環境を測る

人が快適な環境だと感じる要素は様々ですが、そんな環境をスマホで見ることができる多機能センサー「eSensor」。

温度・湿度・照度・音・空気質を計測してスマホで確認するだけでなく、eRemoteと連携すれば動作の制御にeSensorが使えるなど部屋の環境を整えるのにも使えます。

今回はそんなeSensorをお借りすることができましたので、どのようなことができるのか実際に使ってみることにしました。
 
パッケージ

eSensorは名前のとおり各種センサーを装備した多機能センサーです。eSensorが置かれた環境を数値化することで部屋の環境をスマホで確認でき、これにより部屋の環境を整える指標が理解できるようになります。

例えば冬は湿度が高くなれば同じ温度でも暖かく感じたり、夏は逆に湿度が低いと同じ温度でも涼しいと感じるものです。しかし、それは湿度や温度の関係を数値を見ていないと、どの程度でその状態になるのか分りにくいものです。

私は部屋に温度計・湿度計を置いてそれらの情報を確認していますが、eSensorがあればスマホで、しかも外出先からでもそれらの情報を知ることができます。

内容一覧

内容一覧

eSensor本体
ACアダプター
USBアダプター(電源供給用)
マニュアル

本体
本体は葉のような形状のデザインとなっており、パッと見てもセンサーとは思うひとはそうそういないでしょう。
オシャレ

センサーというイメージよりはオブジェのような印象を与えてくれますが、この本体の中に各種センサーが配置されています。

照度と騒音計

本体はスリットがあり、そこから照度センサーを確認することができます。また、センサー類が環境を計測するために使用しているものと思われるメッシュ加工があります。

光る

この箇所にはステータスを表示するLEDが装備されており、eSensorの状態を光で知らせてくれます。

背面

背面にはメッシュ加工と電源供給用microUSBコネクタ、リセットボタンが用意されています。

なぜ3つ?

microUSBコネクタは3個用意されていますが、通常使用するのは1つのみです。

電源供給に使うコネクタはどれでも使えるようですが、基本的には一番上のPowerと書いてあるコネクタを使用するようになっています。

コネクタが3つ用意されている理由については、今後の機能拡張のためのようです。

重量
なお、本体の重量は118gとなっています。

付属のACアダプター

これが電源供給用のアダプターになりますが、これは海外モデル向けに付属しているアダプターです。


仕様

国内の初期ロットでは電源アダプターは付属しませんが、PSEマークが表示された電源アダプターが用意でき次第、国内向けモデルにも電源アダプターが付属する予定となっています。

なお、電源の仕様は5V1Aですので、電源アダプターを用意する場合は5V1A以上の出力があるアダプターが必要になります。

付属のUSBケーブル

付属のUSBケーブルは電源供給用のもので、長さは1.5mとなっています。


消費電力


センサーということは常時状態を読み込み送信するため、待機電力はある程度あるものと思っていましたが、計測をしてみると待機電力はワットチェッカーの最低表示1Wを下回っており、特にセンサーだからといっても消費電力を気にするレベルではないようです。

緑の点滅状態

次はeSensorとの接続に移りますが、接続方法は非常に簡単になっています。まず、eSensor本体に電源を供給して暫く待つとLEDが緑に点滅して接続準備が整ったことを教えてくれます。

デバイス追加

同じWi-Fiに接続したスマホで専用のアプリ「e-Control」を立ち上げ接続を開始します。

Wi-Fi接続

Wi-Fiの接続画面に切り替るのでWi-Fiアクセスポイントのパスワードを入力してSETボタンを押します。

eSensorが追加された

設定に成功すればe-ControlにeSensorが追加されています。

接続の詳しい情報はメーカーのWebサイトにて詳細なマニュアルが用意されていますので、詳しく知りたい人はそちらを参考にすると良いでしょう。接続できない場合の対応も書いてあります。

なお今回のレビューについては、リージョンを日本に設定してサーバーを国内のAmazonサーバー上にあるe-Controlのサーバーに繋がるように設定。ファームウェアは最新のV26を使用しています。

eSensorの表示

eSensorのアイコンをタッチするとeSensorが置かれた環境を表示します。温度と湿度は数値で、明るさと音、空気の状態については感覚的な表現となっています。

普段気にしないことも分る


特に湿度や温度は快適な環境を左右する重要な要素です。これらの数値がどの程度あれば快適なのかを知るには、まず部屋の環境がどうなっているかを知る必要がありますが、eSensorであればスマホでいつでも確認することができます。

