2010年06月
車載PCとSSD
![]()
![]()
初代の車載PC(現在は大幅に仕様変更)
ここのところ車載PCに付きっきりになっているのですが不安要素が一点、車載PCはMLCのSSDを使っているのですがSSDはHDDより寿命が短いという欠点があります、これについては博士課程大学院生の現実逃避日記にかなり詳しく深く書いてあります、難しい話は私も分かりませんがともかくいつかは寿命が来る、そしてその寿命はHDDより早いということだけは確かです。
SSDは振動に強く、HDDのように冬場寒くフロートの油が冷え高粘度になることにより起動を失敗することもなく安定した性能が得られるため車載にはもってこいです、容量の少なさとSSDの人気が出た初期の頃はMLCの遅さとコントローラーの性能不足によるプチフリ(初期のJMicronチップは安価で多くの低価格SSDに採用されたがプチフリというとJMicronといわれるほどに酷い)という点はHDDに劣るのですが、容量は私が使うには64Gでも問題なし、プチフリはマッハドライブで解決しています。
しかし寿命の点だけはどうしようもなく、現在もハードやソフトレベル(Windows7はSSDにに最適化されているのでプチフリも起きにくいとか)で解決しようと各社開発はしているみたいです。
ここで車載PCの話に戻りますが、この前からWinamp.exeが壊れているとエラーメッセージが表示され、先週からHDDが壊れ始めたときのようにBIOSのポストが遅れることがあり、とうとう寿命が来たかなと・・・、壊れた場合どうなるかというとファイルの修復が出来なくなり壊れたファイルが起動時に重要な役割を担っていた場合起動すらしなくなるのですが、メンテナンスが非常にしにくい車載PCだけにHD革命でイメージをとりすぐに復帰が出来るように対応はしています。
SSDの導入は2008/12/30となっていますので547日経過しています、実際使用しているのはおよそ400日なので一年は持ったと考えていいでしょう、最初からマッハドライブのようなソフトを入れていれば8割の寿命UPが期待できますが今更遅いので延命にしかなりません、今後完全に壊れるまで使い倒しそのときは報告したいと思います。
シガーソケットからUSBハブのセルフパワーの電源をとる
改造は自己責任だぜ!
昨日から車載PCに手をかけまくっていますが、前から思っていたUSBの電源供給に問題が出る可能性について対応策が出来ましたので紹介。
その前にどうなっているのかというと本体USBポートからの電源供給に対し結構USB機器が多くていつか不安定になる可能性が多く現在では
常時
USBハブ×2
USBGPS
WWANカード+専用カードスロット
WLAN
ゲームパッド(Winamp操作用)
WEBCAM(720P対応)
必要時
USBオプティカルマウス
USBキーボード
USBフラッシュメモリ
を利用しているのですが流石に消費電力も馬鹿にならない、さらにiPad(5V2Aで10Wとかパソコン本体のUSBポートで充電とか限界越えてるし(;´Д`))の充電も考えると強化必須となり電気店に行ったときに閃いたのでシガーソケットからUSBハブのセルフパワーの電源をとる計画を実行に。
使うUSBハブはELECOMのU2H-EG4SWHでACアダプタからの出力は5V2.6Aです、でもハブで使えるのは2Aまでとなっています(iPad無理かも・・・(´д`;))、パッケージの外側からACアダプタの表示が見えていたのでおかげで閃いたのですが、要は5V2.6Aを供給できればいいのでこいつで供給。
商品名すら忘れていたのですが検索したら見つかりました、ダイヤテックが販売しているモバイルクルーザードライブです出力は1Aとなっていますので供給能力は2.6Aに及ばないが要は1A以上使わなければ問題なし、PC本体のUSBポート供給能力は大抵1ポートに対して1A位なので現状では供給先が切り替わっただけだ、しかし今後このシガーソケットUSB電源をもっと高い出力のものに変えれば供給能力を簡単に強化できる。
ということで合体作業です、用意したのはこれ
ワゴンに良く置いてあるオープナ・・・・じゃないUSBキーボード掃除機です、この手ものはUSBを電源供給としているためケーブル内に不要な信号線が入ってない可能性が非常に高いためチョイスしました。
大当たり、信号線はなくあるのは電源供給用のプラスとグランドです、しかしほっそい線です0.5A程度なら問題ないかも知れませんが今後2Aに強化した場合心配です、一応調べては見ましたが3Aまでならいけそうです(本当か?)。
極性を通電テストで確認後、試しに記事を書いているPCのUSBハブに差し込みテスターで確認、前からセルフパワーが不安定だったが電圧落ちしてたのね・・・
先ほどのUSBケーブルとUSBハブのアダプターのソケットを接続します、接続は本当はハンダがいいのですが面倒なのでギボシで接続してテープでぐるぐる巻きに。
さっそく実施試験です、問題は負荷がかかったときに電線の被覆が熱で溶けてショートするかもしれないという点、出力は1Aが限界ですから1A使えればいいのですが、PC本体とは切り離しハブに刺した機械だけで1A使うというのは難しい、とりあえず現状使用しているUSBGPSとゲームパッドとWEBCAMを付けたまま高負荷な機器をつけてみることにした、ちょうど良くGREENHOUSEのUSB扇風機が手元にあったので刺してみる、こいつはプラ扇のため柔らかい羽のタイプに比べよく冷えるその分消費電力が激しい、USBポートの電源供給がへたれなPCに接続すると軒並みUSB機器がダウンするという羽目になる、これがしっかり回っているとうことは供給には問題ないみたいだ、暫く回してみるが電線は熱くならないので問題は無いと判断。
やったぜなんて思っていた所ヘッドユニット表示に11Vの表示が・・・・昨日から長時間PCを使っていたのでバッテリーが上がりそうに、直ぐにエンジンをかけて充電だと思いセルをかけたがキュキュkyカカカカカカ・・・・
逝った!

