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※何故かBF-01BとiPadで使えたSkype、docomoのデータ通信はSkype規制がかかっているはずでは?

Skype

au禁断のアプリ解禁はSkypeでしたとだいたい皆さん予想通りではないでしょうか。
キャリアが禁断のアプリとするのも納得の便利さがあります、テキストチャット・ボイスチャット・ビデオチャット・ファイルの転送など一対一だけでなく一対多数のコミュニケーションにも最適です、その便利さは仕事でもプライベートでも活躍してくれています。

auの開く突破口

しかしキャリアにとってはSkypeはライバル会社であり驚異です。
定額データ通信ができる今となっては定額通信の費用だけで会話ができるため各キャリアは規制を設けていましたがauはそれを取り払い解放しようとしています。
これが定額通信のように従来の物に付加価値を付けるならいいのですが今回は自分たちのサービスを切り売りする行為です、そして間違いなく定額のように各社auに続いて解放という流れとなるでしょう。

まるでメディアの新しい形とGoogleTVと同じ状態で電波(音声通信)が通信に切り替わろうとしている状態になっているまさにその瞬間が今かもしれません、実際音声通信もデータ通信になっているため全て通信で処理している状態とTVよりも簡単に切り替わる要素がそろっています。

またユーザーの使用形態に併せて商品は変わっていく物ですが従来のガラパゴス携帯からスマートフォンというデータ通信に重点を置いた商品がヒットしてきており、すでに通話があってデータ通信もできるという考え方からデータ通信があって通話もできるという考え方にデバイスは変化してきています。

Skypeは最後の砦

すでに携帯電話サービス市場はこれ以上の伸びる要素はありません、製造する側には余地がありますがそれすら自分たちで放棄しているように見えます、ガラパゴスが悪いといいますがむしろ特徴でありそのシステムごと売りにかけてしまえばいいだけで実際はガラパゴスが問題というよりキャリアが規制や保護で蓋をして使い勝手が悪くなるようにしているのが問題だと思います(故にiPhoneが売れたと思う)。
飽和している市場においてキャリアが維持しないといけないのはシェアであり他キャリアからの取り込みや新規に携帯電話を持つユーザーの取り込みをして維持しないといけません、すでにパイは決まっておりこれから人口の縮小にあわせ収益も低下していくだけですからこの先はサドンデスの可能性があります。
実は業界の1位は儲けて2位はトントン、3位は赤字という状況がよくあり現在業界第3位のauは収益が競合他社に比べ良くない可能性が高いです、auが利益をだすためにはシェアを獲得するしかありませんが魅力のないサービスや端末ではお客は取り込めません、Softbankが参入してきて以来不発続きで落ち目のauでしたがこの度発表のIS03に続きSkypeを解禁してユーザーを取り込もうとしているのは分かるのですが1人当りの収益性を上げる手段にはなりえません、従量である音声通話がそのままSkypeに切り替われば定額データ通信になるため1人当りの収益性は必ず低下します。
まだスマートフォンの一部でサービスが受けられるという状態かもしれませんがdocomoやSoftbankが黙っているわけがありません、そのうち殆どの機種で使えるということもあり得るわけで市場全体で収益性の低下を招く可能性があるSkypeはキャリアにとっては禁断のアプリであり最後の砦だったのですがその砦もとうとう陥落です。

もはや最後は家庭用ブローバンドのサービスと同じだだの通信サービス事業になってしまうというキャリアにとっては悪夢といってもいい状態が近づいてるのかもしれません。