音センサーは部屋の端に置いた暖房がゆるゆると動いている際でも中という表記になっていました。しかし、PCのスピーカーから少し大きめの音量で音楽を流し、自分の座っている目の前にeSensorを置いても中の表記でしたので、人が生活するときに発する音程度であれば中だと判断するようです。

他にも、しんと静まりかえった時は静、誰もが五月蝿いと感じる音量だと大、特大と表示されます。

明りセンサーについてはなんとか足下が見えるような関節照明だと暗と表示され、照明を背に向けセンサーを影にすると薄暗に、照明にeSensorを近づけると明と表示されます。

明るさ

試しにLUXメーターを横に置いて比較してみましたが、こちらも生活で必要な明るさを基準にしているように感じます。 

空気質についてはVOC(揮発性有機化合物)を主に検出して判断しています。

塗料、接着材など有機溶剤を含むものには、VOCに分類される、トルエン、アセトン、ホルムアルデヒドが含まれていますが、こられの成分にはシックハウス症候群の原因物質として挙げられているものもあります。
※空気質状態の判断基準については一般家庭を想定したものであり、表示された状態は参考程度に留めてください。

なお、空気質が酷くなるとeSensorのLEDが赤く点滅して危険な状態を知らせてくれます。

バッテリーの減りが早い

eSensorの表示画面については少し問題点も見受けられ、このレビューのため色々とeSensorを使いながら計測をしていましたが、eSensorの状態を表示しているとアプリがデータの読み込みをリアルタイムに行っているからかバッテリーの減りがかなり早いように感じます。

最初はWi-Fiで接続しているからだと思い4G回線に切替えのですが、変わらないところ見るとセンサーの情報をリアルタイムに読み込んでいるから、もしくはアプリのバックグラウンド表示が動くタイプになっていることが原因のように思えます。できれば静止画表示にするなど電力を消費するような演出は避けたほうが良いよう感じます。

eRemoteと連携ができる


eSensorは単体でセンサーが読み取った情報を知らせてくれますが、eRemoteと連携すればさらに機能が強化されます。

eRemoteとの連携1

eSensorの画面から指令メニューに入るとタスク設定が行えます。eRemoteではタイマー機能のみでしたが、eSensorでは環境指数でセンサーの状態によるトリガー設定が使えます。

eRemoteとの連携2

トリガーにできる環境指数は温度、湿度、光、空気質、音の5つの指数です。これらの指数が指定した数値(状態)よりも上がった際、下がった際に反応するかを決めることができます。

eRemoteとの連携3

また、反応する時間帯を指定することも可能な他、リピートでは1回のみ、曜日指定、オール動作の選択が可能となっています。

eRemoteとの連携4

最後にeRemoteに登録されている家電のどの機能を動かすのか指定すれば環境指数によるタスク設定は完了です。

設定した指数になり反応するとeSensorのLEDが1回のみ赤く点滅しeRemoteに指令を送信します。その際のラグは1~2秒程度とスムーズな反応をしてくれます。eRemote含めサーバーを国内へと移行した効果が出ているようです。

このタスク機能を使えば、薄暗くなったら自動的に明かりを付けて防犯対策にしたり、ペットを飼っている環境で温度を自動的に快適にするなどeRemoteの使い方の幅が広がります。

私の設定

私の部屋では日光が当たらず照明があたる箇所にeSensorを置き、明るさが標準になるとサーキュレーターをONに、暗くなるとOFFになるようにし、照明に連動して動作するようにしています。エアコンを使っている時期はお勧めの設定です。
※現在、設定の反映直後は作動しますが、しばらくすると再設定しないと動作しなくなる症状が出ています。発売前でサーバーが対応していない可能性もあり、今後の改善が待たれます。


まとめ

部屋の環境を外出先からスマホでみるだけでなく、eRemoteと連携させることでタスクのトリガーを幅広く設定できるのは大きな魅力です。

照明に連動させることで人がいる時のみONにしたり、エアコンのON状態を温度に応じて細かく制御することも連携すれば可能になるなど、使い方次第では家電の制御を自動化することもできるかもしれません。

専用アプリのバッテリー消費の大きさ等、若干詰めが甘い部分が見受けられますが、実用性については十分に完成の域に達していると感じるものでした。