南国リゾートのような景色

ここは南国リゾート地?そう思うほど綺麗な空と海を堪能でき、ミステリアスな遺跡、原住民独特の風習など南国のエキゾチックな雰囲気を堪能できるのがFarCryシリーズ3作目FarCry3です。

もちろん、ここは南国のリゾートではなく凶悪な海賊がはびこる狂気の島。不運にもこの地へと足を踏み込むこととなった主人公が生き残りをかけて戦いへと参じる姿を追っていく本作を今回はレビューしていきます。 
FarCry3をプレイするきっかけは次回作FarCry4の発売決定が発表されたことでした。そういえばFarCry3発売時にプレイしようか気になっていたけど、結局そのまま未プレイだったことを思い出し、手頃な値段になっていたのもあって購入してみました。

スナイプ

FarCry3は前作に続きオープンワールド系のFPSですが、オープンワールド系FPSゆえに一本道系のFPSと比較すると戦闘が単調になってしまうという弱点があります。FarCry3でもその点はやはり目立ってしまうところがあり、AIも賢くなく移動中は散漫で単調な戦闘が続きます。

ランボープレイ

敵基地拠点の制圧は火力を活かした正面突破やステルスキル狙い等も可能ですが、敵の人数が少ないため、どうしても緊迫した戦闘になりにくいのがやはり問題で、前作でも感じた緊迫した戦闘が望みにくく、全体的に間延びした点は今作も改善されていないと感じます。

船上での戦い

また、メインストーリーを除くおつかいミッションも単調で、暗殺指令やハンターへの道は基本的に同じことの繰り返しとなっているので尚更単調さを感じる原因になっています。

旧日本軍の施設

ただし、メインストーリーについては専用の戦闘エリアを設け、敵を数多く配置しているため上記の単調さを感じることはありません。中盤からは旧日本軍潜水艦基地や古代中国の遺跡といったエキゾチックなエリアでの戦闘もあり、Farcry独特の世界観が面白さを引き出しています。

太平洋戦争の記憶

前作では砂漠や密林など様々な環境が用意されていましたが、今作では南国のため海と密林のみとなっています。しかし、同じような風景に見えて何故か飽きがこないという不思議な作りになっています。

おそらく旧日本軍のトーチカや砲台跡、所々に点在する普段目にすることのない絶景などが飽きをこさせないのでしょう。加えて基地や拠点に瞬間移動できるファストトラベルの搭載、後半では移動速度を上昇させるスキルや、フライングスーツとパラシュートによる移動の効率化も合わさったことにより、移動時に感じる風景の淡泊さが打ち消されているのだと思います。

美しい風景に癒される

治安が良ければ行ってみたいと思うほど綺麗な風景を楽しませてくれるので、折角ですからビデオの設定は最高設定でプレイすることをお勧めします。なお、引退気味のGTX570では最高設定で30fps程度のフレームレートしか出せませんでした。思っていたよりも重たいです。

パッケージの彼

プレイボリュームはそれほど長い時間必要ではなく、今回はクリアまで30時間近くかかりましたが、全敵基地の占領、宝箱を除く隠しアイテムの全回収、全電波塔の開放といったストーリーとは関係ない部分にかなりの時間を費やしています。おそらくメインストーリーだけを追っていけば半分の時間も必要ないと思います。

彼女は・・・

シナリオは特に面白い展開というほど内容が練られているものではないと感じるところで、後半はキャラクターの個性が今ひとつ物足りないのと合わせ、途中からプレイヤーを引っ張る牽引力が落ちているのが目立っていました。前半ではパッケージに描かれているバースの個性が強烈で、展開も面白かっただけに非常に残念に思います。

武器とアタッチメント

武器は前作と変わらないほどの種類が用意されていますが、アタッチメントが追加され、拡張マガジンやサプレッサー、ダットサイトなどを取り付けるカスタマイズ要素が追加されています。サプレッサーや長距離用スコープはステルスキルには最適で、茂みから長距離狙撃で見つかることなく基地を開放させるプレイができるなど戦術も拡張されます。

スキル

追加されたのはアタッチメントだけではなく、プレイヤーの能力を拡張するスキルも新しく用意されました。連続キルスキルからステータスの向上まで、プレイの幅を広げる要素が用意されています。

これらの追加要素により前作を楽しんだ人も、また同じことをやっているという前作の延長線上にあるような感覚は感じにくくなっています。
 

まとめ

最後までプレイできる牽引力をあるものの間延びしたテンションになりがちなので、フルプライスで買う価値があるかといわれると微妙としか返せません。

未だに日本語版パッケージ版は4千円台と高いので、今回はAmazonのダウンロード販売から日本語版を購入しましたが、こちらは定価の半額以下と安くなっていたので、この価格なら内容と釣り合うといえます。

シングルプレイのFPSで何かプレイするものは無いかと探しているのであれば、手に取ってみるのも悪くないと思います。