で、こうなっちゃうんだね、仕方ないね。
車載PC更新ミスで俺涙目
久しぶりに車載PCの更新をしました、と言っても主にソフトの更新がメインでした。
更新メニュー
LifeCam HD-5000の取り付け
NOD32からAvira Antivirに変更
マッハドライブ導入

という流れでしたが、何とマッハドライブのインストール中にドライバーインストール画面でエラー吐いて再起動したらBSODで涙目、回復コンソールでも回復できず結局HD革命のイメージから今年の1月の状態に復元したわけですが、復元に3時間も取られ貴重な時間が・・・・
おそらくXP起動時に読み込むマッハドライブのドライバーがBSODの原因でないかと。

このマッハドライブ、MLCタイプSSDの弱点であるIOの負荷によるフリーズ現象、俗に言うプチフリ現象を緩和し快適なSSDライフを送るためのソフトです、海外では同じようなソフトFlashPointおよびその後継FlashFireがありますが制限が多くデフラグが出来ない点など不満がありましたがこのマッハドライブはその不満点をほぼ解消しており、割り当てるキャッシュメモリのサイズ変更やデフラグも可能、ただRAID環境では使えないので注意。
OS終了時にキャッシュ内容の書き込みを行うためキャッシュが多いと終了処理に時間がかかるため、車載PCの場合リレーで電源が落ちる前にキャッシュ内のデータの書き込みが終わらないとデータの書き損じが発生するので128MBのキャッシュに最終的に落ち着いた。
何よりもステータス画面があり、どれだけの処理を行っているか分かりやすい、この画像では28942回の書き込みを4314回まで抑制しているが実際この効果はハッキリと現れている、面白いのが読み書きの表示もあるのだが意識せずともGBクラスまで読み書きが達してしまう、耐久性にまだ不安の残るSSDだけにこの表示は嬉しい。
久々のIO-DATA製品だったがハードも実用性やデザインをこのレベルぐらいできっちりやって欲しいところ。

NOD32は軽くて高い検出率を誇っていたのは過去の話となり、何か良いソフトが無いかと探していた所一度導入した覚えのあるAvira Antivirが日本語になったとの友人の話を聞き早速家のPCでテスト、NOD32とおよそ同等の軽さで作業の苦にならない快適性。
家にあるPCは自分用以外AVGを入れていたのですが重かったのでこの際と全てAntivirに変更。
車載PCも変更しましたがマッハドライブとの併用で快適に動いています。
LifeCam HD-5000についてはそれなりのインストールをしましたが写真を撮り忘れたのと公開用の動画が出来ていませんので後日公開、お楽しみに。
