PX-128M3P


前回の記事にてOSがもっと高速で起動するSSDが欲しい!ということで目を付けていたPLEXTOR M3Proシリーズ PX-M3P(PX-128M3P)を購入してきました。

高速で安定している定番のMarvellメモリコントローラーと東芝のフラッシュメモリを採用することにより大人気のCrucial m4 シリーズをも凌駕する性能を出すとされるSSDですがその性能は本物か?今回も徹底的にレビューをしていきます。

パッケージ

PLEXTOR PX-M3Pシリーズの位置づけは上級モデルのためパッケージからすでに気合いの入っているデザインになっています。

表記スペック

表記しているスペックは

シーケンシャルリード 535MB/s
シーケンシャルライト 350MB/s
4Kランダムリード 75,000IOPS
4Kランダムライト 69,000IOPS

となっていますシーケンシャルライトについてはインテル 520 Series等に採用されているSandForceメモリコントローラーを搭載したSSDと比較すると劣ってはいるもののシーケンシャルリードは引けを取らない性能です。

またSandForceメモリコントローラーでは圧縮が効かないデータで計測すると極端に性能が低下するのですがMarvellメモリコントローラーではそのようなデータも関係なく常に同じパフォーマンスを維持し続けます。

ここら辺のコントローラーの特性については好みが分かれるところでしょう。

5年保証

ふたを開けようとすると5年保証のシールが貼ってありました、販売代理店によってはメーカーの保証期間より短めに設定するところもあるのですがPLEXTOR PX-M3Pシリーズは日本でも5年間保証をしてくれます。

128GBの容量で2万円もする高めのSSDですがそれなりの保証は付いてきますのでSSDに対して不安を持っているという人は保証の長さを頼るのもありなのではないでしょうか。

内容物一覧

これが箱を空けた状態です、さすがプレミアムモデルだけあって包装も高級感が漂っています。

内容物一覧2

内容物一覧

PX-M3P本体
3.5インチブラケット
多国語マニュアル
サポートディスク
ネジ×8

5インチブラケット

SSDは2.5インチのため3.5インチHDDと交換して使うには3.5インチブラケットが必要です、PX-M3Pシリーズには写真のように3.5インチブラケットが添付されていますので別途用意する必要性はありません。
もちろんPX-M3P本体を3.5インチブラケットへと固定するネジも用意されています。

57g

仕様では重量は65gとなっていますが実測では若干少ない57gとなりました。

7mm厚

Crucial m4 シリーズでは7mm厚に対応しているものの一度筐体を分解する必要があり保障が効かなくなるという問題がありますがPX-M3Pシリーズの厚みは7mmとなっていますのでこのまま使用することができます。
※写真の比較用SSDはCrucial RealSSD C300シリーズ

このごろ普及の兆しを見せているウルトラブックでは極限まで筐体を薄くするため7mm厚のSSDが採用されていますがPX-M3PシリーズはそれらのSSDと交換をすることが可能です、もちろん2.5インチSSDやHDDと取り替えることもできます。

裏側


PX-M3Pの裏側です、裏面も表と同じくアルミを使用しています。

日本語マニュアル

マニュアルは多国語版ですがしっかりと日本語の表記もあります、このマニュアルは取り付けに関してのマニュアルになります。
ちなみに同じものがPDFデータとして添付のディクスに入っています。

Acronis_True_imege

添付のディスクにはマニュアル以外にAcronis True Image 2010 OEM HDが入っています。
このソフトはドライブのクローンソフトでHDDやSSDの中身を丸ごとそっくりコピーして他のHDDやSSDに移せるというものです。

このAcronis True Image 2010 OEM HDを使えば今までのOS環境をそのままPX-M3Pシリーズに移行して使うことが可能なのでPX-M3Pシリーズに交換しても今まで通りに使うことが可能です。

私のブログでは過去に無料でOS関係なくHDDからSSDに移行する方法を紹介していますがパーティションアライメントのズレが発生しSSDのパフォーマンスが低下することがありました、しかしAcronis True Image 2010 OEM HDではSSDに完全対応しているのでSSDの速度低下を招くパーティションアライメントのズレは発生しません。

もちろんAcronis True Image 2010 OEM HDは日本語に対応しているため英語が苦手という人も安心して使うことができます。

PX-M3Pシリーズでは無料でついてきますが単体でAcronis True Imageを購入するとなると6千円近く払わないと手に入りません。
※単体のバージョンはより多くの機能が搭載されています。

このAcronis True Image 2010 OEM HDを使いHDDからSSDに移行する方法は後日詳しくレビューしていきたいと思います。


高速である点をアピールするべき高い性能のPX-M3PシリーズですがSSD入門者にお勧めというタイトルにしているのはこのようにHDDからSSDに移行するためのツールがほとんど揃っているという製品だったためです。


気になるベンチマークは?

