写真だけでなく動画にも強くなったCanon EOS Kiss X7iですが、写真と違い、動画はバッテリーの消費が早く、長時間の撮影ともなると予備のバッテリーは欠かせません。
そこで、2個のバッテリーを同時に搭載し、2倍のバッテリースタミナを手に入れることができるBG-E8互換タイプのバッテリーグリップを導入してみました。
内容物一覧
BG-E8互換タイプ バッテリーグリップ
LP-E8バッテリートレイ
単三電池トレイ
リモコン
マニュアル(英語)
バッテリーグリップ本体はプラスチック製で、EOS Kiss X7iのボディと同じような雰囲気があります。
取付は三脚用のネジ穴を使用して固定するタイプです。
もちろん、バッテリーグリップ本体に三脚用のネジが用意されているので問題はありません。
バッテリーグリップにもカメラ本体と同じスイッチがいくつか用意されています。
表側にはシャッタースイッチとダイヤルがある他・・・
付属のリモコン用赤外センサーが用意されています。
これらのスイッチ、ダイヤルは背面のスイッチで、その機能をON・OFFに切替えることができます。
バッテリーグリップの取付は簡単で、まず、バッテリーのカバーを開き・・・
そのまま、斜めに引き抜けばバッテリーカバーが外れます。
その状態でバッテリーグリップを差し込み、LOCKダイヤルを回して締め込んだら装着完了です。
迫力があるデジタル一眼レフカメラができあがりました。カメラに詳しくない人には、ハイエンド機だとハッタリを効かせることができそうな大きさです。
バッテリーグリップ自体がホールド性を向上する形状になっているため、小指までしっかりと握ることができ、安定性が増します。
カメラを縦にしてもバッテリーグリップの形状により、ホールド性はカメラ本体のみの時とは比べられないほど高くなっています。
むしろカメラ本体側よりグリップ部分が太いため、ホールド性は横の時よりもしっかりしています。
バッテリーはこのトレイに装着してバッテリーグリップに取付けます。
バッテリーは2個取付けることができますが、1個でも使うことができます。
後はバッテリーグリップに挿入し、ロックをかけて完了です。
バッテリー以外にも単三電池を6本使用する電池トレイも用意されています。どこでも手に入る単三電池を使うため、バッテリーが底をついたときの保険として持っておいて損はないと思います。
ACアダプターキット ACK-E8も使えるようになっており、トレイのフタ部分に電源ケーブルを通す箇所が用意されています。
この点は購入時には把握しておらず、マニュアルを見て初めて知ったのですが、屋内でのビデオ撮影には重宝しそうな機能です。
このバッテリーグリップはリモコン付属モデルです。
リモコンはピントを合わせたらそのままシャッターが切れるタイプで、バルブ撮影には使えません。
電池はCR2032が1個です。
ボタン一つの簡単なタイプですが、EOS Kiss X7iではカメラ本体の設定をしておけば、ワンショット以外にも連射、2秒タイマー、10秒タイマー連射モードでも、このリモコンでシャッターが切れます。
10秒タイマーについては、リモコンモード兼用のためタイマー無しでシャッターが切れるようになっています。
EOS Kiss X7iとEF-S 18-55mm IS STM、LP-E8互換バッテリー2個を搭載したバッテリーグリップで総重量は1073gとなりました。
重量が増した分、シャッターを切った際のミラーの跳ね上がりによるブレを抑えたり、手ぶれの抑制にもなります。
特にEOS Kissシリーズと歴代EF-S 18-55mmレンズの組み合わせは比較的軽めなので、重量アップの効果はかなりあると思います。
実際にこの状態で、手でもって動画を撮影してみたのですが、グリップ未装着時よりも安定した映像になりました。
1つ注意点として、バッテリーを2個使う場合は同じバッテリーを使わないといけません。純正バッテリーなら純正バッテリーと、互換バッテリーなら同じモデルの互換バッテリー同士を組み合わせて使用する必要があります。
混ぜるとバッテリーの電圧の差により、片方のバッテリーに負荷がかかったりすることがあり、バッテリー寿命が短くなってしまいます。
そのため、今回バッテリーグリップ導入に合わせて、LP-E8互換バッテリーを4個導入しました。価格が安いのでバッテリーをガンガン使い回すには最適です。
●まとめ
バッテリースタミナの向上だけでなく、ホールド性や安定性の向上による手ぶれ防止など、取付けるだけで効果が十分に期待できるアイテムだといえます。
LP-E8バッテリー、単三電池、ACアダプターの3タイプ電源対応と至れり尽くせりの仕様で、一度装着したら取り外す気がおきません。
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