7とサイズ比較してみました。
左からiPad mini(Wi-Fi 16GBモデル)、KindleFireHD、Nexus7(16GBモデル)です。正面から見た感じではNexus7が一番細身に感じます。
iPad miniの上にKindleFireHDを載せてみました。若干iPad miniのほうが高さがあるようです。
幅についてはiPad miniに軍配が上がりますが、その差は僅かです。
次はKindleFireHDの上にNexus7を載せてみました。圧倒的にNexus7が細いです。
KindleFireHDとNexus7については、同じサイズの7インチモニターを装備していますが、フレームのサイズについてはかなりの差が出ました。
Nexus7は日本人の手でもフレームのフチに指が届き、握るようにホールドできるので長時間保持することができますが、KindleFireHDとiPad miniは幅広のため、同じことをしたら指がつりそうになります。
ここでタブレットを立てて持った際の左右のフレーム枠の比較をしてみました。
写真の縦のラインがモニター表示部分の右フチとなります。KindleFireHDはiPad miniの約2倍フレーム枠が広いことが分かります。
正面だけみれば、KindleFireHDはiPad miniのフレームにNexus7のモニターが載っているような仕様となっています。
KindleFireHDとiPad miniの厚み比較です。やはり、左側のiPad miniは7インチ級タブレットのなかでも抜群の薄さのため、圧倒的な差を開けられました。
KindleFireHDとNexus7の厚み比較です。意外にもNexus7よりもやや薄いことが分かりました。
KindleFireHDの外観に関しては、他のタブブレットと比較して飛び抜けて良いと思える部分はありませんが、その分、価格は他のタブレットよりも格安となっています。
●KindleFireHD実機レビュー:ソフトウェア
KindleFireHDについてはGoogleのAndroid OSをベースにしているものの、Amazonが深いところまでカスタムをしており、Androidタブレットと同じ感覚で使うことはできません。
いったいどのように違うのか?ここからはスクリーンショットを交え、OSやアプリについてレビューしていきます。
これはスリープを解除したときのロック画面ですが、Androidタブレットやスマートフォンと同じロック方式でAndroidだなと特に感じる部分です。
ロック画面については、パスワードを設定することでタブレットを保護することができます。パスワードに設定できるのは英数字で4文字以上となります。
そして、ロック画面を解除すると表示されるのがホームですが、このように汎用タブレットと比べると明らかに見た目が違います。
KindleFireHDのホーム画面は最近使用したアプリやドキュメント、写真などがでかでかと表示される仕様となっており、頻繁に使うアプリをすぐに起動できるように考えられています。
では、他のアプリを立ち上げるにはどうするのかというと、大きなアイコンの上に表示されている、お買い物、ゲーム、アプリ、本、ミュージック等々の表示箇所から立ち上げることになります。
例えばお買い物を選ぶと買い物アプリが立ちあがるという具合で、表示されたジャンルに応じて用意されたアプリが立ち上がるようになっています。
お買い物
お買い物ではKindleストアにアクセスするアプリが立ち上がります。Kindleストアでは電子書籍、アプリ、ミュージック、ゲームが購入できます。
また、右側のAmazonでお買い物ボタンをタッチすると、Amazonのストア表示に切り替りデジタルコンテンツ以外というか、いつものようにAmazonでお買い物ができます。
まさにAmazon直通アプリです。
ゲーム
ゲーム画面は特に何も用意されておらず、初期からプリインストールされているゲームアプリはありません。
ゲーム画面に切り替った後、右上に表示されるストアからスクリーンショットのように、ゲームライブラリにアクセスしてゲームアプリをダウンロードします。
有料のゲームから無料の物まで数多く用意されています。
ここに表示されているゲームはKindleストア内で公開されている物なので、GooglePlayで購入したものがあったとしても再度購入する必要があります。
※KindleFireHDはAndroidベースですが、Google Playにはアクセスできません。
もちろん、決済はAmazonアカウントでの決済となりますので、クレジットカードだけでなく、Amazonギフト券も購入時の決済方法として使用できます。
Amazonギフト券はコンビニなどで購入できるので、クレジットカード持っていない人でも使うことができるのは、使い勝手が他のタブレットよりも良いといえるでしょう。
また、アプリ内の課金を制限できるので、完全に課金を禁止する、もしくはAmazonギフト券でチャージした分だけ課金を許すという使いかたをすれば、子供に渡してゲーム機として使わせる場合でも安心です。
