HDR-AS100V

スポーツのお供に使われるウェアラブルカメラですが、Youtube関連に現在公開しているエアガン系の動画を撮影するにあたり導入したコンツアーROAMを更新しメインのウェアラブルカメラをHDR-AS100Vにしてみました。
コンツアーROAMについてはホワイトバランスの変化が急で違和感があり、音質にも難ありと不満のあった部分はいくつかあったのですが、サバゲーをしている動画にあまりにも綺麗な画質と音質で撮れている物があり、何を使っているのか調べてみるとSONY HDR-AS30Vを使用していることが判明し、今後サバゲーに参加するにあたりここで更新しようとHDR-AS100Vを導入することになりました。


 
元々SONYについていは業務用映像機器を手がけているだけ合って映像関連は強いといわれていますが、特にビデオカメラでは手振れ防止機能が秀でているということで、撮影機材としてSONYのHDR-CX590Vを導入した経緯があります。

このHDR-AS100VもそのSONYの映像技術が活かされており、小さいながらも業界最先端を行くGoProに肉薄するクオリティの動画を撮影できると感じます。

小さい筐体

筐体はこのように手に平に収まるほど小さく、ビデオカメラと言われないと気づかれないかもしれません。

付属品

付属品は以下のようになっています。

HDR-AS100V本体
ウォータープルーフケース
NP-BX1バッテリー
三脚ネジ取り付け用アタッチメント
平面マウント
局面マウント
マウント用アタッチメント
microUSBケーブル(通信充電兼用)
マニュアル類
クリーニングクロス
 
ライブビューリモコン

写真にはライブビューリモコンが写っていますが、これはセットになったHDR-AS100VRのセットのため同梱されており、通常のHDR-AS100Vにはライブビューリモコンは同梱されていません。

モニター装備

本体にはステータス表示用にモニターが装備されており、録画時間やバッテリー残量などのステータスの表示、カメラの各種設定が可能となっており、後どれだけ撮影できるのか具体的に分かるようになっています。

設定については本体のみで完結するのでPCやスマホと接続して設定を変更する必要はありません。

リア

リアには録画兼決定ボタンと録画中(充電中)ランプ、カバーを開くとバッテリーとメモリカードスロットが出てきます。

NP-BX1バッテリー

バッテリーはNP-BX1バッテリーで、連続撮影時間は2時間、実質撮影時間は1時間となっています。

メモリカード

メモリカードはメモリースティックマイクロ他汎用性の高いmicroSD・microSDHC・microSDXCに対応しています。

microSDXC

HDR-AS100Vには50Mbpsという驚異的なハイビットレート設定が用意されていますが、この機能を使うにはClass10のmicroSDXCを使う必要があるため、余すことなく機能を使いたいのであればClass10対応のmicroSDXCをお勧めします。

下部

下部には三脚取り付け用のアタッチメントを取り付けるネジ穴と各種I/Oにアクセスできるカバーがあります。

下部I/O

後部は充電と撮影したデータを取り出すためのmicroUSBコネクタが。前部には外部マイクとオプション用の専用端子、microHDMI出力コネクタが用意されています。

モバイルバッテリーが充電に使える

HDR-AS100Vには充電器はついていませんが、PCから給電したり、スマホ、タブレットPC用のUSB充電器やモバイルバッテリーが充電に使えます。私は外出することを考えてモバイルバッテリーをHDR-AS100Vのお供に付けています。

外部マイク

スケルトンケースなどI/Oパネルに干渉しないケースが必要になるものの、風切り音対策として外部マイクを取り付けて撮影ができます。
※ウォータープルーフケースや三脚取り付けようアタッチメントを取り付けた状態では前部のI/Oパネルのカバーは開けないので要注意

フロント

フロントにはレンズと内蔵マイクがありますが、内蔵マイクはなんとステレオ仕様になっています。音質は見かけによらず良好で、普通のビデオカメラと比較しても劣っているようには感じません。

