KVM-102-01

モニター切り替え器、いわゆるCPU切り替え器などとも呼ばれるKVMスイッチを買ってみました。目的はメンテナンス用に空いたモニターが無いため、モニター1台に対して複数台のパソコンを接続することです。

KVM-102-01パッケージ


VGA端子なのはコスト的な意味もありますが、メンテナンスに上がってくるマシンは古い物や安いものが多く、DVI端子を装備していない機種が多数をしてめいるからです。

メンテナンス用に1台モニターを購入するのもアリですが、常に使うわけでもなくコスト的に合わないので、モニター切り替え器を選択したのですが、コストをケチったツケを払わされることになりました。

KVM-102-01のポート


今回購入したのはKVMスイッチでも激安クラスの中国製品。製品名はKVM-102-01です。VGA端子とマウス、キーボード用のPS/2端子が2系統入力できるタイプです。

旧式のIC


パッケージといい中の基盤に乗っているICといい、いかにも安っぽい中国製品の臭いがしてきます。

付属品には電力を供給するアダプターは存在しません。KVM-102-01はVGA端子から給電するという仕様になっています。
※外部からの給電用にDCジャックの用意あり。9V 500mAの給電が必要だが極性は不明。

VGA端子


確かにVGA端子はパソコンが起動してる際に通電しているので、うかつに触ると手先にビリッと感電した時の感触があります。

しかし、VGA端子からの給電には問題もあり、給電が不安定なため接続するパソコンによりKVM-102-01が正常に機能しないこともあります。実際にD945GCLF2と接続した際は電力供給能力に不足があり、ビープ音がピッピッと断続的に鳴り続けLEDが正常時よりも早く点滅するという症状をみせ、モニターの画面は映ったり消えたりと正常に機能しませんでした。

その後P5K-VMに単体で接続したのですが、何ごともなかったかのように正常に使えました。メンテナンス用で普段使わないとはいえ、これでは信頼性が低く使い物になりません。

KVM-102-01ラベル


KVMスイッチの中にはUSBやACアダプターより給電して起動するタイプがありますが、この手の物は安定して起動するのでケチらずにそれらのタイプを購入すべきでした。次回は買う時はもう少しまともな物を購入したいと思います。