ゲームは一度購入するとクラウドにも保存され、一度端末から消去してもクラウドから何度でもダウンロードすることができます。
内容を見る限り、人気のゲームについては揃っているのでゲーム機としても十分に遊べます。
また3Dの性能については、過去にゲーム機で使用されていたメーカーのグラフィックチップを搭載しているため、価格の割に意外と3D性能が高く、それに合わせて3D系のゲームも豊富に用意されています。
試しに人気ゲームのTempleRun2をプレイしてみましたが、ひっかかるような挙動もなく、カクつくこともければフレームレートが低く画面が見にくいということもありません。非常にヌルヌルと動きます。
アプリ
アプリについてはプリインストールのアプリがいくつか用意されています。一部のアプリについてはホーム画面のジャンルメニューを選んだときに立ち上がるアプリとなります。
パーソナルビデオ:ローカルストレージのビデオ再生用アプリ
(ビデオメニューで使用)
ヘルプとフィードバック:説明書
連絡先:アドレス帳
Amazonでお買い物:Amazonで買い物をするアプリ
(お買い物メニューで内のAmazonでお買い物で立ち上がるアプリ)
Eメール:電子メールアプリ
カレンダー:スケジュール管理アプリ
IMDb:海外の映像コンテンツポータルサイト連携アプリ
(アメリカ国内向けサービス)
OfficeSuite:エクセル、ワード、パワーポイント、PDFの表示
(ドキュメントメニューで使用)
Silk:Webブラウザ(ウェブメニューで使用)
カレンダーや連絡先についてはGoogleアカウントではなく、Amazonアカウントに紐付けされる仕様なので、Googleの連絡先やカレンダーとは同期ができません。
アプリの購入やダウンロードもゲームと同じくKindleストアからとなります。
GooglePlayでベストセラーとなっているアプリはほとんどが揃っています。個人的にはDropBoxの純正アプリが無いのが残念だったと感じるところです。
しかし、EvernoteやSkype、ESファイルエクスプローラー等、Androidタブレットで愛用しているアプリは大半が揃っていましたので活用の幅も広がります。
ホーム画面を変更するアプリについては用意されていません。試しに野良アプリとしてインストールしても動作はしませんでした。
また、GPSセンサーも搭載してませんのでナビ系のアプリは仮に野良アプリとしてインストールしても使えません。
有料アプリの決済についてはゲームと同じくAmazonアカウントにて決済となります。また、ダウンロードしたアプリについてもクラウドに保存され、端末から消去してもクラウドから何度でもダウンロードできます。
時計やアラーム、電卓といった普通では用意されているアプリもないので、まず最初にストアからそれらのアプリをダウンロードすることをお勧めします。
本
Kindleが最も力を入れているコンテンツが電子書籍です。本メニューでは電子書籍を読んだり管理することができます。
試しに電子コミックを見たところ、処理性能も十分で操作は快適です。
ピンチ操作による拡大縮小処理、画面のようにページを一気にとばすこともできますし、一度ホーム画面に戻っても再度表示する際は前回表示画面からとなるので不満がありません。
小説もフォントがしっかりと表示さてるため目に疲れを与えにくくなっています。表示についても画面を見ていて目がチカチカするようなことはありません。
小説のように、文字だけの電子書籍については、拡大縮小ができず等倍表示となります。
kindleストアが用意している電子書籍は、AppleやGoogleよりも後発で始めたにも関わらずコンテンツが一気に拡充し、今では電子書籍の取り扱いではKindleストアはトップクラスといってもいいでしょう。
流石に元が本屋だけに電子書籍には強く、そのなかでも特に力を入れているのがコミック関連です。
コミックだけで24,171冊(2013年2月5日現在)のタイトルを用意しており、人気のコミックはほぼ電子書籍として用意されています。
本を集めて喜ぶ人には電子書籍は向きませんが、内容だけ見られればいいという人には、新品でも価格は安く、何冊買ってもかさばることがないのでおすすめです。
電子書籍は無料サンプルが用意されているので、購入せずとも内容の一部を見ることができます。購入しようか迷っているときには無料サンプルをダウンロードして判断すると失敗も少なくなります。
電子書籍もゲームやアプリと同じく、ダウンロードした後はクラウドにも保存され、端末から消去してもクラウドから何回でもダウンロードできます。
端末にダウンロードしておいた電子書籍は、オフライン環境でも読めますので外出時にはストレージいっぱいに電子書籍をため込んで、時間がある時に読むことができます。

ミュージック
