ヘッドマウントディスプレイと

前にヘッドマウントディスプレイを購入したのですが、デスクトップPCに接続する際にHDMI出力に空きがないので、USBに接続するHDMIアダプタの導入を検討してみました。

様々あるUSB接続のHDMIアダプタですが、最終的にUSB3.0に対応したCable Matters USB 3.0 → HDMI/DVI 変換アダプタを導入することに決定しました。
Cable Matters製


USB接続のHDMIアダプタには様々ありますが、有名メーカー製のものを差し置いてCable Mattersを選んだ理由は2つあります。

1つは有名メーカー製のUSB3.0対応モデルと比較して内蔵のチップが新しく動画再生に有利なこと。2つ目はAmazonでそれなりの評価数と評価があったからです。

USB3.0にこだわったのは、帯域が大きく高解像度に対応しているからです。2560×1440という解像度を使うことはありませんが、あるに越したことはありません。

なお、Cable Matters USB 3.0 → HDMI/DVI 変換アダプタ含め、この手のUSB接続タイプ映像出力アダプタのほとんどは、HDCP等の著作権保護に対応していないため、PC接続タイプのデジタルTVチューナー、DVD・Blu-rayの再生には使えません。

パッケージは海外製の製品らしい

それではパッケージをみていきます。パッケージは海外製の製品らしい簡素なパッケージです。PC専門店のレジ前等で並べて売られていそうな感じです。

内容物一覧

中身はアダプタ本体、HDMI-DVI変換コネクタ、ドライバーディスク、マニュアル類です。

アダプタ本体

アダプタ本体は、手のひらに載るサイズの筐体に短いUSB3.0ケーブルが付いたもので、それほど大きくはありません。

HDMI端子

操作ボタンなども一切無く、アダプタ本体にはHDMI端子があるだけです。
 

最大解像度


気になる性能については、最大解像度がHDMIで2560×1440、DVIで1920×1200となっています。

4Kモニターには届かないものの、売れ筋のフルHDモニターには十二分な解像度です。

また、広帯域のUSB3.0に対応しているだけあって解像度もUSB2.0モデルより優れているのが特徴です。

音声はLPCM 2chのみで、あくまでも手軽に映像を楽しみたいという人向けに割り切られているようです。

HDMI-DVI変換コネクタ

付属のHDMI-DVI変換コネクタはHDMIからDVIへの変換のみにつかえます。DVIは映像の通信専用の規格のため、HDMIの信号に含まれる音声データは通信できません。

DVIのモニターと接続する際は、別途音声信号をPC側から出す必要があり、ケーブルが増えるのでHDMI端子のまま使用するのがベストでしょう。

USB3.0

USBに接続する際はいくつか注意点があります。これはUSBに接続する映像出力アダプタ全般にいえることですが、消費電力が大きめなハードなので、PCに直接接続するか、HUBを通す場合は電源をHUBに供給するセルフパワータイプを強く推奨します。

供給電力が足りないと、認識にしても正常に動作しないなど問題が起こる可能性があります。

ドライバーディスク

アダプタの接続前にはドライバーディスクからサポートソフト一式をインストールする必要がありますが、日本語に対応しているので説明を確認しながらインストールすればすぐに作業は終わります。

接続を促されたらアダプタを接続

接続を促されたらアダプタを接続します。

ドライバーを更新する必要がある

私の環境ではUSB3.0のホストコントローラーが古いためかドライバーを更新する必要があると表示が出てきました。
 
USBホストコントローラーの案内

親切なことに、販売元のDisplayLink社のWebサイト経由で最新ドライバーのある場所を案内してくれたので、そこからドライバーを更新しておきました。

正常にインストールできらたらOS側からマルチモニターの設定です。

画面の解像度

画面の解像度(デスクトップで右クリック呼び出し)を表示し、新しくCable Matters USB 3.0 → HDMI/DVI 変換アダプタに接続したモニターを「複数のディスプレイ」を変更してアクティブにします。
※3が新しく追加されたモニター

新しく追加されたモニターのアイコンが灰色から青色に変わったらアクティブとなり、実際のモニターに映像が映ります。

サウンドの再生

続いてHDMIに音声を出力する設定です。こちらはサウンドの再生(タスクバーのスピーカーアイコンを右クリックして再生デバイスを選択)から「DisplayLink Audio Adapter」を右クリックして「規定のデバイスとして設定」を選択します。

なお、サポートソフトからもオーディオ設定とディスプレイの設定画面に飛べるようになっています。

サポートソフト

さらに利便性を高めるため、サポートソフトでは簡単に映像出力の設定を切り替えることができるようにメニューが用意されています。

これで初期設定は完了です。映像も画像もマルチモニターで楽しめるのですが、今まで使っていたモニターと同じようにはいきません。

USBに接続する映像出力アダプタは映像を処理する専用のハードの代わりにCPUを使いそのハードの代わりをしています。

すなわち、高解像度になればなるほどCPUのリソースを消費するため、貧弱なCPUだと耐えきれずに動画がこま落ちし、アプリケーションの動作にも悪影響をもたらします。

また、動画の再生についてはアダプタ内蔵のチップの性能にも左右されるため、PCの性能、使用解像度、アダプタの性能で満足な性能が発揮できるのか変わってきます。

ほぼ、画面の動きが静的に近い、ビジネスソフト(エクセルやワード等)では画面の動きは小さいためそれほど問題にはなりませんが、高解像度で動画再生をする場合は要注意。CPUだけでなく映像処理ハードにも大きな負荷がかかるゲームについては論外です。

1080Pで設定した際のCPU負荷

試しに1080Pで設定した際のCPU負荷をタスクマネージャーで確認してみましたが、フルスクリーンで動画を再生した際の負荷は10%になりました。これには動画の再生に割かれるリソースが3%入っているので7%が実際の負荷となります。
※Windows 7 64bit / Core i7 2600K /RAM 16GB

最大解像度の2560×1440では理論上1080Pの1.8倍の処理となるので、CPUの負荷は1割以上になると思います。


ヘッドマウントディスプレイと

とはいえ、私の環境ではサンコーのヘッドマウントディスプレイEYE THEATER(解像度1280×800)を接続して使うだけなので負荷は少なく、動画はメインのモニターと変わりなく再生できています。

まとめ

映像出力のないノートPCやデスクトップPCを手軽にマルチモニターにしたい場合、Cable Matters USB 3.0 → HDMI/DVI 変換アダプタは手軽にそれを実現できるハードです。

CPUの性能によってアダプタの性能が発揮できないことがあり、貧弱なPCだと動画の再生時にこま落ちするなど問題はありますが、環境さえ整っていれば2560×1440の解像度を扱えるモニターが1台追加できるというメリットは大きなものがあります。

4Kモニターには性能不足ですが、フルHDのモニターを買って手軽にマルチモニター化したい場合には有力なハードといえるものでした。