新しい撮影環境

私は写真や動画を撮る際に背景紙を多用しますが、人物や人並みに大きな機材などでは約2.7m幅の背景紙を用意しています。

この背景紙を使うには、大型のスタンドが必要になり、使う際に毎回組み立てていたら面倒なので、ずっと置いたままにしています。しかし、スタンドの一部がどうしても動画撮影時に映像に入ってしまうため、背景紙ポールを壁に固定することにしてみました。
背景紙スタンド

これが背景紙スタンドです。幅は3m程度あるので部屋の幅一杯占領しており、毎回撮影のために組み立てるのは面倒なので、このまま置いています。

左側のスタンド脚

しかし、この左側のスタンド脚が動画撮影時に入り込み、どうしても気になってしまいます。

そこで、壁掛けにしようと思ってホームセンターで材料を集めてみました。

ホームセンターで材料集め

使うのはL字アングルとS管です。この2つで背景紙のポール部分だけを壁に取り付けてやろうという考えです。

L字アングルを木ねじで壁に固定

まずはL字アングルを木ねじで壁に固定します。L字アングルは部屋のデザインに合わせて、少しおしゃれな物を選択してみました。

取り付け箇所については慎重に選びます。中空の壁など強度が足りない場合は、ハリの部分を探してそこに固定しないと、重さに耐えられず落下してしまいますので要注意です。


また、壁裏の配線にも要注意です。電気配線がありそうな所は避け、できれば壁裏チェッカーで確認すると安心です。

L字アングルも、固定に使うネジの数が多い、ネジの経が太い、ネジの長さが長いほど強固に固定できるので、強力な物を選択しておいた方が無難です。背景紙は紙とはいえ、芯の重さを含めると思った以上に重たいです。

L字アングルが長すぎ

次にS管を架けるわけですが、L字アングルが長すぎて、この箇所に架けてしまうと負荷が増大し、木ねじへの負荷も危ない領域になってしまいました。

壁近くにS管を

そこで、負荷を軽くするため、壁近くにS管を架けることにしました。

同じように、もう片方のL字アングルも壁に固定します。

S管にポールを架けてできあがり

後はS管にポールを架けてできあがりです。ちょうどポールのネジ穴にS管が入ったので、ポールがずれて落ちることもありません。

幅の狭い背景紙も

Lアングルの取り付け箇所が高い位置にあったため、長いS管を採用して幅の狭い背景紙も手の届く位置に架けて使うことができます。

重量はかなりのものになりますが、2週間たった今でもしっかりと固定されています。

これで撮影時に、背景紙のポールスタンドが入り込むことはなくなりましたし、スタンドの使っていたスペースが解放されたので、すこしですが撮影時に空間的な余裕も生まれました。

新しい撮影環境

部屋兼、寝室兼、スタジオのため、ただでさえ狭い空間で撮影していますが、これで大物の撮影時も、少しは余裕を持って撮影ができそうです。