NOKIA？なにそれという人もいるかもしれませんのでまず補足をしておきたいと思います、NOKIAは主に携帯電話端末を製造してるフィンランドのメーカーです、日本のキャリアでも過去に採用されている機種がいくつかあるので名前だけは知っているという人もいるのではないでしょうか。
過去に一台数百万円という超高額な携帯電話を販売すると発表し話題となったVERTUもこのNOKIAの関連企業となります。

NOKIAは日本ではそれほど馴染みがないのですが実は携帯電話端末のシェア世界一という超大手メーカーです、でもAndroidやiSOは端末に搭載するOSで携帯端末を作っているNOKIAと何が関係あるの？と思うかもしれませんが、実はNOKIAはAplleと同じく携帯端末のOSに独自で開発したOSを採用しています、このOS名前はSymbian OS（シンビアンOS）ですがこのOSを搭載した携帯端末のシェアが低下し続けています、すなわちNOKIAの携帯端末が売れなくなってきているということです。

携帯端末のシェアは世界一と相当ありますがそれも過去の話になるかもしれません、最後発組であるAndroid搭載の端末に総数で抜かれるという事態にNOKIAのお偉いさんもかなりびびってきているようです。

そんな中ぽろりと流出したのがこの書き込みです。

Engadget Japanese：ノキアCEOの戦略メモが流出、再生策を2月11日に発表へ

CEO自らがこのままでは私たちは転がり落ち続けるだけだ、しかしこのまま指をくわえてみるつもりはない！と大雑把に省略するとこのような感じで内容が書かれています、事実たった2年という期間でAndroidにOS別のシェアで抜かれるという現実を見せつけられ相当なダメージを受けていることがメモ書きから実感できます。

失敗は製造メーカでありながらシンビアンOSに固執しすぎたことにあるとは思います、しかし2年前の当時Androidの急激な躍進を予想できた人はほとんどいなかったと思いますからNOKIAにとってはまさかの事態と相当な危機感を抱いているのを感じますね。

そんな流れからか、今度の発表についてもしかしたらMicrosoftと組む可能性があるかもしれないとニュースになったようです。

Engadget Japanese：ノキア、MSとの提携で Windows Phone 7 採用へ？

MicrosoftのWindowsPhone OSの採用もありうるということですが、もしそうなったらかなりの高確率で棺桶に足を突っ込むことになるのは間違いないでしょう、MicrosoftもシンビアンOSと同じく過去にシェアトップという実績があったのにもかかわらず結局はAndroidやiSOにあっという間に抜かれてしまいました。

Microsoftがシェアを急落させた原因はPDA（スマートフォンの電話機能が装備されていないもの）の延長線上であったスマートフォンをビジネスツールのみとしてしか見ていなかったところにあるわけで、今回のWindowsPhoneは反省として個人が利用するパーソナル向けOSとして刷新して市場に出しました、しかし端末を製造するメーカーからは魅力がないとコメントを突き出されるなど、過去の栄光は結局過去の栄光のままとなっています。

決断は2月11日ともうすぐなのですが果たしてWindowsPhoneと心中するのかAndroidの採用という英断を下せるのか、はたまた誰も予想しなかったことを打ち出すのかNOKIAの動きが気になるところです。