事は突然におこり、プラスチックが焦げた臭いが車内に充満して緊迫した状態に・・・。
何しろ、DIYで施工した電子機器がタップリとついており、臭いの原因が何か分らなかったからですが、意外にも顔のすぐ近くにあった車載PCへ電気を供給しているコネクタが焦げていました。
運が良かったといえば良かったです。隠れた配線がショートすれば見えないし、最悪手が付けられず車両火災へ発展する可能性もあったからです。
もちろん、そんなことは勘弁ですのでDIY時にしっかりと余裕や干渉しないように取付けてはいますが、万が一ということもあります。
今回は早期に見つけられたのが幸いしました。
実はこのコネクタはバッ直回線なので、ショートすればヒューズが切れることもなく放電し続ける状態になってしまいます。
見事に炭化していますが、原因はまちがいなくコネクタの容量不足です。
このコネクタは車載PC専用のケースに付いていたコネクタを流用していましたが、そのケースの電源は160W程度の電源を搭載する設計でした。
しかし、デスクトップ用のCPUに載せ替えてからは250Wクラスの電源に載せ替えており、明らかに容量が不足していたのですが、コネクタがそれほど熱くなるわけでもなく問題無いだろうと放置していたのが悪化したようです。
加えて環境の過酷さにMBが急速に劣化したためか、BIOSすらPOSTしない症状がこの頃多くなってきました。
この状態ではCPUはフルロード状態になるため、消費電力は跳ね上がり、結果容量が不足していたコネクタに負荷がかかり発熱、そして炭化という流れに繋がったようです。
車載PCについてはXPの更新サポート終了も近づき、OSの更新をするか、それともタブレットPCを車載するかで迷っていますが、とりあえず応急措置としてホームセンターでコネクタを買って元に戻します。
容量は20Aですので12Vだと12×20で240Wの容量になります。実際流れている電圧は14.7Vぐらいなので294Wですが、車載PCの構成上そこまで容量を使うほどの構成ではないので20AでOKとしました。
電工ペンチで工作し、ささっとコネクタ取付け完了です。幅広の接触箇所が安心感を与えてくれます。
取付け後に車載PCを使ってみましたが、コネクタは発熱せず消費電力はコネクタの容量内に納まっているようです。
お守りの車載消化器を使わずに済んだ今回の件ですが、臭いが車内に充満したときはヒヤヒヤものでした。
何にせよ容量用途は適切にですね!
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