LS-XHL

バッファローが2010年内にはファームウェアを更新してEye-Fiに対応しますといっていましたが出ずじまい、結局年は明け2011年となりましたが今日ようやく新しいファームウェアが公開されましたので早速更新と新機能を使ってみました。

今回の変更点はこちらです、内容はバッファローの公式ページより引用しています。

【変更履歴】
●Ver.1.40 [2011.02.28]
 ・Squeezeboxサーバー機能を搭載しました。
 ・USBデバイスサーバー機能を搭載しました(LS-VL,LS-WVL,LS-QVLシリーズのみ)。
 ・Webサービス連携機能(Flickr連携,Eye-Fi連動)を搭載しました.
 ・FTP接続時に共有フォルダが削除できてしまう問題を修正しました。
 ・FATでフォーマットされたUSBドライブへのバックアップが失敗することがある問題を修正しました。
 ・Webアクセス3.2を搭載しました。
  ・iPhone/iPod touch/iPadでアクセスした際に、他のアプリへ連携できる機能を追加しました。
   (対応するアプリがインストールされている必要があります。)
  ・Motorola MILESTONEからのアクセスに対応しました。
  ・モバイル版にアクセスした際のプレビュー表示の画質を改善しました。
  ・一部Unicode ZIP対応のアーカイブソフトで、一括ダウンロードしたzipファイルが
      正しく処理できない問題を修正しました。
 ・Web設定画面で、表示言語をイタリア語に設定した際、英語で表示される問題を修正しました。

●Ver.1.40 (DTCP-IP:1.40-20110204)※DTCP-IP機能のアップデート
・メディアサーバ機能の安定性を向上させました。

今回の変更はバグフィックスもあるのですが機能追加され、さらにLinkstationが魅力的になる内容になっています。

さっそく新しいファームに連動してWeb説明書も更新されていますので設定はこちらを参考にするといいかもしれません。

LinkStation設定ガイド

それではさっそくファームウェアをアップデートします、まずは外付のHDDのバックアップを最新の状態にします、次に万が一の時を考え外付けHDDをNASと切り離します。

最新のファームウェアをこちらからダウンロードします。

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ファームウェアを解凍したら実行します。

管理用のパスワードを入力

管理者用パスワードを入力します。

ファームウェアがアップロード

ファームウェアのアッデート処理が始まります、更新に掛かる時間は10分程度でした(LS-XHLの場合)。

今回の更新についてここで補足をしていきたいと思います。

Squeezeboxサーバー機能

Logitech SqueezeBox Touch ネットワークオーディオ!
Logitech SqueezeBox Touch ネットワークオーディオ!


海外で販売されているSqueezeboxネットワークオーディオプレイヤー向けのサーバーがNASで構築できるようです、日本ではほとんど商品を販売してるところがなく使用している人のほとんどが個人輸入しているなど日本ではコアな人向けのネットワークオーディオプレイヤーとなっています。
楽天でも一店舗しか取り扱いがないとか相当コアな商品に対応しているのですが主に海外向けの機能でしょう。

USBデバイスサーバー機能(LS-VL,LS-WVL,LS-QVLシリーズのみ)

I-O DATA USBデバイスサーバー(net.USB)ハイスピードモデル ETG-DS/US-HS
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この機能はIO-DATAのnet.USBのようにUSBデバイスをLAN内のパソコンで共有できる機能です、ファイル共有ではなくハードウェアそのものを共有するもので、USBフラッシュメモリを刺して簡易NAS・プリントサーバー・ワンセグチューナー等をLAN経由で使えるようにする機能です。
簡単にいうとUSBケーブルの代わりにLANケーブルでUSBデバイスを接続するものです、ただし共有といっても1台のデバイスを同時に使用することはできません。

機能的には結構面白いのですが実際は使ってみるまでUSBデバイスが動作するか分からないという代物です、HDDやフラッシュメモリ程度なら速度は遅いものの使えているようですが地デジチューナーやWebカメラは相性があるようです。

基本的にはおまけとして考えておいた方が良いでしょう。

Webサービス連携機能(Flickr連携,Eye-Fi連動)

Eye-Fi Connect X2 4GB EFJ-CN-4G
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私も愛用中のFlickrサービスとEye-Fiに対応しました。

Flickrとの連携操作


Flickrは大人気の写真共有サービスで投稿した画像をどこまで好きに使ってもらいたいか決めることができます、多くの人に使ってもらいたいという場合は便利です、右に表示されている写真はFlickrに投稿したもので著作者表示さえすれば商用でも自由に使ってもいいように権利を設定しています。
残念ながらまだ日本向けにサービスは展開していません、しかしのその魅力は大きく日本人ユーザーのコミュニティまでできています。

フリッカーとの連携について

今回の対応でFlickr同期できるようになりましたがいくつか注意点があります。
まず選択できる対象フォルダがルートフォルダのみとなっています、初期にあるShareフォルダや自身で作った共有フォルダと別に共有フォルダを製作する必要があります。
もしファイルが入っているフォルダを指定するとそのフォルダの中身の画像が全てFlickrと同期してしまいます
Flickr連携機能は1アカウントに対してNAS1台の制限があるようです、NASが複数台あっても使えるのは1台に1アカウントですから複数台のNASで1つのアカウントを同期させることはできません。

