XLEDIA D125N

部屋が暗い・・・。前々からそう思い、推奨以上のW数の明るい電球型蛍光灯を使っていたのですが、自身の発熱による熱害により電球が故障して使い物にならなくなるため、前から考えていたLED電球の導入をすることにしてみました。

しかし、LED電球にしたからといって暗くなっては意味がないため、思い切って2,000lmという民生向けのLED電球としてはトップクラスの明るさを持つXLEDIA D125Nを導入することにしてみました。

結果は交換して大成功。部屋が明るく気持ちも明るくなったように感じます。


本体正面
XLEDIA D125Nは広範囲を照らす広配光のLED電球です。独特の平らな形状が特徴的です。

デュフーザー

この形状により、指向性の強いLED光源から発せられる光を拡散する構造になっています。

ヒートシンク

胴体中央部には巨大なヒートシンクが取付けられています。LED電球とはいえど2,000lmという明るさを出すためには発熱を逃がすためのヒートシンクが大がかりになりがちです。

しかし、ここまで大きなのは理由があり、2,000lmという明るさにありながら密閉器具に対応させるためにこのサイズになっていると思われます。

仕様

LED電球というと信頼と安心の国内メーカーというのはあながち間違ってはないのですが、粗製濫造されたものも中にはあり、明るさの表記があいまいだったことも加わり消費者庁より訂正命令が出たこともあります。

そのため、LED電球については「暗い」というイメージを感じる人もおり、LED電球を選ぶ場合はとりあえず安易な選択は失敗の元です。とかく、明るいLEDは高価なためなおさらです。

XLEDIA社は台湾のメーカーですがLED光源は日本産のものを使用しており、国内メーカーよりも長い3年の保証期間を設けています。実際に外観をパッと見たところでは、海外産LEDにあるような粗雑さや安っぽさは無く、国内家電メーカーのクオリティと変わりありません。

比較対象はF32W-T

今回、XLEDIA D125Nをレビューするうえで比較対象が必要だったので、従来使用していた電球型蛍光灯F32W-Tを比較対象として用意しました。

F32W-Tの仕様は箱の表示が1,800lmですがカタログ表記は2,000lmということで、同じ2,000lmとして扱います。XLEDIA D125Nも同じ2,000lmということで、同じ全光速同士の比較となります。

まずは長さですが、XLEDIA D125はF32W-T約半分と短くなっています。F32W-Tは長すぎてシャンデリアのグローブからはみ出たり、その形状からあまり見た目はよくありません。F32W-T作業灯用の電球ですから、この点は仕方ないといえます。

141g
108g

重量に関してはF32W-Tが軽くなっています。XLEDIA D125Nはヒートシンクのせいか、見た目によらずズッシリとした重さがあります。

17W
31W

続いて消費電力の比較です。F32W-Tが31Wに対してXLEDIA D125Nは17Wとなっており、ほぼ表示どおりの消費電力となっています。

電球はどちらも同じ2,000lmの明るさですから、仕様どおりの全高束があるとすればLED電球の効率の良さが改めて証明されたことになります。

72度
100度を超えた

次に発熱の比較です。最初に記載したとおり、電球は熱により寿命が短くなったり故障することがあります。これはLEDだろうが蛍光灯だろうが関係ありません。そのため発熱は低いほど優秀ということになります。

発熱の比較に関してはF32W-Tが約100度に対してXLEDIA D125Nは72度となっています。効率の良い発熱構造と合わせ、低い発熱のためXLEDIA D125Nは密閉器具対応なのでしょう。

XLEDIA D125Nの照射角
F32W-Tの照射角

最後に照射角度です。LED電球は点光源のため指向性が強く、蛍光灯は面発光のため指向性は弱い特徴があります。

F32W-Tは当たりを包み込むように照らし出していますが、XLEDIA D125NはV字型に照射しているのが分ります。

XLEDIA D125Nは広配光タイプとはいえどもそれなりの指向性はあるようです。ただし、スポットライトのような極端な差があるような指向性ではなく、直線的な光が強めではあるものの、辺りにも光は広がっています。

ちなみに、この写真はカメラの色温度を調整せずに撮影しています。XLEDIA D125Nは5000KのためF32W-Tよりも暖かい色の光を発します(WBはマニュアルでF32W-Tの6500Kにセットしている)。

蛍光灯の緑や青白い光とは違い暖かみを感じる光なので、落ち着きが欲しいけど電球色のような赤さは嫌だという場合に最適な色温度です。

実用照度計測環境

続いて実用に近い環境で検証するため、部屋の照明のうち撮影ブースに向かっているグローブのみ電球を付けて照度を計測してみました。

なお、検証に用いた照度計はこちらで紹介しているコンパクトデジタル照度計 Luxメーターです。

LED正面

FT32正面

上の照度101luxがXLEDIA D125N、下の照度25luxがF32W-Tになります。同じ箇所に取付けたものの照度は4倍の差が出ています。

LED反対
FT32反対


次は逆に撮影ブースとは反対側のグローブに取付けて計測してみました。 

結果はXLEDIA D125Nが19luxに対しF32W-Tは15luxとなりました。反対側に移動しただけで5倍の差が出ているXLEDIA D125Nですが、ここでもLED特有の指向性を感じる結果となりました。

LED全て

ちなみに、8灯全てXLEDIA D125Nに交換した際の撮影ブースの明るさは425luxになりました。

明るさは環境により最適な数値が指標としてありますが、明るすぎると目を通じて脳へ行く信号が強く脳が疲れ、明暗の差が激しいと目の回りの筋肉が調整のため激しく動いて疲れてしまい、睡眠に入る際の妨げになります。

暗いのも問題ですが、明るすぎるのも問題となることもありますので、できれば照度計で環境に適した照度なのか計測しておくことをお勧めします。

合計16,000lm

さすが合計16,000lmの照明です。指向性があろうがこのシャンデリアの構造では全ての方向に配光できるため、指向性は特に気になりません。

他にもシーリングライトのようにデュフーザーがついている照明器具であれば、さらに光を拡散して柔らかく照らし出してくれるでしょう。

●まとめ

はっきりと明るいと感じるほど強烈な光を生み出すので、LEDは暗いというイメージを完全に払拭してくれること間違い無しです。パリッとした明るさが今までどんよりとした光に包まれていた部屋を照らし出してくれます。

価格が高めなため安易に手が出しにくく、個数が必要な場合は多額な費用が発生するため、導入に踏み切るには覚悟が必要ですが、ともかく明るいLEDが欲しいのならXLEDIA D125Nはその期待に応えてくれます。

今回は試験導入を経て全灯交換をしましたが、PCで作業をする環境で必要な明るさを確保できたこともありXLEDIA D125Nへの全更新は正解でした。