去年のことになるのですが家族で共有しているリビング用のPCが壊れました、ちょうど良くメインPCで使用していたパーツが丸ごと余っていたのでそれを活用して再生させようと思い立ったのですがリビングに置くなら前から一度使ってみたかったリビングPCケースをと思いSilver StoneのSST-LC13B-Eを購入してきました。
このリビングPCという単語ですが主に高級感に長けた横置き専用のケースを使用しマルチメディアに特化しているパソコンのことを指します。
インターネットに繋がりWebサイトやYoutubeなどの動画共有サイトが見られるスマートテレビや接続するだけでTVがスマート化するAppleTVやGoogle TVといったメディアプレイヤーなどの出現によりリビングPCというジャンルは縮小傾向にあります。
しかしどれだけTVやメディアプレイヤーが進化してもやはりパソコンの処理能力と拡張性に勝るものはありません。
今回はそんな何でもできるパソコンをリビングで使うためマルチメディアに特化させ簡単操作で使いやすいパソコンに仕上げることにしましたがまずは形から入ることが大事とSST-LC13B-Eを購入してきました。

目に付くのがフロントパネルの高級感です、アルミを使用しAV機器と並べても違和感のないデザインとなっています。
ただしアルミの使用箇所はフロントパネルのみとなっておりそれ以外の箇所はスチール製の至って普通の塗装となっています。
スチール箇所の剛性は安物ケースのように指でつついただけでボコンと音を立てて歪むような低さではありませんがガッシリとしているというほどでもありません。
フロントパネルと比べるとチープさが漂うのは価格を優先させたため妥協せざるを得ないところでしょう。
ケースの幅は43cm、奥行きは44cm、高さは17.5cmとなっています、ミドルタワーサイズの大きさなのでもしTV台やローボードに入れる場合は寸法を確かめておきましょう、奥行きはコネクターやコードが入る分を計算しておかないと取り付けてみたけど入らなかったということになりかねませんので注意が必要です。
フロントパネルにあるのは電源ボタンと電源・HDDのステータス確認用LEDだけと至ってシンプルです。
フロントパネルを開けると5インチベイと3.5インチベイにアクセスが可能です、またUSB2.0・EEE1394・ヘッドフォンとマイク端子もここに備え付けられています。
電源ボタンのように見える銀色のボタンはいざという時用備え付けられているリセットボタンです。
フロントパネルには2カ所ほど丸い緩衝材が付いています、このフロントパネルですが開閉時はガスシリンダーでも付いているのか思うほどゆっくりと開きチープさを感じさせません。
外見を重視するとケース内が窒息気味になることが多くエアフローについて心配になりがちですがそれなりにエアフローを確保してあります。
ケースの右はCPU用、左は電源の吸気用、フロントからの吸気口はフロントパネルの下にあり排気は80mmのケースファンを2基使用して吐き出します。
ファンは静音タイプではないためマザーボードのファンコントロール機能を入れても風切り音はそれなりにします、静かなパソコンにしたい場合は80mmケースファンを別途購入した方が良いでしょう。
発熱の多い箇所は外部から空気を導入してすぐに排気する構造になっているのでそれなりに発熱量の大きいCPUを装備しても熱暴走しにくくなっています、また、PCIブラケットは全てパンチングメッシュ仕様でビデオカードの排気を助けます。
エアフローの良いパソコンケースと比べるとやはり劣りますが発熱の高いビデオカードをSLIにしたりCPUクーラーのファンレス仕様など無茶をしなければそれなりに高性能なCPUやビデオカードを使えるでしょう。
ケースのゴム足も防振を考えてしっかりとしたものが採用されています。
ケース内部をリアからフロントにかけて撮影したものです、フロントのベイはユニット構造になっていて取り外すことが可能です。
このユニットを取り付けている状態だと3.5インチベイは7つ(うち右側上2つはフロントからアクセス可能・残り1つは5インチベイ下にある)、5インチベイは2つ使用することが可能です。
完全にベイユニットを取り外してみました、この状態でも5インチベイユニットの取り付け箇所の下部に3.5インチベイのシャドウベイがあるのでHDDやSSDを取り付けることが可能です。
取り外したベイユニットです、フロントパネルカバーはネジで固定されているので簡単には外れません。
真ん中に取り付ける3.5インチベイユニットは80mmケースファンを装備できるようになっているため貧弱なフロントからの送風を強化することができます。
このユニットを取り外すことでカード長が長いビデオカードや拡張カードにも対応することが可能となります。
ベイユニットを装着しているときでは25cmのスペースしかありませんが取り外せば36cm近くものスペースが生まれハイエンドタイプのビデオカードも比較的余裕で入ります。
内部コネクタはIEEE1394・USB2.0×2・電源・リセット・Power LED・HDD LED・フロントオーディオとなっています。
このSST-LC13B-EですがATXサイズのマザーボードに対応している割にクリアランスは結構厳しいものがあり組み上げ時に干渉したりほとんど余裕のない箇所がいくつかありました。
電源とマザーボードの間は1cmもありません、使用しているマザーボードはGA-P35-DS3Rで電源はEA-650になります。
電源の長さにも注意が必要です、800Wクラス以上の大容量電源はケースが長いものが多くフロントベイとのクリアランスが狭くなりがちです、もしビデオカードが長く真ん中の3.5インチベイユニットを取り外して使用する場合は電源の長さに気をつけないと3.5インチベイのメンテナンス性が非常に悪くなってしまいます。
マザーボードから計測した高さは約12.5cmです、ハイエンド空冷CPUクーラーにありがちな大きなCPUクーラーは干渉して取り付けることができません。
当初はこのマザーボードで使用していた無限を使おうと思ったのですがケースよりも1cm以上も高く入りきらなかったため仕方なくリテールクーラーに付け替えました。
高さについてはもうひとつ注意点があります、このようにビデオカードの種類によっては電源ケーブルが補強アームに干渉することがあります。
このビデオカードはGF-GTX260-E896G2で電源コネクタが横にあるタイプです、このままでは電源ケーブルに負荷がかかるのでアームを取り外して使用しています。
剛性についてはアームを取り外しても十分に確保できているため問題はないでしょう。
このビデオカードはGF-GTX260-E896G2で電源コネクタが横にあるタイプです、このままでは電源ケーブルに負荷がかかるのでアームを取り外して使用しています。
剛性についてはアームを取り外しても十分に確保できているため問題はないでしょう。
最後にATX電源ケーブルについてですがマザーボードのコネクタの位置によってはこのように5インチベイの真後ろになりケーブル同士が干渉しやすくなります。
5インベイユニットの下に3.5インチベイがあるのでそこに押し込んで取り付けることで干渉を防いでいます。
電源用の吸気口は電源ファンの約半分です、電源のファンがフルパワーで回るような過酷な状況で使用するとフィルタの負荷が高いので思ったほど外気を吸わない可能性があります。
ATXマザーボードで組み上げたところです、問題点はあったものの対処できる範囲内だったため無事に組み上げることができました。
現在このマシンはリビングPCとして活躍しています、またシリーズではないのですがリビングPCとして使う場合に必要なものを他にも取りそろえましたのでこちらも追ってレビューしていきたいと思います。




























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