LinkStation

去年の初めにアップデートして以来そのまま使っていたLS-XH1.0TL(2TBのHDDに換装)ですが、久しぶりにアップデートの確認をしてみるとかなりバージョンが上がっていたのでアップデートしてみました。

今回はVer.1.40 からVer.1.54にバージョンアップです。

今回のバージョンまでどのような修正が入ったのかまずはその点から確認しておきましょう。

以下バッファローのアップデート履歴より引用

●Ver.1.54 [2011.8.11]
  ・Mac OS X v10.7 LionのTime Machineバックアップに正式に対応しました。
  ・タイマー機能を用いたスリープ復帰後にTime Machineの設定が
   「使用しない」に変更される問題を修正しました。

●Ver.1.53β [2011.7.28]
  ・Mac OS X v10.7 LionでTime Machineバックアップができない問題を修正しました。

●Ver.1.52 [2011.7.25]
 ・Webアクセス3.4を搭載しました。
  - iPhone / iPad / iPod touch / Androidからアクセスした際のインターフェースを改善しました。
  - 対応するデバイス、OSを拡充/変更しました。
  機能詳細については、http://buffalonas.com/manual/ja/ をご覧ください。
 ・Time Machineの設定項目を簡素化しました。
  詳細については、http://buffalo.jp/download/manual/html/lsvl/timemachine.html をご覧ください。
 ・Mac OS X v10.7 Lion 対応
  - アクセス制限をかけたフォルダーにMac OS X v10.7 LionからAFP接続できなかった問題を修正しました。
  - Time Machineバックアップには、近日対応予定。
 ・アラビア語、フィンランド語、トルコ語表示に対応しました。
  ・ハードディスクの自己診断機能 S.M.A.R.T.を利用したエラー通知機能を搭載しました。
   (本体のステータスランプ、メールによるエラー通知が行われます。
    S.M.A.R.T.情報の表示を行う機能ではありません。)
 ・adminのユーザーネーム、パスワードを変更するとWeb設定画面の共有フォルダー一覧のゴミ箱が
    無効と表示されてしまう問題を修正しました。
 ・BitTorrentのダウンロード保存フォルダーに接続されていないUSBディスクが
    選択できてしまう問題を修正しました。
 ・UPS連動機能によるシャットダウン後、電源スイッチを操作しても起動しないことがある問題を修正しました。
 ・デジタルカメラなどの画像転送プロトコル(PTP)デバイスの取り外し手順について、
    マニュアルに記載されている内容と一部異なっていた問題を修正しました。
 ・Flicker連携時に定期報告メールの表示が一部崩れてしまう問題を修正しました。

●1.43 [2011.6.30]
 ・特定のルーターにおいてWebアクセスのUPnPによる設定が出来なかった問題を修正しました。

●Ver.1.42 [2011.6.8]
 ・ディスクをRAID1で使用時、E23エラーが誤って表示され、
  RAIDアレイが使用できなくなることがある問題を修正しました。
 ・正しい手順で電源OFFされなかった場合、
  LinkStation内の設定内容が破損してしまう問題を改善しました。
 ・弊社製ユーティリティ「Disk Formatter」を使用してFAT32フォーマットしたUSBドライブが
  認識できなかった問題を修正しました。

●Ver.1.41 [2011.4.12]
 ・オンラインアップデート機能を追加しました。
 ・2TBを超える容量のHDDをサポートしました。
 ・タイマー機能でスタンバイ中に時間指定バックアップで起動した場合、
   バックアップ完了後スタンバイに移行しない問題を修正しました。
 ・タイムゾーンが日本以外に設定されている場合、
    タイマー機能で設定した時間通りに起動しない問題を修正しました。
 ・PTPモードで接続したデジカメからのダイレクトコピーが失敗する問題を修正しました。
 ・RAID10アレイの再構築に失敗することがある問題を修正しました。
 ・RAID0アレイの削除に失敗することがある問題を修正しました。
 ・Flickr連携機能を使用する設定にしていると
    RAIDアレイの再構築に失敗する問題を修正しました。
 ・起動途中にE16の表示が誤ってされる問題を修正しました。
 ・Squeezeboxでwmaファイル再生時、シークバーが効かない問題を修正しました。
 ・Webアクセス3.3に更新しました。
  ・Internet Explorerでファイルのダウンロードが失敗する場合がある問題を修正しました。