PX-128M3P_info

さてそれでは一番気になる点であるベンチマークテストに入ります、今回の計測環境はこちらです。

MB: ASUS P8Z68-V
CPU:Intel Core i7 2600K
RAM:A-DATA AX3U1600GC4G9-2G 2セット(16GB)
VGA:玄人志向GF-GTX570-E1280HD
VGA: 玄人志向GF-GTX570-E1280HW/FJ
PSU:ENERMAX EMG900EWT
OD:Pioneer BDR-206
SSD: Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG
SSD: PLEXTOR PX-M3P PX-128M3P
HDD:WD WDC WD5000AAKS-00V1A0
CASE:Lina-Li PC-V2100 PLUS II(BK)
FAN:12cmケースファン×6
CPUクーラー:Corsair Hydro H60
FC:Scythe 風Q
SU:M-Audio DELTA1010
OS:Windows7 Profesional 64bit


まずはOSを入れずにそのまま取り付けた状態からベンチマークをしていきます。

CrystalDiskMark空き状態CrystalDiskMark空き状態0Fill


CrystalDiskMark3.0.1cではランダム(左)と0Fill(右)の両方を計測しています、PX-M3PはMarvellメモリコントローラーのため扱うデータの内容に左右されません、このようにどのような状況でも同じパフォーマンスを維持します。

AS_SSD_Benchmark_空き状態AS_SSD_Benchmark_IOPS_空き状態

AS SSD Benchmark1.6.4237.30508ではIOPSの表示あるため計測してみたのですが仕様の4Kリード75,000 IOPS・4Kライト69,000 IOPSには届いていません。

ATTO_Disk_Benchmark_空き状態

比較的仕様に近い数値が出るATTO Disk Benchmark(V2.46)では確かに仕様のシーケンシャルリード535MB/s・シーケンシャルライト350MB/sという数値を達成しています。

HDTune空き状態

続いてHD Tuneのベンチマークです、目立つような山や谷が無く容量全域で安定して速度を維持しているのが分かります。


OSをインストールしてシステムドライブとして立ち上げてベンチマーク


CrystalDiskMarksシステムドライブCrystalDiskMarksシステムドライブ0Fill

先ほどのHD Tuneで結果は出ているようなものですがOSを移行してある程度容量を使った状態でも安定した速度を維持しています。
もちろんこの状態でもランダム(左)0Fill(右)ともに性能に差はありません。

AS AS_SSD_Benchmark_OSAS_SSD_Benchmark_OS_IOPS OS

AS SSD Benchmark1.6.4237.30508でも数値はほぼ変わりがありません。

ATTO_Disk_Benchmark_OS

ATTO Disk Benchmark(V2.46)も仕様どおりの性能を発揮している状態です。


まとめ

ベンチマーク結果については公表している性能には届かないものもありますがベンチマーク結果はどれをとってもCrucial m4 シリーズより書き込み速度が段違いに速い結果となっています。
同じMarvellメモリコントローラーを採用しているにもかかわらず高性能と価格なりにしっかりと働いてくれる性能をPX-128M3Pは持っているようです。

PX-M3Pではベンチマーク結果以外にもHDDからSSDへと移行するためのツールがほぼ揃っておりHDDからSSDへの移行も簡単にできる点も評価できるところです、これについては次回記載していきたいと思いますのでご期待ください。

※記事ができました!
日本語で簡単操作!PLEXTOR SSD M3Pro付属のAcronis True ImageでOSを移行してみた

ところで本来の目的である「もっとOSを高速起動させる」点についてはやはりHDDからSSDに切り替えた時ほど劇的に変化はありませんでした、意識していても起動速度が変わったのか分からないレベルですので1世代前のSSDからの乗り換えはお勧めしません。