前々から寄れないことに不満のあったCanon EF50mm F1.8 IIを更新すべく新しい50mmレンズを購入してきました。今回は純正のCanon製ではなく、サードパーティーメーカーとして数多くのレンズを世に送り出しているシグマ社のMACRO 50mmF2.8 EX DGを選択してみました。
パッケージはチープな印象を受けます、紙厚も薄いため余計にそう感じさせるのでしょう。
中身はMACRO 50mmF2.8 EX DG本体とレンズフード、説明書と保証書です。レンズの包装も簡易タイプを採用してコストを削減しているのでしょうが、輸送中の衝撃や荷物の衝突を考えるともう少し安心できる包装方法を検討してもらいたいところです。
MACRO 50mmF2.8 EX DGの操作部はオートフォーカスの切替(キャノン・シグマ対応レンズのみ)、フォーカスリミッターが備わっています。このフォーカスリミッターは距離目盛りの位置により0.188m~0.23mの近接モードと、0.25m~∞の遠景モードに切り替わります。
リミットは機械制御なのか、ピントを合わせているとある一定の箇所からモーターがうなりを上げて苦しそうにしている音が聞こえることがあります。
MACRO 50mmF2.8 EX DGはインナーフォーカスではないため、被写体との距離に応じて胴体が飛び出てきます。レンズにも書いてありますが1:1の等倍時はここまでサイズが長くなります。最短撮影距離は0.188mでレンズフードを付けた時点で17cm(EOS KISS X2の場合)あるためレンズフードと被写体との距離は2cmを切ります。等倍で撮影しようとするなら被写体との接触に気を使わないといけません。
またこの状態でカメラの電源を切るとMFにスイッチを切替えないとフォーカスリングが重たく、飛び出た胴体を戻すのに苦労します。
レンズフードはねじ込み式でレンズの55mmフィルターネジに取り付けます。
困ったことにフードを付けた状態だとレンズキャップが取り付けられないという問題があります。しかしレンズフードにもフィルターネジが切ってあるので、72mm対応レンズキャップを用意することでフードをしたままレンズキャップを取り付けることができるようです。
MACRO 50mmF2.8 EX DG単体の重量は331gです。同じ50mmのEF50mm F1.8 IIが約130gなので初めて持ったときはズッシリとして随分と中身の詰まっているレンズだと感じました。
並べてみると分かるのですが、MACRO 50mmF2.8 EX DGはEF50mm F1.8 IIよりも胴体が長いことが分かります。等倍時はさらに伸びるので長さは倍以上になります。
AFはどちらもモーター駆動のため、ピントを合わせている時ジーコジーコという大きな動作音がします。これはコスト的に仕方がないことでしょう。外見のチープさはどちらも感じますがMACRO 50mmF2.8 EX DGのほうがプラスチックの安っぽい雰囲気が強く出ています。
さすがはマクロレンズだけあって被写体にガンガン近寄れます。等倍撮影ができるため画面に映る被写体の大きさに圧巻です。
今までデジタルガジェットやハードウェアの撮影をしてきたなかで、もっと寄りたいという場面に出くわすことが多かったのですがMACRO 50mmF2.8 EX DGはその問題を解決してくれました。
MACRO 50mmF2.8 EX DGのボケ味は硬めです。シャリッとしたボケ味があるため、硬いイメージやシャープな雰囲気を出すのに向いていてると思います。花などのほんわかとした雰囲気を出す場合には向いていませんが、私のように機械を写すにはまさにうってつけのレンズです。
レンズフードを付けるとレンズキャップが取り付けられない件や、全体的にチープな雰囲気を感じたりと不満はあります。しかし肝心の映りについては単焦点だけあって不満のない写りです。個人的には払った分に似合う性能だと思います。
レンズも暗過ぎず、今までの三脚を使わないスタイルを崩すことなく撮影できるので、今後はMACRO 50mmF2.8 EX DGをメインレンズとして活用していくことになるでしょう。

















コメント
コメントする