ChargePad


ワイヤレスマウスやモニターや周辺機器のリモコンなどが多いと困るのが電池の問題です。電池切れのときに限って買い置きが無く渋々コンビニに電池を買いに行ったりと面倒なので充電電池を買うことにしたのですが、ChargePadという無接点充電器が目にとまったので試しに購入してみました。

QE-TM101-K


ChargePad
WPC(Wireless Power Consortium)が制定しているワイヤレス給電規格であるQi(チー)に対応してるPanasonicの商品ブランドです。このQiは国際規格のため今後国内外問わず対応商品が出てくると思いますが、これらQiに対応している商品であればメーカー問わず使用が可能となっています。

国内ではPanasonicと日立マクセルがQiに対応した商品を出しています。他にもNTTドコモとソフトバンクの一部の機種で採用されていますが規格が制定されたのが2010年の為まだ普及しているとはいえない状態です。

現在、携帯電話やスマートフォンの充電、モバイル充電器や充電電池の充電しか活用方法がありませんが今後対応した機種や商品が国内外で増えていくものと思われます。

ChargePad仕様


今回購入したのはChargePadの充電パッドQE-TM101-Kと、単3と単4の充電電池を充電できるキャリングケースのQE-CV201-Kです。ChargePadは送信機と受信機の組み合わせになるので送信側である充電パッドが無いと始まりません。

QE-TM101-K内容物一式


まずは充電パッドのQE-TM101-Kからです。内容物は以下のようになっています。

QE-TM101-K本体
電源アダプタ
保護パネル
マニュアル

QE-TM101-K本体


本体はプラスチック製で黒色以外にも白色モデルも用意されています。サイズは146mm×170mm×20mmとさほど大きくはありませんが充電可能な箇所は若干小さく、スマートフォンがギリギリ2台乗るぐらいの大きさです。

このサイズにしているのはおそらくQE-TM101-Kが最大で2台の機器を充電できるからでしょう。ただし同時に充電できるのは1台だけで、1台目の充電が終わると2台目の充電を始める仕組みなので同時に充電したい場合は日立マクセル製のデュアルタイプ充電パッドをおすすめします。

厚さは2cm


パッドという単語から薄いイメージだったのですが厚みは結構あります、日立マクセル製のパッドよりも5mmほど大きい20mmの厚みは充電機能の構造によるものでしょう。

この中には電力を送信するコイルが入っているのですが、このコイルが対象の機器を目指して移動する装置が組み込まれています。この構造により1つのコイルでも2つの機器を順に充電することができるわけです。

250g


重量は250gと意外と軽量です。後述の保護パネル込みでも261gです。滑り止めがないので充電する機器によってはラフに置いたときQE-TM101-Kが滑ることがあるかもしれません。

保護パネル


QE-TM101-Kには保護パネルがついています。青いのはシールの保護シートで実際は透明シールだけになるのでシールが目立つことはありません。元々充電可能エリアはマット処理してあるので傷がついてもそれほど目立たないと思います。

保護パネルを使うことで本体との間に隙間ができるのですが、この隙間を利用して痛化している人もいるようです。保証対象外の使い方ですが痛化以外にも写真やポスターカードを挟んだりと面白い使い方ができそうです。もちろん金属製のものはNGです。

電源プラグとアシストボタン


見たところ目立つのは充電アシストボタンと電源プラグだけです。この充電アシストボタンは充電する機器を乗せても認識しなかった場合に押すボタンとなっています。

電源アダプタ


電源アダプタは出力側がDC12Vの1.0Aとなっています。仕様通りであれば出力側の最大電力消費容量は12Wの計算になります。以外と大きな容量を確保していると思ったのですが、コイルによる給電ロスがあるのかもしれないと思い実際に消費電力を計測してみました。

充電中の消費電力


QE-CV201-Kを乗せて充電したところ消費電力(100V側で)は7Wと表記されました。QE-CV201-Kの仕様はDC1.2V 680mA×2なのでおよそ1.6Wですがこの消費電力の差は大きすぎます。

試しに従来型の充電器で同じ電池を充電してみたのですがこちらは3Wでした。ただし充電速度からみるとQE-CV201-Kを1とすれば、通常の充電器は4.5倍の差があるので電池を充電する際の累計消費電力はQE-CV201-K側が有利です。
※7W×1時間で7Wh(CV201-K)対3W×4.5時間で13.5WhでCV201-Kのほうが早く充電できるうえ消費電力は低い計算となる(電池はHHR-4MVS 750mAh×2本の場合)

QE-CV201-K


QE-TM101-Kだけでは使えないので充電電池を充電するQE-CV201-Kを用意しました。QE-CV201-Kは単3と単4のニッケル水素電池を2本同時に充電することができるキャリングケースです。もちろん1本だけの充電も可能なので使い勝手はよさそうです。

QE-CV201-K仕様


充電にかかる時間は付属のHHR-3MVS(1950mAh)で約3時間となっています。急速充電器ほど高速ではないのですが普通の充電器より倍の早さで充電ができます。

キャリングケース裏側


QE-CV201-Kのキャリングケース裏の表記にはDC1.2V 680mA×2とあるので、2本同時の充電でも時間は変わらないと思います。

QE-CV201-KとHHR-3MVS


QE-CV201-Kは単3ニッケル水素充電電池のHHR-3MVSが2本付属しています。他にも単4型にも対応しているのでワイヤレスマウスで充電電池を使う場合にも別途充電電池を用意すれば使えます。

QE-CV201-Kカバーオープン

単3と単4型の電池に合わせプラス側に備えてあるアジャスターを調整します。

QE-CV201-Kカバーオープンb

構造上単3と単4型を同時に充電することはできません。

QE-CV201-Kキャリング状態

キャリングケースには横窓がついているので中に電池があるのか外から簡単に確認することができます。

ChargePad

この状態で充電パッドのQE-TM101-Kに乗せるだけで充電ができます。充電中は右上に青いランプが点灯しキャリングケースも緑色のランプが点灯し充電中であることを確認することができます。

コイルの移動

見ていて面白いのが給電コイルの移動です。青色に光るリングが充電機器の下に自動的に移動して充電を開始します。これにより2台同時に充電する際にどちら側を充電しているのか一目で分かるようになっています。


この給電コイルが移動するシーンを動画におさめてみました。移動時には若干メカニカルな音がします。

まとめ

現状では充電電池の充電用に使うにはコスト的に高くついてしまいますが、従来の充電器のように無骨な外見はないので机の上に置いていても見栄えが悪いということはありません。

また無造作に充電対象の機器を置いても位置を把握して充電してくれるので使い勝手は良好です。特に給電コイルが動くムービングコイルは見ていて楽しいものがあります。

今のところ充電電池意外ではiPhone4・iPad2(両方共に充電ケースで対応)や一部のスマートフォンと携帯電話、モバイルバッテリーといった商品にしか対応していないため使い所は限られます。しかし、今後の展開次第では対応機器が無接点充電がモバイルの充電方式として当たり前のようになっていくのかもしれません。

個人的にはスマートフォンのコネクターが小さく充電のたびに挿しにくいと感じているので、スマートフォンでもっと採用してもらいたいところです。