Laineema Paradigm Purge


何かあるとすぐにgoogleで検索することが多い今日この頃、検索エンジンに頼ることで喪失していっているなと感じることがあります。

今、問題の解決力強化のための教育を職場で受けさせてもらっていますが非常に難しいです。
何が問題か、現状はどうなのかを把握して解決するまでを設計するわけですが、どこに焦点を合せるべきか迷いつい変な方向へ向かいがちです。
結果やらなくていいことを問題として取り上げ無駄な時間と資金を消費してしまうことに繋がります。
(問題解決能力で一番難しいのは問題を問題と捉える能力だと思います、これは長年の経験やセンスによるところが大きいのではないでしょうか。 )

クリップボード03

コレが実例があるものなら解決方法は簡単で検索エンジンに頼れば簡単に答えがみつかります、例えば前に書いた記事でコペンのインテークパイプにオイル滲みがあるという問題が現に発生していますが、コペン パイピング オイル で検索すれば他にも実例が出てきます、また今ではみんカラというデーターベースもあり原因解決が間を飛ばしていきなり答えにたどり着くことが前にも増して簡単にできるようになりました。
これにより実例があることに対しては考える必要性がなくなりました。
ただし実例がないものや市場での扱いが少ないものは比例して情報も少ない傾向にあるといえます。(業務用の機械や製品は特に情報がない)
そのため実例が彷彿という実績があるものを選ぶ保守的行動に走りがちです。

自身の実例としては自作PCにおいて鉄板どころのメーカーや機種を採用し問題発生リスクを最小限に抑えるとともに問題発生時の対応を短縮し時間と費用を最小限に抑えています。
価格.comや2ちゃんねるでいくらでも情報は手に入れることができます。
ただしiPadのようにコレだ!という確信を得たものは一直線です。

しかし企業の場合はどうでしょうか、実例があったとしても会社の経営方針や形態、人員のレベルや業種も様々で実例がそのまま当てはまることは珍しいように思えます。
そうなると自助努力で解決する他ありません、そこで問われるのが問題解決能力すなわち考える力が重要になってくるのではないでしょうか。
しかし上記のような考えずに解決できる手法が存在しているがために考える力を喪失しているとこの頃感じています、検索エンジンが悪いという訳ではありません、あまりにも頼りすぎている部分に問題があるのではないでしょうか。

この先は激動の時代です、考える力が真に問われる時代において必要なものをあなたも失っていませんか?