Something Different #1 - High Speed Water Balloon


デジタルカメラよる動画撮影もフルHDで60fpsが撮影できるようになり、今までは業務用の機器でのみでしか使えなかったハイスピード撮影ができるものもちらほらと出てきました。

優雅に飛びたつ野鳥、飛沫する水しぶき、割れる風船、その一瞬をなめらかにスロー再生することができるハイスピード撮影に対応したデジタルカメラをまとめてみました。

●ハイスピード撮影とは

そもそもハイスピード撮影とは、通常の動画撮影は1秒間に30fps(fps=フレームパーセコンド:1秒間のコマ数のこと)のところを120fpsや240fpsといった倍以上のレートで撮影するものです。

ハイスピード撮影動画のコマ

通常の動画(30fps)をスロー再生した場合、例えば4倍スロー再生だと通常の動画は1秒間に7.5fpsになり、動画がカクカクしてしまいます。しかし、120fpsでハイスピード撮影した動画であれば1秒間に30fpsとなり、滑らかなスロー再生となります。

要するに撮影時のfps数が多ければ多いほど、スロー再生が滑らかになるというわけです。



スロー再生時の状態は120fps(4倍スロー)でゆっくりしていると感じる程度で、240fps(8倍スロー)で明らかに時間の流れが遅いとはっきりわかり、1000fps(約17倍スロー)ともなると水滴の形すら観察できるほどになります。


●ハイスピード撮影機能の注意点

ハイスピード撮影はfpsがあがればあがるほど撮影した動画の解像度が小さくなります。小さな動画は大きな画面のモニターやHDTVに映すと引き延ばされ映像がぼやけたようになります。

フレーム数も大事ですがハイスピード撮影時の動画解像度もしっかりと確認しておかないと後々再生・編集時に困ることになってしまいます。

ハイスピード撮影では光源が問題になることがあります。高速でちらついている蛍光灯はハイスピードカメラで撮影するとちらつきがはっきりと現れてきますので、ハイスピードになればなるほど光源は太陽光や白熱灯などのちらつきが無い光源を使う必要が出てきます。

ハイスピード撮影時は音声が記録されません。音声が必要な場合は別途ICレコーダーや他のカメラで録音しておいたものを編集で重ねる方法があります。


●今おすすめのハイスピード撮影対応デジタルカメラはどこれだ!


●HDでハイスピード撮影可能! Panasonic LUMIX DMC-FZ200
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光学24倍ズームで全域でF2.8という明るいレンズを搭載した望遠向けネオ一眼レフです。

全域F2.8という明るさと手ぶれ防止機能により野鳥や飛行機の撮影といったシーンで大いに活躍できるデジタルカメラです。

ハイスピード撮影は120fpsと240fpsの2種類ですが、240fpsでは640x480、120fps時ではなんと1280x720とHD解像度に対応しているため、大きな画面でも再生しても綺麗に映ります。

私が知る限り、民生向けデジタルカメラにおいてHD解像度でハイスピード撮影できるのはLUMIX DMC-FZ200を含めわずかしかなく、その中で多く人の評価が高かったのがこのLUMIX DMC-FZ200でした。

価格は3万円台強と高めですが、その価格に見合っただけの性能は十分に持ち合わせているデジタルカメラです。

私の一押しで購入候補になっているので、もしかしたら近いうちに手に入れるかもしれません。


LUMIX DMC-FZ200ハイスピード撮影仕様[120fps(1280x720)240fps(640x480)]






●低価格・コンパクトで普段使いOK! CASIO HIGH SPEED EXILIM EX-ZR400
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LUMIX DMC-FZ200のようなネオ一眼レフは大きすぎる、また、価格が高すぎて手を出しにくいという方におすすめなのがHIGH SPEED EXILIM EX-ZR400です。

元々デジタルカメラでハイスピード撮影という考えを広めたのが2008年に登場した同社のEXILIM PRO EX-F1でしたが、その血統を受け継いだHIGH SPEED EXILIMシリーズでは最大1000fpsという驚異のハイスピード撮影が可能となっています。

1000fps時は224x64というかなり小さな解像度となりますが、風船が割れる瞬間や水のしたたり落ちる行程をゆっくりと再生することができます。

これだけのハイスピード撮影を可能としながらHIGH SPEED EXILIM EX-ZR400はコンパクトデジタルカメラの部類に入る大きさとなっています。

1万5千円という実売価で手が届きやすく、12.5倍ズーム、手ぶれ防止、HD動画撮影などの一般的なデジタルカメラに備わっている機能はほぼそろっているため、普段使いできるハイスピード撮影対応のデジタルカメラとなっています。


ハイスピード撮影仕様[120fps(640x480)240fps(512x384)480fps(224x160)1000fps(224x64) ]






●高級感あるハイスピード撮影対応コンパクトデジタルカメラ Canon PowerShot S110
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コンパクトデジタルカメラに性能と高級感を求めたのがCanon PowerShot S110です。ハイアマチュクラスがスナップを手軽に撮るのに使うなど、手軽・高性能・高級感がそろったモデルです。

ハイスピード撮影は120fps(640×480)と240fps(320×240)で1回の最大撮影時間は30秒となっている分、ハイスピード撮影をメインで使うにはHIGH SPEED EXILIM EX-ZR400に引けをとりますが、高級コンパクトデジタルカメラだけあって総合的な性能はPowerShot S110に軍配が上がります。

動画の解像度は低めですが640×480と320×240という標準的なアスペクト比の動画なので、編集により魅せる動画にする手間がかかりません。

コンパクトデジタルカメラとして普段使いがメインで、ハイスピード撮影はサブという使い分けであれば十分に答えてくれるハイスピード撮影対応コンパクトデジタルカメラです。


ハイスピード撮影仕様[120fps(640×480)240fps(320×240)]



●レンズ交換式でハイスピード撮影 Nikon 1 J2
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レンズを交換できるミラーレス一眼レフカメラでハイスピード撮影をするのであればNikon 1 J2の出番です。

シーンに応じたレンズを選択することで、豊かな表現が可能となるミラーレス一眼レフカメラですが、その効果は動画でも発揮されます。

ハイスピード撮影は400fps(640×240)と1200fps(320×120)で、1回の最大撮影時間が5秒間のみと短いため、ここぞというシーンを狙って撮る必要があります。

ちなみに後継機種で現行機の1 J3では1回の最大撮影時間が5秒間から3秒間に短縮され使いにくくなっているので要注意です。

解像度が横長で1回の最大撮影時間が5秒間ということもあり、写真撮影がほぼメインでハイスピード撮影はたまにという使い方であれば選択肢に入ってくるハイスピード撮影対応デジタルカメラです。


ハイスピード撮影仕様[400fps(640×240)1200fps(320×120)]