Windows

かつてこのブログでも紹介したPCが脱Windows XPのために帰ってきました。必要以上にコストをかけたくないということで、マシンパワーのいるような作業をしないこともあってWindows 7のインストールのみで対応することにしました。

古くて処理性能の低い省エネPCはOSの更新だけで使い物になるのか、早速チャレンジです。 
OS更新

今回運び込まれてきたPCのマザーボードは、AMDがIntelのAtomに対抗して作成したFusion APUプラットフォームE-350 CPUを採用したMini-ITXマザーボード、SAPPHIRE IPC-E350M1を搭載しています。

いわゆるAtomを採用したPCと同じく低消費電力向けの製品で、そのスペックはネットブックの近いものがあります。

AtomやFusion APUは省電力ですが、その分性能は犠牲になっており、ネットやメールを見る程度ならいいのですが、動画のエンコードや高ビットレートのHD動画の再生、3Dゲームなどの激しい処理は苦手です。 

そんな処理性能のPCにWindows 7を入れてまともに動くのか?という疑問もありましたが、もともと重たくて有名なWindows VISTAの反省を踏まえてWindows 7は動作が軽くなっており、ネットブックでそれなりに動いているのを知っているのでOSのみ更新で対応することに決定しました。

Windows7 Home Premium 64bit DSP

今回購入してきたのはWindows 7 Home Premium 64bitのDSP版です。

32Bit版でも良かったのですが、メモリを満載することになった場合を想定して64Bit版を採用しました。また、今後2020年1月14日まではサポートがあるので、それまではOSを使い回すことができます。

光学ドライブを外付け

使用しているPCケースはJMAX JX-FX100Bで、光学ドライブを取付けることはできるものの、光学ドライブは不要とのことで搭載しておらず、WiNToBooticを使ったUSBメモリからのインストールに対応していなかったので、やむを得ず光学ドライブを外付けしてOSをインストールすることになりました。

Windows7ディスク

Windows 8ではCPUの機能によりインストールできないものがありますが、今回はWindows 7ということもあり問題無くインストールは完了しました。

マザーボードのドライバーもWindows 7に対応しているのでWindowsアップデートに随分と時間を取られた意外はスムーズにことは進みました。 

スコア

Windows エクスペリエンス インデックスでは酷いスコアですが、それもそのはず。AtomやFusion APUのグラフィック関連はかなり弱いのでこのようなスコアになっています。それでもYouTubeのHD動画を再生するぐらいの能力は十分に持っています。

問題はグラフィックではなくHDDの転送速度で、OSインストール後のWindowsアップデートではいつもの倍以上の時間を費やしたほどでした。

ブラウザやメーラーの動作ではそれほど足を引っ張ることはないにせよ、HDDをSSDにすれば快適にになるはずです。

これで2020年まで戦える!

この後アンチウイルスルソフトをインストールしてブラウザでネットを見てみたのですが、HDD搭載のPCと比較して動作が緩慢に感じますが、このスペックのPCからすれば十分じゃないかと思います。ネットやメールなら普通に使える程度の動きです。 

ということで脱Windows XPでWindows 7に更新してみましたが、マシンパワーを必要としないPCであればOSのみ更新という手もありと思います。余裕があればSSDに交換でかなり快適になるでしょう。