ミュージックではKindleFireHD内のオーディオファイルを再生することができます。
KindleFireHDにオーディオファイルを転送するには、USBケーブルでPCと接続してMusicフォルダにオーディオファイルを転送すると、ミュージックのメニュー内に表示されます。
また、アプリストアで公開されているアプリである「ESファイルエクスプローラー」など、PCの共有フォルダにアクセスできるアプリを使用し、NASやPCの共有フォルダからKindleFireHDにコピーすることもできます。
この方法は、使い方が少し難しいのですが、USBケーブルでわざわざPCに接続しなくとも転送できるのでお勧めの方法です。
ミュージックはバックグラウンドでも再生可能で、他の作業をしながら音楽を聞くということもできます。
操作も画面上部を下にフリックするとこで出てくるメニュー内にコントロールパネルが用意されているので、いちいちミュージックメニューに戻り操作する必要はありません。
ストアはkindleストアではなく、AmazonMP3ストアになっています。
ミュージックのクラウドについてはアプリやゲームなどと違い、使用前に設定をする必要があります。
ストアでmp3を購入(無料の物でも可)すると設定画面へと切り替わり、クラウドから直接再生をすることができる端末として登録(最大10台まで)するか設定します。
一度設定してしまえば、アプリやゲームと同じくクラウドからいつでもmp3ファイルをダウンロードすることができ、クラウドから直接再生することを許可すると、インターネット網に接続しているときにクラウドからストリーミング再生ができます。
ビデオ
ビデオについてはKindleFireHD内の動画を再生することができます。
再生対応ファイルはmp4だけと対応ファイルが少ないため、アプリストアで動画再生用のアプリを導入したほうがいいでしょう。
ビデオについてはストアでの扱いもありませんし、クラウドにも対応していません。あくまでもKindleFireHD内に保存した動画ファイルの再生向けとなっています。
ウェブ
ウェブではブラウザが立ち上がり、Webサイトを見ることができます。ブラウザはアプリでも紹介したSilkになります。
GUIと操作性については、Android3.0まで搭載されていた標準タブブラウザと遜色がない完成度ですが、メモリの消費量を抑えるためか、表示している箇所しか画写しないという処理をしているため、スクロール時にもたつきを若干感じます。
また、画像などメモリを消費しやすいコンテンツを表示し、他のタブに切替えると再読込する仕様で、使い方によっては困ることがあります。
なお、フラッシュコンテンツについてはこのままでは再生できません。
ブラウザについては随分と酷評していますが、実用的なレベルはキープしています。
試しに自分のブログやYahoo!、Googleを閲覧してみたのですがストレスを感じるようなことはありませんでしたので、一般の方が普通に使う分にはそれほど問題は感じないと思います。
Kindleストアでは大手の動画共有サイトのアプリがないためブラウザでアクセスしてみたのですが、YouTubeの動画に関してはHD画質の動画も再生することができました。
特にHD画質でもカクつきはありません。YouTubeプレイヤーとして使うには十分な性能です。
ニコニコ動画については残念ながらフラッシュに対応していないため再生ができません。野良アプリとしてニコニコ動画に対応したアプリをインストールするか、野良アプリとしてフラッシュプレイヤーをインストールして他のブラウザと連携する方法で対応するしかありません。
フラッシュコンテンツをKindleFireHDでも再生する方法については、今後記事として公開していきたいと思います。
写真
写真メニューではKindleFireHD内に保存された画像や、クラウドに保存された画像を表示することができます。
画像はフォルダ別にまとめられています。
KindleFireHD内部で事前に何らかの処理をしているのだとは思いますが、クラウド上の画像もKindleFireHDに保存している画像同様に素早く表示することができます。
写真では単体の表示、ピンチ操作によるズーム、メールによるファイル送信など、基本的な機能を備えています。
クラウドについてはAmazon Cloud Driveとなり、KindleストアやAmazonMP3ストアのクラウドとはまた別の物になります。これについては後述で詳しく説明します。
ドキュメント
ドキュメントメニューではKindleFireHDに保存しているOfficeのエクセル、ワード、パワーポイント、PDFファイルが表示されます。
ドキュメントでも写真と同じく、クラウド(Amazon Cloud Drive)からデータをダウンロードしてKindleFireHD内に保存して閲覧することができます。
ファイルの閲覧はOfficeSuiteとなりますが、いわゆるMicrosoftのOfficeファイルを表示できる互換アプリについては、表示が崩れたり、表示されないなど互換性の問題が出てきます。
