RT-USBVAC3QC

通信ケーブルであったはずのUSBが給電ケーブルになりつつある今、USBの給電能力を計測するためUSB電圧・電流チェッカーを買ったのですが、使い勝手が悪いとあって買いなおすことにしました。
パッケージ

今回購入したのは、ルートアールUSB電圧・電流チェッカーRT-USBVAC3QCです。

高機能

RT-USBVAC3QCは、前回購入した同社のRT-USBVA2Cよりも高機能になっており、積算電力表示、消費電力表示、カウントメモリ機能、10ページメモリー、QC2.0対応、データ通信可と価格は高い分機能はてんこ盛りです。

ある程度映えるデザイン

また、撮影で使うこともあるため、ある程度映えるデザインの物が欲しかったのですが、見た目については必要十分。

綺麗なパネル部分

Amazonのレビューで液晶に傷が・・・とあったので心配していましたが、保護フィルムが張ってあるので剥がせば綺麗なパネル部分が出てきます。

本体にはボタン

RT-USBVAC3QC本体にはボタンがついていますが、このボタンで表示やページの切り替えを行います。

視認性が良い

早速USB電源アダプターに差し込んでみましたが、視認性が良く、このように照明を当てても表示が読み取れるので、撮影に使う場合にも向いています。

暗闇でも視認性は良好

もちろん、暗闇でも視認性は良好で、派手に光ることもないため、寝室で使っても就寝時に気になることはありません。

電圧・電流・積算電流の同時表示

表示は初期状態が電圧・電流・積算電流の同時表示で、本体のボタンを押すごとに・・・

電圧・電流・消費電力表示

電圧・電流・消費電力表示

電圧・電流・積算給電時間表示

電圧・電流・積算給電時間表示に切り替わります。

通信も可能

RT-USBVAC3QCはデータ通信に対応しているので、スマホやタブレットの充電計測だけでなく、USBメモリやUSB外付けHDDに接続して使う事も可能です。

ただし、RT-USBVAC3QCを介してデータ通信をした場合、転送速度が低下することを確認していますので常時取付けて使う用途にはお勧めしません。
 
※USB3.0ポートに接続したUSB3.0対応メモリカードリーダーでSDXC R95MB/s W60MB/sのカードを計測。書き込みは僅かに低下したが読み込みで倍近い転送速度差が出た。

無負荷時の積算電力カウント

そんな多機能なRT-USBVAC3QCですが、積算電力についてはRT-USBVAC3QC本体の消費電力も含めて計算しているのか、出力側に何も接続せずに置いておくと積算電力がカウントされて増えていきます。

電力と電流が同時表示できれば良いと思って購入したので気にする個所ではないのですが、積算電力目当てで購入する場合は要注意です。

他にも不満として感じるのがメモリリセットです。

RT-USBVAC3QC は電源供給が断たれても積算電力を記録しています。

再度、電源が供給されると再びカウントが始まりますが、このメモリをリセットする方法が面倒で、クリアしたいメモリページの前のページでボタンを長押しする必要があります。

このページは10ページもあるため、同じページをリセットするためには9回ボタンを押し、その後さらに1回長押す必要があり、リセットボタンを別に用意してもらいたいと感じるほど操作性に劣ります。

個人的にはリセット以外問題無し

それ以外では、特に不満に感じる事は無く、撮影時にわざわざ照明を落として撮影する必要もなくなり、電力と電流が同時表示できるので使い勝手も向上するなどRT-USBVA2Cで感じていた不満はすべて解消しています。

QC2.0対応については対応した機器を所有していないので計測はできませんが、今後、対応した機器が入れば確認してみたいと思います。