ANKER ASTRO3E


タブレットPCやスマートフォンのバッテリーが切れた時に助けになってくれるのがモバイルバッテリーです。

そんなモバイルバッテリーの中から今回は格安で10,000mAhという大容量を誇るANKER社のASTRO3Eを購入してきました。

パッケージ


ダンボールから出すとパッケージは価格の割にしっかりとしています。ただ、ホコリがパッケージ内部に入っているので大丈夫か?と感じるところはあります。

パッケージ裏


背面を見るとANKER ASTRO3Eはタブレットやスマートフォン意外にもデジタルカメラやPSPなど、様々な機器の充電に対応してことが表記されています。

対応している機器が多いので、充電器やモバイルバッテリーをANKER ASTRO3Eにまとめてしまえば、外出時の荷物が減って鞄の中でゴチャゴチャとかさばらなくて済みます。

内容一覧


内容一覧です。

ANKER ASTRO3E本体
USB-マルチコネクションケーブル
コネクタ(30PinDockコネクタ、microUSB、miniUSB、PSP、DSi、DS Lite)
ソフトケース
マニュアル(日本語)
しおり類

3千円で買えるモバイルバッテリーなのに豪華な内容となっています。

付属コネクタ


最も気になる部分である対応コネクターですが、どうも他のサイトで確認すると付属するコネクターが時期によって変わっているようで、私が購入したときには6個になっていました。

miniUSBやmicroUSBなどの基本的なコネクターは変わりがないのですが、どうやらDS Lite用のコネクタが増えているようです。

最新のiPhoneやiPadminiに採用されているLightning コネクタ用のアタッチメントは付属していませんので、本体付属のケーブルなどを用意する必要があります。

コネクタの接続部分


簡単には抜けない


コネクタの接続は付属のケーブルに差込むだけです。この箇所は簡単には外れないように設計されているので、鞄に入れておいても不意に外れるということがありません。

本体

本体は光沢のあるピアノブラック仕様です。価格以上の質感を感じてしまいます。

保護フィルムに大きな傷

ただし、保護フィルムが貼ってあるのものの側面には貼られていないため一部に小さな傷が入っていました。保護フィルムにも傷が入っていたので、製造工場では丁寧な扱いはされていないように見受けられます。

この点は価格が価格なので余り期待を持ちすぎないほうがいいでしょう。

本体背面

背面もピアノブラック仕様で光沢感があります。

重量は239g

重量は239gあります。見かけによらず重たいため、初めて持ったときにはズッシリとした感覚に重りでも入っているのかと感じたほどでした。

充電用USBポートは2つ

充電用のUSBポートは2つ用意してあります。

Android用とApple用に別々に用意してある

このポートはApple用とAndroid用に分けてあり、それぞれの充電仕様に合わせているため充電する機器に対応したコネクタをしないと急速充電ができない場合があります。

全てがそうだというわけではありませんが、AndroidタブレットPCの一部にはデータ線がショートされていないと主力容量が大きくても急速充電できないものがありますので要注意です。

また、2つのコネクタで合わせて3A以上の容量を出力すると保護回路が働きますので、充電時は合計3Aを超えないようにする必要があります。

残量メーター

ANKER ASTRO3Eには残量確認用のメーターがついています。

残量確認中

メーターの真ん中にある充電開始用のボタンを押すと点灯するLEDの数で残量を確認することができます。

Nexus7を充電

さっそく愛用中のAndroidタブレットPC Nexus7をANKER ASTRO3Eで充電してみたのですが、特に問題なく充電をしています。

4325mAhのバッテリー容量があるNexus7を空の状態から満充電してみましたが、それでもANKER ASTRO3Eの残量は半分残っている状態でした。さすが大容量だけあります。

Windows8タブレットPCでもOK


そしてビジネスマシンとして活用中のASUS VivoTab Smart ME400C ME400C-64でも充電できることを確認しました。

このASUS VivoTab Smart ME400C ME400C-64は2Aの専用充電器を熱々にさせるほど充電時の供給容量が大きいのですが、ANKER ASTRO3Eの3A出力で対応することができています。

残量0%からバッテリーの満充電は仕様上では純正のアダプターで約4.5時間となっていますが、ANKER ASTRO3Eでは5.5時間となりました。

ASUS VivoTab Smart ME400C ME400C-64のバッテリー容量は6760mAhだけあって、充電完了後のANKER ASTRO3Eの残量は25%まで減っていましたが、それでもまだ2500mAhはあるのでスマートフォン程度なら満充電できるという驚異のスタミナです。

環境によっては充電しない

困ったことに、環境によっては「充電していません」と表示されることがありました。

撮影中はライトをあてているのでモニター画面の明るさが自動調整で最大になり、結果タブレットPCの消費電力が大きくなってしまい充電する量より消費電力が大きくなったためなのかもしれません。

この状態でもスリープ状態にしておけば充電されますので、モバイルバッテリーとしての役目は全うしてくれます。

2つ同時に充電OK


合計で3Aを超えなければ2ポート同時に充電できるのでタブレットPCとスマートフォンの同時充電も可能です。実際にIS03とNexus7による同時充電をしてみたのですがしっかりと充電してくれました。

また、ANKER ASTRO3Eには供給される電力が一定以下になると自動で電源がOFFになる機能がついており、充電完了時や不意にケーブルが外れたときに自動的に電源がOFFになり無駄にバッテリーを消耗することもありません。

ANKER ASTRO3を充電するコネクタ

逆にANKER ASTRO3Eを充電する際は本体の右横にあるmicroUSBコネクタを使用します。

急速充電させるには大容量のUSB電源アダプタ必須

充電に使用するケーブルは付属のケーブルとコネクタを使えばいいのですが、本体のバッテリー容量が10,000mAhと大きいため、充電環境により充電完了までの時間がかなり変わってきます。

説明書によるとデスクトップPCでは7-8時間、ノートPCでは15-16時間、ACアダプター(USB充電アダプタ)では8-9時間と表記されています。

あくまでも目安であり、500mAh以上の出力に対応したUSBコネクタを搭載するものや、USB3.0コネクタ、MacのUSBコネクタ、1.5A以上の出力をもつUSB電源アダプタでは表記されている時間よりも早く充電できるようになります。

タブレットPCの充電器は2Aのものが多いのでそれを活用するというのもありだと思います。

一番気に入ってるのは、値段だ

3千円で買える代物にしてはかなり出来がよいと感じるANKER ASTRO3Eでした。

価格が価格なので途中で壊れても買い直せば良いだけの話ですが、18ヶ月保証が付いているので安心して使えるのも魅力的なところです。

今後はモバイルブースターの代わりとして活用していきたいと思います。