撮影の際、録画時間は短いものの電源を入れている時間は長いことが多く、標準のバッテリーよりも大容量の互換バッテリーを使っていましたが、今回も同じく大容量の互換バッテリーを導入してみることにしました。
この互換バッテリーはAmazonで調べた限り互換バッテリーとしてはまともな製品だと感じたので選択してみました。
しかし、人気製品のためか、互換バッテリーでありながら偽物が出回るという状態になっているようで、販売されたものの一部にバッテリー内部にナットが入っているという、典型的な偽物が紛れているようです。
ある意味では博打のようなものですが、明らかに容量をごまかしている偽物を掴まされたなら返品すればいいやと思い購入してみました。
届いたNP-FV100互換バッテリーがこれです。
前に購入した互換バッテリーはNP-FV70互換バッテリーなので、バッテリー容量が多くなった分サイズも長くなっています。
ラベルの表記は6.8V 3700mAh(25.16Wh)。標準で付いてくるSONY純正のNP-FV50は6.6Whなので、仕様では3.8倍のスタミナあることになります。
さすがに大きい分重量もあり、実測で128gとビデオカメラ本体の重量からすると結構な重さになります。1個のバッテリーで長時間録画できるのは良いですが、手で持ちながら撮影するには厳しいかもしれません。
SONY HDR-CX590Vに取付けてみましたが、案の定というかなんというか、異様な物体がカメラ後部から伸びている感じで違和感が凄いです(この無理矢理感嫌いではない)。
飛び出ている部分を計測してみましたが、48mmと結構な長さです。
SONY HDR-CX590V付属のNP-FV50純正バッテリーの倍の長さがあるNP-FV70互換バッテリーを横に置いていますが、これが普通のバッテリーに見えるほど長いです。
見た限りではバッテリー自体に特に問題は見あたらないので、次に電源を入れて使えるかテストしてみました。
撮影や再生動作は問題なく、充電もACアダプタ、USBコネクタからどちらからでも充電は可能でした。
その後、満充電で録画可能時間を確認してみましたが、録画開始前の表示は6時間35分と表示されました。
しかし、実際に録画してみなことには分からないので確認してみたところ、6時間47分と大容量バッテリーらしい長時間の連続録画ができました。これで、中身にナットが入っているか心配する必要はなくなりました。
※連続録画なので実環境での稼働時間は若干短くなる
互換バッテリーのなかには残量が無くなったときの電圧の落ち込みが激しすぎて、警告なしに機械が強制的にシャットダウンしてしまうことがありますが、このNP-FV100互換バッテリーについては、6時40分で警告がしっかりと出てきました。
その後、残りの稼働時間が0分を超えて稼動しましたが、7分後に電源が強制OFFとなり、再起動後に録画ファイルが自動修復され、最後の録画データが途切れていないか再生して確認しましたが、最後の最後まで録画していました。
後はセルの劣化ですが、こればかりは価格だけに国産の高性能セルを使っているであろう純正と比べてはいけません。テストの結果からしたら、少なくとも数ある互換バッテリーの中でまともな製品と判断すべきでしょう。
NP-FV100互換バッテリーが無事使えるのを確認したので、完全放電でお亡くなりになったNP-FV70互換バッテリーを分解してみることにしました。
ナットが出れば大当たりと思って分解してみたものの、ナットではなく鉛板がバッテリーの間に挟んであるという微妙な仕様でした。何だか、ちょっと損な気分です。
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