※Flickr連携機能はFlickrに登録している必要があります。

まずはフリッカー用に共有フォルダを製作

まずはFlickr用に共有フォルダを製作します、今回は「TEST」フォルダとしました。

ルートの構成はこんなかんじ

ルートの構成はこんなかんじです。

フリッカーとの連携について

Webサービス連携のFlickr連携のFlickr連携機能を使用するに、そして先ほどのフォルダを指定したらFlickr認証サイトを表示をクリックします。

僕と契約してFlickrと連動してよ

僕と契約してFlickrと連動してよFlickr連携するよ!と書いてあるので青い箇所のOK,I'LL AUTHORIZE ITをクリックします。

認証用のコードが表示される

認証用のコードが出てくるのでそのままコピーします。

フリッカーとの連携について

先ほどのページの認証キーにコードを貼り付け保存をクリックします。

これでFlickrと連携できました

これでFlickrと連携が完了しました。

Flickrの連携フォルダ

指定したフォルダを開くと「sets」と「stream」フォルダが製作されています。

stream

streamフォルダはアルバム関係なしで全ファイルが同期されています。

sets

setsはアルバム単位で同期されています。

この2つのフォルダどちらでもいいのでjpg、jpeg、gif、png、tiffファイルを放り込むとFlickrと同期するようになっています。

試しにやってみたのですがうまくいきません、2MBのデジタルカメラで撮影した画像ファイルをコピーしてみましたがファイルが自動的に3つにコピーされて何らかの処理をしているらしくフォルダの操作が重くなります。

私の設定や環境が悪いのだろうか?暫く色々弄ってみます。

Eye-Fiとの連携操作

Eye-Fiは無線で写真を転送できるSDカードです、撮った写真をUSBケーブルやメモリカードリーダーでパソコンに転送する必要がないので便利です。
詳しくはこちらのサイトで説明していますのでどうぞ:デジタルカメラが便利に!Eye-Fiレビューブログ

今回の更新では転送先としてLinkstationが利用できるようになります、写真を撮ったらパソコンを立ち上げNASに保存していた人はパソコンをわざわざ立ち上げなくてもいいようになります。
Flickrと連携させればNASに保存した後にFlickrに自動的に同期という方法もできるかもしれません、Flickrとの連携が現在の環境だとできていないので確信は持てませんが。

転送先フォルダは2バイト文字を含んでいると指定できません。

Eye-Fiに登録したメールとパスワードを記入

まずはEye-Fiに登録したメールアドレスとパスワードを入力してログインします。

登録されたカード一覧が表示

登録されたカード一覧が表示されますので転送させたいカードをクリックします。

使用するにチェック

次に使用するにチェックを入れます。

フォルダを指定(ただし2バイト文字は不可)

フォルダを指定します、ココでは2バイト文字を使用していますが2バイト文字は登録できないようです、転送先フォルダ名は半角英数で作成する必要があります

登録が完了

フォルダ名を半角英数字で作成しなおして登録したらうまくいきました。

Eye-Fi連携指定フォルダ


Eye-Fiフォルダ内に転送された画像


撮影してみると指定したフォルダに英語表記の日時でフォルダが作られそこに転送されます、こちらは特に不具合のようなものはなくすんなり機能しました。

Webアクセス3.2
NASのファイルをインターネット経由で操作できる機能です、インターネットに接続できる環境とブラウザさえあればファイルを転送したりと便利な機能が強化されました。

iPadでアクセス


アプリ連携機能が強化


iOSではアプリとの連携ができるように機能が強化されましたが対象アプリがGoodReader・iBooks・AirSharing・Evernoteのみと限られています、とはいえどもどれも有名どころのアプリなのでこれで十分な気もします。

Goodreaderと連携
Goodreaderと連携2

神アプリの代表格GoodReaderと連携させてみました。

画像のプレビューも拡大化

画像のプレビューが拡大しています、綺麗な画像でプレビューされるので確認用には十分です。


IS03でアクセス

相変わらず英語のIS03


前のファームアップではIS03でWebアクセスをすると表示が英語になっていた問題がありましたが今回のWebアクセスの更新ではIS03の英語表記問題は解決していません、サイト側の問題でしょうが対応する予定はあるのでしょうか?

そしてフル版が表示される

そして前回と同じくフル版が表示されました。

ファイルやフォルダにiPadと同じような矢印が

iPadと同じくファイルやフォルダに矢印が出ていますがこちらはズレていますね。

タッチするとこのように

タッチするとこのように表示されます。

さらにタッチするとページが見つかりませんと出てきた

さらにタッチしてみましたがエラーページに飛ばされました。

画像のプレビュー

画像プレビューは酷い画質ですが前より拡大されて表示されています、プレビューには何とか使えそうです。

IS03ではまだまだ未完成といったところです、正式に対応してくれるとうれしいですね。


その他
残りの項目はバグフィックスになっています。


Flickrの件は残念な状態ですが現在も調整とチャレンジ中です、経過はしっかり書いていきたいと思います。

今回のファームウェアアップデートでLinkStationがさらにパワーアップしてEye-Fiユーザーにもお勧めできるデバイスへとパワーアップしました。