HITACHI

バッファローやアイオーデータなど数ある外付けHDDのなかで内蔵されているHDDのメーカーを決めて買いたいと思っていても開けてみるまでなにが入っているかが分からないのが現状ですがそんな中でもはっきりと中身が分かるものといえばHDDメーカー自身が出している外付けHDDです。

今回は個人的に信頼度の高い日立グローバルストレージテクノロジーズ製のHDDを入手すべく外付けTouro Desk 1000GB 0S03300Aを購入してきました。
Touro_Desk_1000GB_0S03300Aパッケージ

製品の質には関係ないのですがこのパッケージ台無しのシールがかなり目立ちます、このシールがなければ一流品のデザインですがスーパーの閉店間際の半額セールクオリティのシールのせいで三流品メーカーのパッケージのようです、もちろん中身は疑いようもなく日立製ですから安心してください。

Touro_Desk_1000GB_0S03300A内容物一覧

内容物一覧

HDD本体
説明書
ACアダプター
USB2.0 A-MiniBケーブル

インターフェイス


インターフェイス周りです、ケンジトンロックとUSBコネクタ、電源用のソケットが見えます。

ステータスランプ

ステータス確認用のインジケーターは前方に一カ所のみです。

プラグはマルチタイプ

日本国内用のプラグを付けてできあがり

ACアダプターは流行のマルチタイプで日本国内用のプラグパーツが同梱されています、説明書からも伺えるようにこのHDDは世界規模で販売しているようです。

冷却用スリット

TOURO DESKは低価格帯外付けHDDということもあり必要最低限のものしかついていません、付属ソフトや冷却ファンなどといった装備はありません。
排熱は本体下部と背面のスリットのみです、本体もプラスチック製のため冷却性能は高くないと思います。


0接続時

速度自体はUSB2.0外付けHDDとしては平均的な速度です。

普通に使うなら必要十分条件でしょう、先を見据えて買うのであればUSB2.0とUSB3.0両対応のPROをオススメしておきます、そのうちUSBは3.0が主流になるのは目に見えていますので1000円の差でわざわざ遅いUSB2.0にするのはもったいない選択です。

分解して内蔵HDDを取り出す

さてここからは分解です、前にも紹介した記事で語りましたが内臓HDDが高騰したせいで安い外付けHDDを分解して使おうという魂胆です。

もちろん分解すれば保証は受けられませんので自己責任です。

このケースは構造が弁当箱のようになっており爪が一度噛んだらはなさない作りのため分解は不可能で二度と元に戻らない、すなわち分解ではなく解体になってしまいますのでケースの再利用は期待しない方がいいでしょう。

背面からみて左側がフタ

背面から見て左のフタの部分をこじ開けていきます、反対側からだとプレートが邪魔でHDDを取り出せません。

爪の位置


フタを固定している爪の位置はここです、構造上爪を綺麗に外すことができませんので力ずくでこじ開けていきます。

ケースの角

まずは角から攻めていきます。

精密ドライバーでこじ開けていく

精密ドライバーで隙間を広げていきます。

隙間が空いたら大きなドライバーでこじ開ける

隙間を広げたら大きなドライバーで隙間をこじ開けていきます。

後は爪の箇所をドライバーで押し上げて外していく

爪の箇所をフタ側に押し上げるようにして外していきます、中身のHDDを傷つけないように箱側にドライバーを押し込まないように気をつけましょう。

ツメは折れる

このようにツメは折れて二度と使い物になりません。

中身

中身を取り出しました、固定はゴムスペーサーでケースにはめてあるだけなのでそのまま上にあげれば取り出せます。

0基盤

SATA-USB2.0基盤がとりついているのでドライバーでネジを外します。

基盤一式

この基盤とネジは再利用できそうです、防振ゴム付きのネジは共振対策用にいいかもしれません。

SSDも認識可能

試しにSSDを取り付けてみましたがしっかりと認識しました。

SSDを差し込んでベンチマーク

SSDを取り付けてのベンチマークです、SSDだけあって4KReadがHDDの時と比べ異常に早いです。

HDS721010CLA332

中身のHDDはHDS721010CLA332です。

内蔵のHDDをSATAで接続

HDDの実際の実力を見てみるためにベンチマークをしてみました。
接続はSATAですから本来の性能はこの数値になります、高速なSSDも出てきたこの時代ではUSB2.0の転送速度は非力に感じてしまいます。

ということで取り外したHDDは無事こちらで紹介しているNASに取り付けて使用しています。