Laineema Paradigm Purge


今日は仕事で地元のラジオ局の方とお話したのですが、その中でSNSの話が出ててきました。

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自分の住んでる街は人口4万人を切る過疎化激しい田舎町です、デジタルデバイスとかそういう趣味の人もほとんどいないし何しろ若い人がいない、その田舎でツイッターやユーストリーム、フォースクエアまで使ってコミュニケーションをしている人間がいること自体に驚きを隠せません、同時にこういうコミュニティの活性化を図ろうとしている人達をみると嬉しく思います、もし機会があれば何らかの形でお手伝いさせてもらえばなと思っているところです。

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さて日本のコミュニティについては匿名性を生かしたコミュニティが基本となり発達してきました、2ちゃんねるはまさに代表的な匿名コミュニティだと思います、しかし海外では現実の延長線上にあるもとして使われていることもあり、友人とのコミュニケーションを拡張するという使い方もされています、日本ではその傾向がmixiあたりから出てきたように思えます(背景として一般に人も手軽にネットが使える時期になったからと思いますが)。

クリップボード02のコピー












少し前にネットでみた一言が蘇ってきたのですが、「インターネットの普及で都市と田舎の格差(コミュニケーションや情報的な意味で)が解消されるといっていたが実際は田舎がますます不利になる」という事実がこのところ現実になってきているなと感じています。
現実の延長線上のコミュニティに必要なのは個人情報を自ら開示することです、匿名では地元の人間として検索にひかかりませんし、ましてや友人や同僚ですら登録していてもわかりません、そしてその公開された情報を元に地域的なコミュニティが形成されるのですがここで田舎の不利なところが露呈してしまいます、あくまでも現実の延長線上にあるコミュニティだけにちょっとオフ会など集まってコミュニケーションを取ることが都会に比べ圧倒的に不利になってくるのです、場所が無い、交通が不便、人が集まらない、自分自身は特に同じ趣味の人がいないというのがクリティカルだと感じています、ともかく全てにおいて人が圧倒的に足りないのです。
これがインターネットの普及で田舎が不利になるということです、まちツイでこの様なコミュニケーションをとっている地元の人間を検索してみると40人弱出てきました(全ての地域の人間を出すわけではないが)、人口は約4万人切る程度の田舎街なので人口比率にすると約0.1%・・・この様な状態です、その40人弱のうちプライベートとビジネスでおつき合いがあるのが4人という井戸端会議状態です。

このブログ含め自分はゼロから匿名コミュニケーションをどこまで伸ばせるかという検証も兼ねてやっているのですが、現実延長型コミュニケーションの普及や体験をするとそれもありだなと感じると同時に田舎のひどいありさまを見せつけられ複雑な気分です。

また考え方を改め自分なりにインターネットにおけるコミュニケーションに対して答えを出さなければと思っているのですが悩むだけで考えるに至りません、ただいつかはふたつが混ざり合いより良いコミュニケーションができるようになればと思います。
そして現実延長線型コミュニケーションでは不利な田舎ですがその一人一人をみてみると活気に満ちたりやる気が伝わってきたりと決して死んではいません、彼らのようにやる気のある人間が中心となれる世代交代ができれば田舎の活性化の道はまだあると思うのです。