EC Technology 6000mAh モバイルバッテリー

電源がない場所でもスマホやタブレットPCを充電できる便利なモバイルバッテリー。最近ではスタンダードなものから多機能タイプまで数多くのモデルが登場しています。

そんな中、モバイルバッテリーの機能ではなく、LEDライト機能が実用性十分なモバイルバッテリー EC Technology 6000mAh モバイルバッテリーを購入してきました。

実は、モバイルバッテリーの購入はこれで3個目になります。1つはカメラ機材用に、2つ目は純粋にモバイルバッテリーとして、そして3個目は必要なのかというと問われるとモバイルバッテリーとしては不要です。

何故かというと今回のEC Technology 6000mAhの購入にあたっては単純に夜道を照らすライトが欲しかったからで、鞄に入れても邪魔にならないサイズ、充電仕様、実用性のある明るさという要素を満たすものを探した結果がEC Technology 6000mAhだったというわけです。

とはいえ、モバイルバッテリーとしても使えるのでその点を含めてレビューをしていきます。

シンプルなパッケージ

パッケージは海外製デジモノに多いシンプルなパッケージです。

中身を空けてみる

中身を空けてみるとEC Technology 6000mAh本体が出てきます。

箱の中

箱の中には別に充電用のマイクロUSBケーブルと説明書が入っていました。

本体

本体は円筒形でデザインを重視しています。ライトにありがちな滑り止めなどの加工は一切無く、非常にシンプルで逆に新鮮味を感じます。

外装はアルミで質感の向上に役立っているだけでなく、プラスチックの筐体が多いモバイルバッテリーの中では比較的強度があるといえます。

ストラップホール

また、ストラップホールも用意されていますので、カラビナタイプのストラップをつけてバッグにつり下げておくなど運用の幅も広がります。

EC Technology 6000mAhのバッテリー容量は6000mAhです。このような大容量モデルのモバイルバッテリーは見た目のわりに重量があるので計測してみました。

結果は154g
 
結果は154gという結果でした。ライトとして使うにあたって重たいと感じることは無く、どちらかというと中身が詰まっているという印象を受けます。

LEDライト

各先端にはLEDライトとUSBソケット・スイッチが用意されています。
 
1Wタイプ

LEDライトは1Wタイプです。1W タイプのLEDは小型で携帯性の良いライトに良く採用されているのをみます。

USBソケット・スイッチ

反対側にはEC Technology 6000mAh充電用のマイクロUSBソケットとモバイル機器を充電するためのUSBソケット、そして電源スイッチがあります。
インジケーター

このスイッチは電子式でステータスを表示するインジケーターにもなっています。

本体を充電

EC Technology 6000mAh本体を充電しているときは赤く光り、充電が完了した時や電源がONになると緑に光ります。

基本的にはワンプッシュで電源ONになり、接続したモバイル機器の充電ができるようになるのですが、充電中はインジケーターが緑色の素早い点滅になるため、机に上に置いておくと目立ちます。

この状態でモバイル機器の充電が完了するとインジケーターは消灯しているのですが、電源はOFFになっておらず、再度モバイル機器が充電を始めると再びインジケーターが緑色の素早い点滅に変わります。

電源を完全にOFFにするには電源ボタンの長押しが必要ですが、電源がONでも待機状態だとインジケーターが消灯しているので、電源がONなのかOFFなのか分かりません。

また、スイッチを素早く2回押すことでライトのON・OFF操作になるのですが、ライトのスイッチ操作含めインジケーターの状態がどのような状態を示しているのか説明書に記載がない点はどうかと思います。

他にも残念な点として、バッテリー残量がまったく分からないという点は不安を感じますが、USBソケットがあれば、PCだろうがUSB電源アダプターだろうが関係なく充電できるので、こまめに充電して対処しています。

続いてモバイルバッテリーとしての評価です。

6000mAh

EC Technology 6000mAhは6000mAhというバッテリー容量があり、スマホの充電であれば約2回分の容量を持っています。

また、USBソケットの出力は1Aなので、スマホの急速充電だけでなくタブレットPCの充電も可能となっており、取りあえずEC Technology 6000mAhを1本用意しておけばいざという時に活躍してくれそうです。

試しにiPhone5sとiPad Retinaディスプレイモデルを充電し、電圧と電流を計測してみましたが、電圧と電流の安定性はやや不安定な結果が出てきました。

iPhone5s電流

iPhone5sでは電圧は4.6Vから5.1V、電流は0.8A強から1.0A弱をうろうろと動き続けています。
 
iPad Retinaディスプレイモデル
 
iPad Retinaディスプレイモデルでも同じような結果でした。

小さいサイズに収めるため昇圧回路が若干無理な設計になっているのかもしれませんが、スマホは急速充電できますし、ある程度出力がないと充電できないタブレットPCも充電できるので、実用面で問題を感じることはありません。

最後はライトとしての機能です。

ライトとして

EC Technology 6000mAhには1WクラスのLEDが搭載されていますが、1Wクラスというのは実は明るさの指標としては分かりにくい表記で、1WクラスのLED電球は効率によって40lmから100lm程度まで明るさに幅があるようです。

IMG_1398a

EC Technology 6000mAhはLED電球のスペックを公開していないため分かりませんが、実際の使用では街灯の無い真っ暗な環境のなかアスファルト道路を5m程度まで実用的な明るさで照らしてくれます。

IMG_1396

前まではiPhone5sのLEDライトを使っていましたが、広範囲を照らすのは良いものの照度不足でうす暗く遠くまで見えない不満がありましたが、EC Technology 6000mAhは真っ暗な道でも何があるのかしっかりと見えます。

明るさ比較

試しに屋外でiPhone5sのLEDライトとEC Technology 6000mAhを比較してみましたが、結果は一目瞭然です。

なお、ライトの連続使用時間については弟分ともいえる3200mAhモデルで最大10時間と表記があったので、EC Technology 6000mAhではおよそ19時間使える計算になります。これだけの時間使えるのであれば明るさと合わせて実用性は十分といえます。

なによりライトとして見たとき、電池交換の手間が必要なく、稼働時間が長く、PCに接続して充電できるので、デジモノ好きであれば使い勝手が非常に良いライト付きモバイルバッテリーとなっています。