ウォータープルーフケース

付属のウォータープルーフケースは防滴機能しかない本体に5m防水、防塵、耐衝撃、耐低温性能を付与することができるケースです。

カバーを閉じてロックするだけ

ケースは本体をそのまま放り込み、前方にあるカバーを閉じてロックするだけと装脱着に工具は必要ありません。

もちろんケースを装着したままでも本体の操作はできます。

ただし、ウォータープルーフケースを装着すると防水機能のため音がこもったようになります。防水、防塵、耐低温性能が欲しいのであれば割り切るしかありませんが、私のように耐衝撃が必要な場合は困りものです。

ユーザーによってはケースに耐衝撃性のみを残して音質を改善するため、マイク部分に当る箇所に穴を開けて音質を改善している人もいるようです。

三脚に取り付けるアタッチメント

三脚に取り付けるアタッチメントもついているので、このパーツを取り付ければ三脚に載せたり、三脚ネジを装備している汎用のマウントに取り付けることができます。

装着時

装着時は前部I/Oカバーにはアクセスでないものの、microUSBコネクタにはアクセスできるので動画の取り込みや充電は可能です。

ビデオ雲台に乗せて撮影

ウェアラブルカメラのためズーム機能はありませんが、ビデオ雲台に載せて撮影すると普通のビデオカメラと違った風景が撮れ、これはこれでおもしろい作品ができる可能性を秘めていると感じます。

マウント

他にも平面に取り付けるマウントとヘルメットなどの局面に取り付けるマウントの2種類のマウントが用意されており、こちらは素早く脱着できるアタッチメントに取り付けてからマウントへ固定するようになっています。

バッテリー込みで約91g

本体重量はバッテリー込みで約91gです。体に取り付けることもあるのですが、この重量だとさほど気になることはありません。
コンツアーROAMとサイズを比較

同じウェアラブルカメラのコンツアーROAMとサイズを比較してみたのですが、サイズは一回り小さいことが分かります。ちなみに価格は大きさとは全く逆です。

ライブビューリモコンで操作

ここでオプション扱いにはなりますが便利なライブビューリモコンを紹介しておきたいと思います。

このライブビューリモコンは単体で買うか、セットになったHDR-AS100VRを買うことで入手できます。

撮影中の映像を確認する機能

HDR-AS100VにはスマホやタブレットPCで撮影中の映像を確認する機能があるため、必ずライブビューリモコンが必要になるかといえばノーですが、スポーツシーンでスマホやブレットPCを使える状態というのは限られてきます。

ですから、水上や雪、泥が舞い散るようなところでスマホやブレットPCを使いたくないのであればライブビューリモコンの出番となります。

防水設計

3m防水で水辺の仕様は安心。グローブをしても操作できるボタン設計ですので、激しいスポーツや汚れるようなスポーツでの活用には最適といえます。

また、スマホでは最大接続数は1台までとなっていますが、ライブビューリモコンは最大5台同時に接続して操作ができるので、マルチカメラによる撮影も1人でできてしまいます。

今回はサバゲーでの使用を前提としているため、被弾や転倒時のことを考えるとライブビューリモコンでないと怖くて使えません。

ウォータープルーフヘッドマウントキット

オプションとして用意したものとしてもう一つ、ウォータープルーフヘッドマウントキットがあります。

これは頭部にウォータープルーフケースを装着したままマウントできるキットで、付属のバンド以外にもゴーグルのバンドに取り付けることもできるキットです。

ゴーグルのバンドにも

ウォータープルーフケースを付けると撮影時の音質は劣るものの、転倒しても本体は守られますのであえてこちらのキットにしています。

遠距離の物体がぼけて写る

実際撮影に使ってみたのですが、手で持つタイプのビデオカメラと比較すると遠距離の物体がぼけて写るので物足りないと感じる部分はあるものの、ウェアラブルカメラとしてのクオリティは他と比較しても上質な部類に入ります。