これはiOSやAndroidでも程度は違えと同じ状態です。
互換性の問題については簡易的な使い方をしているのであれば特に問題は無いと思います。実際に問題なく表示されるファイルも数多くあります。
PDFについてはピンチ操作によるズーム時に、表示の最適化処理をするのですが、これがCPUの性能不足で再表示するまで重たくなります。
エクセルのファイルもそうですが、表をピンチ操作するとカクカクとして操作が重たくなります。
パワーポイントはプレゼンモードも搭載しています。スクリーンショットのようにタッチをして、表示しているページにペンで注釈を書くことができます。
●Amazon Cloud Driveと連携すればもっと便利に
KindleFireHDの写真メニューとドキュメントメニューのクラウドは、無料で使えるAmazon Cloud Driveと連携しています。
Amazon Cloud DriveはWebブラウザからアクセスできるほか、Windows用の専用アプリも用意されていますのでKindleFireHDを手に入れたなら活用しない手はありません。
Amazon Cloud DriveはAmazonアカウントを登録したら一緒についてくるサービスで、特に追加で登録をする必要はありません。
Webブラウザからhttps://www.amazon.co.jp/clouddrive/にアクセスすると、Amazon Cloud Driveへと繋がります。
ドキュメントと写真のフォルダがKindleFireHDと連動するフォルダになるので、KindleFireHDで表示したいファイルを対応したフォルダにアップロードするだけです。
※残念なことにビデオについてはフォルダがあるものの、KindleFireHDとは連動しないようです。

アプリの導入後は専用のウィンドにアップロードしたいファイルやフォルダをドラッグするだけで、自動的にAmazon Cloud Driveへアップロードしてくれます。
それでもまだ面倒だと感じる人は、右クリックメニューの送るメニュー内にAmazon Cloud Driveが用意されていますので、対象のファイルやフォルダを選択して送れば自動的にアップロードしてくれます。
後は、ブラウザでアップロードしたファイルやフォルダを振り分けて整理するだけです。
他にも、ドキュメントに関しては専用のメールアドレスが作られ、そのアドレスにドキュメントを添付して送信するとAmazon Cloud Driveに保存されるという、ビジネスユースを意識した機能も用意されています。
Amazon Cloud Driveは無料で5GBまで使用できますが、物足りない人には有料でストレージを増やすことができるプランがいくつか用意されています。
最大1TBまで用意されていますので、足りなくなったら購入を考えてみるのもいいのではないでしょうか。20GBなら年間800円のコストで済みます。
●PCでKindleストアにアクセスして電子書籍を快適検索
画面が小さいのでKindleFireHDで電子書籍を探すのは大変、もっと効率良くKindleストアの電子書籍を探すことはできないのか?もちろんできます。
PCのWebブラウザでKindleストアにアクセスすれば電子書籍を快適に検索できます。
Kindleストアで購入(もしくは無料サンプルの送信)をすると自動的にKindleFireHD(複数ある場合はダウンロード先を選択)にダウンロードされますので、購入だけしておいて後からゆっくり電子書籍を読むということもできます。
またKindleストアでは、KindleFireHD等の端末やAndroid、iOS向けKindleアプリの設定もできます。
●まとめ
KindleFireHDではAmazonのKindleストアしか使えないため、AndroidタブレットやiPadなどを持っている人は、同じアプリやコンテンツを購入していても使い回しができません。そのため、新規に買い直す必要があるため不満を感じることがあります。
タブレットとしてみた場合、汎用性を持たせるようなコンセプトで作られていないため不満が残る点がでてきますが、メールやWebを見るような初歩的なことは他のタブレットと同じようにこなします。
Kindleストアの電子書籍はiOSとAndroid用のアプリで閲覧することができます。その点からすでにKindleストアの電子書籍を活用している人にはお勧めのタブレットです。
電子書籍は特にコミックが強いので、タブレットでコミックを積極的に読みたいという人にはまさにうってつけのタブレットだといえるでしょう。










































































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