それでも、フェイスクッションについてはまだ不満が残るところがあり、一部のVIVEユーザーの間では有力な方法としてあがっている「フェイスクッションの交換」をしてみることにしました。
それだけではなく、このフェイスクッションは水洗い厳禁のため、皮脂汚れや吸い込んだ汗は徹底的に洗うこともできないという困りものでもあります。
スマートフォン用VRゴーグルの「キンガ 3Dメガネ VR ゴーグル VR BOX」です。これがVIVEのための生け贄となります。
キンガ 3Dメガネ VR ゴーグル VR BOXは数ある中華製のスマホ用VRゴーグルの中で、安価かつ無加工でVIVEに装着が可能なモデルと言われていたので入手してみました。
中身を取り出してみると、簡素な作りのVRゴーグルが出てきました。
スマートフォンをはめる部分は蓋もなく、スマートフォンをそのままスライドさせて使うという設計で、スマートフォンの幅が足りないと隙間から光が入って没入感台無しという酷い設計です。
しかし、価格なりには良くできている部分もあり、瞳孔間距離の調整ができるようになっています。
ざっと本体を眺めて満足したので、一番大切なフェイスクッションをはぎ取ります。
VIVEのフェイスクッションと並べてみました。キンガ 3Dメガネ VR ゴーグル VR BOXのフェイスクッションは合皮レザーのような表面で、厚みも幅も薄いため少し頼りなさを感じます。
しかも、このフェイスクッションは肌への密着感が良好で、VIVEのゴーグルが張り付くように顔にフィットするようになります。
細く、頼りない幅でもしっかりと顔に張り付くため、プレイ中に頭を振ってもゴーグルがずれる心配はほとんどといっていいほど無くなりますし、サイドのバンドを少しきつめに締めると真下を向いてもゴーグルが離れにくいのでゲームのプレイ中にゴーグルのフィット感を気にすることが少なくなりました。
純正のフェイスクッションと比較すると吸水性が劣るため、汗を大量にかくと滑りやすくはなりますが、吸水性が劣る分、汗や皮脂を吸い込みにくく手入れも簡単なので手入れはしやすいと感じます。
装着後はレンズと目の間の距離も短縮されるため、視野が気持ち広がるため没入感も若干ですが増す効果もありました。
キンガ 3Dメガネ VR ゴーグル VR BOXは千円程度で手に入るので、VIVEのフェイスクッションに不満があるのであれば一度試してみて損はないでしょう。
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