映像は明るい

CMOSセンサーに工夫がしてあるため映像は明るく、実際にトンネルに入るシーンでは目で見るよりも明るい映像になっています。

このシーンでは明るさと同時にホワイトバランスが切り替わっていますが、明るさはスムーズながら直ぐに切り替わり、ホワイトバランスはゆっくりと切り替わるので、見ていて違和感を感じにくいようになっています。

広角レンズで170度という視野角故に光源がレンズに入りやすく、そのような場合はコントラストの落ちたのっぺりとした画ができることもあります。

のっぺりとした画

レビュー動画のなかに雲越しに太陽光が見える車載シーンがありますが、雲の明るさに測光がもっていかれてしまい、のっぺりとした画が撮影されているシーンが見受けられます。

橋を渡るシーン

オープニングの橋を渡るシーンでは順光で綺麗な映像に仕上がっていますから、撮影の基本中の基本ですが、綺麗に撮ろうと思うなら普通のカメラの倍以上、光源を意識することを心がける必要があります。

手振れ補正についてはウェアラブルカメラに搭載されているのは珍しい機能ですが、従来機よりも数段上の手振れ補正を搭載するなど気持ち付いているだけの機能とは違います。

手振れ補正

激しく動くシーンでは大きな動きは無理にしても、マウント自体がガクガクと振動することもあるのであって困ることはありません。スポーツサスペンション装備でどのような道でもガクガクと揺れる愛車に搭載して撮影しましたが、手振れ補正で揺れが抑えられているのを実際に確認できました。

手振れ補正については撮影した映像を加工して手振れを軽減する電子式のため、視野角が強制的に170度から120度に減りますが、不要なら手振れ補正をカットできますし、120度の視野角でも環境によってはそちらの方が見やすいということもあります。

風切り音

風切り音については20km/h中ぐらいから音が入ってきます。対策しようとなると外部マイクは必須ですが、外部マイクがあるカバーを開けたまま固定できるマウントはスケルトンフレームのみとなるのでマウントの選択は要注意です。

売りの一つである50Mbpsという驚異的なハイビットレート撮影はmicroSDXCカードを用意しないと使えないものの、水しぶきが飛び交うシーンでもブロックノイズが出にくいという特徴があります。

ビットレートによる違い
左がPSモード(25Mbps) 右がXAVC Sモード(50Mbps)

水辺やダート走行など小さいものが無数に画面上に飛び交うシーンでは役に立つ機能で、実際にPSモード(25Mbps)で撮影した映像を制止して比較してみると、ノイズののり具合が違うのが分かります。

さらに動きのある映像を撮影するためにハイフレームレートモードも用意されており、1080pの60fps、解像度は下がるものの120fps・240fpsというハイフレームレートでの撮影も用意されています。

残念ながらYoutubeでは30fpsの制限があるため再現はできませんが、60fps以上のフレームレートは動きのあるシーンでもカクツキを抑えたスムーズな映像になり、視聴していて見にくいと感じるシーンが減ります。

速度表示

撮影した後のお楽しみとして、GPSのログデータを使った速度表示などもできます。PlayMemories Homeで編集することで3種類の速度表示を選ぶことができます。車載派やサイクリングリストにはたまらない機能です。

今回の撮影は全てライブビューリモコンを持って撮影に臨んでいますが、電源を入れてWi-Fiで接続する設定をしてアプリを立ち上げて・・・という面倒がないので撮影準備は終始スムーズに終わりました。セットで頼んでおいて正解でした。

まとめ

SONYの手ぶれ補正と映像技術で綺麗に撮影でき、音質も良好、オプションの豊富さはウェアラブルカメラとしては平均的ですが、それでも十分に取付けに必要な物はそろっていると感じるラインアップです。

白色という映像機器では映り込みしないように避ける色になっているのはどうかと思いますが、性能は文句の付けようがないレベルで、国内メーカーだけにサポートも期待できる点もGoodです。

個人的には音質落として撮影したくないので非密閉型の耐衝撃性能付加のみのケースが欲しいところです。