バージョンを一気に上げるため、かなりの変更や修正などが入りますがこれらの中で気になる点を少しピックアップしてみたいと思います。


Webアクセス3.4

LinkStationシリーズに搭載されているインターネットを通じて家庭や職場にあるLinkStationシリーズにアクセスする機能です、前回のアップデートではiOS用にかなりの調整が入ったようですがタイミング悪くAndroidスマートフォンが爆発的に売れ出した頃でIS03ではいまいち使いにくかったり対応していなかった機能がありました。
今回の修正でかなり対応するデバイスが増えAndroid OSでも快適に使うことができるようになりました。

今回はiPadIS03Lenovo IdeaPad Tablet A1の3機種で確認しましたがIS03とLenovo IdeaPad Tablet A1は操作画面は全く同じだったのでLenovo IdeaPad Tablet A1の画像をメインに紹介していきます。

iOS版もほとんど違いはないのですが一部操作が異なっている箇所がありますので最後に違う箇所のみを説明したいと思います。


画面はiOSを意識しているようなGUI

GUIはこのようにiOSを意識したデザインとなっています、AndroidOSでもこのGUIなのでiOSを使っている感覚です。

画像の表示

前回のバージョンでは小さくて使い物にならなかったサムネイル表示も大きくなり使い物になるようになりました、もちろんフリックして左右に動かせば前や次のファイルに切り替わります。

アイコンの表示方法

右下の歯車アイコンからアイコンの表示をリストかアイコンにするのか選択が可能です、対応ファイルはアイコン時にサムネイルが表示されます。

ログイン画面が変更

ログインは分かりやすく、また簡単にログインできるようになりました。

ファイル操作1

フォルダの作成だけは右下のメニューアイコンから。

ファイル操作2

それ以外の操作は右上の編集ボタンでファイルを選択して下のボタンで操作が可能です。

ファイル操作3

このようにファイルのコピーや移動も分かりやすくなっています。

ファイルはダウンロードされる

ブラウザで開けないファイルはダウンロードになります、しかしこのダウンロードについては問題点があります。

ファイルはダウンロードされる2

日本語名のファイルをダウンロードすると日本語箇所だけ名前が削除された状態でダウンロードされます、ファイルは開けるもののリネームする手間が出てくるのは頂けません。

PC用のフル版はやはりタブレットでも使いにくい

無理とは分かっているのですがPC版のWebアクセスに切り替えてみました、結果はやっぱり使い物になりませんでした、本来はPCで使うものですから当たり前ですが。

iPadでWebアクセス

iPadでも基本的な操作方法やGUIは変わりません、OS関係なくほぼ同じ操作のため違和感を感じません。

基本はブラウザで開く

AndroidOSと違いブラウザかなりのファイルに対応しているためエクセル・ワード・パワーポイント・PDFといったファイルもブラウザで表示します。

確認しやすくて便利

このようにエクセルのファイルがブラウザで表示されました、AndroidOSと違いその場で確認できるの便利です。

アイコンを長押しでアプリ連携メニュー表示

他にもアイコンをタッチしたままにするとiOS専用メニューとしてメジャーなアプリにファイルを渡せるようになっています。
アプリ同士のファイルの受け渡しにかなり制限のあるiOSですがこれらのアプリに対応していればほとんど困ることはないでしょう。


オンラインアップデート機能を追加

ファームウェアアップデート機能

Macユーザーには待望のLinkStation単体でのアップデート機能が搭載されました、LinkStationのメニューでファームウェアのアップデートが可能です。


2TBを超える容量のHDDをサポート

従来では2TBまでは換装は可能でしたが2.5TBや3TBのHDDは通常では使えませんでした、一部のユーザーがファームウェアの中身を変更して無理矢理対応させていました実績はありましたが、今回のバージョンアップにより正式に2TB以上のHDDを使えるようになりました。


ハードディスクの自己診断機能 S.M.A.R.T.を利用したエラー通知機能を搭載

S.M.A.R.T.とはHDDのステータスを自己診断する機能でHDDの状態が正常かどうかを判断するために使用されます、アップデートによりこのS.M.A.R.T.のデータを読み込み以上があった場合に通知する機能が搭載されました。 
この機能はあくまでもLinkStation側で問題がないかを自己診断するものでLinkStationに搭載したHDDのS.M.A.R.T.の情報が見られる機能ではありません。


Mac OS X v10.7 Lion 対応

AFPによる共有やTime Machineバックアップも正式にサポートされました。


アップデート方法

アップデートの方法については前回の記事で紹介していますのでそちらを参考にしてください、今回のアップデートもやり方は変わりません。

まとめ

今回のアップデートはモバイルユーザーには是非お勧めしておきたいところです、特にAndroidOSを使用している人はWebアクセスがかなり改善されるのでアップデートして損はないでしょう。