iP4700

年末近くといえばPC業界ではプリンターの時期ですが、私のところでもプリンターネタをと思っていた訳ではないのですが、ちょうどCanon PIXUS iP4700 の廃インクタンクが満タンになり印刷ができなくなったので、自前で復旧してみました。

PIXUS iP4700の廃インクタンクはセンサーでその量を把握しているわけではないようで、一定の印刷回数に達すると廃インク満タンエラーが出るように設計されているようです。

しかし、世の中便利なもので、PIXUS iP4700の内部に記録されているデータを書換え、廃インクタンクの空き具合を好きに調整することができるソフトが公開されています。

ServiceToolと呼ばれるこの調整用のソフトは、メンテナンスモードに切替えたPIXUS iP4700の内部メモリーのデータを好きに調整することができるソフトです。

海外のサイトで多く公開されていますが、英語のページはちょっと恐いという人はここからダウンロードしてみてください。
DL:Service Tool Version 1.050

使い方は簡単で、まずPIXUS iP4700をメンテナンスモードに切替えます。切り替えは電源を一度切った様態にして、リセットボタンを押しながら電源ボタンを押し続けてPIXUS iP4700を起動させます。

電源が入ったら、電源ボタンを押し続けたままリセットボタンを離します。そのまま電源ボタンを押し続けたまま、リセットボタンを2回押して、電源ボタンをここで初めて放します。

これでPIXUS iP4700はメンテナンスモードに切り替ります。ドライバーをインストールする作業が始まりますが無視してService Toolを立ち上げます。

ServiceTool_V1050


下から2番目の欄にあるInk Absorber Counterの箇所を画面と同じように設定します。
Absorber:Main Counter Value(%): 0

確定


設定したらSetボタンを押してA function was finishiedという表示が出れば書換え成功です。

無事復旧


電源を再度切り、入れ直すと何事もなかったようにCanon PIXUS iP4700が使えるようになっています。

なお、このリセットをすると廃インクタンクが溢れても印刷し続けることになるので、くれぐれもインク漏れには注意してください。