Acer ICONIA TAB A100イメージ


前回のハードウェア編に引き続き、今回はソフトウェアを中心にレビューをしていきたいと思います。タブレット用に最適化されたAndroidとはどのようなものなのか?その実力を確かめてみました。


タブレットに最適化されたGUI


Android3.2はいかほどのものか?

Acer ICONIA TAB A100もLenovo IdeaPad Tablet A1もモニターの解像度は同じ1024x600なのですが、Lenovo IdeaPad Tablet A1はスマートフォン向けのOSであるAndroid2.3を搭載しているので、アイコンが大きく、またアイコンとアイコンの間が大きく開いてデフォルトのままだと同時に表示できるアイコンは少ないのですが、Acer ICONIA TAB A100はタブレット用に最適化されているAndroid3.2を搭載しているため画面に多くのアイコンを表示することができます。

またでホーム画面も特に使いづらいような仕様にはなっていません。

起動中のアプリ切り替え

起動中のアプリの切り替えは画面下の四角が重なっているアイコンをタッチするとアプリ切り替え画面になりそこから起動中のアプリを切り替えることができます。これが結構便利でよく使う機能です。

簡易設置画面

全体的な操作や設定はAndroid2.Xと同じなのですが、ホーム画面で下にフリックすると出てきた通知画面やホームでメニューキーが使えなくなっています。またウィジェットにはWi-FiやGPS等の電源管理が用意されていないためホーム画面から各種機能のON/OFFができなくなりました。これは使いにくくなったとしかいいようがありません。

簡易設置画面

代わりに画面右下の時計をタッチすると通知画面が表示されます。またここで時計の下にある設定ボタンをタッチすることで簡易設定画面に切り替わります。ここに機能の電源をON/OFFにする機能があるといいでのすが、残念ながら用意はされていません。

YOUTUBE

GUI的に特に進化したなと感じたのがYouTubeアプリです。画面が湾曲して表示され、フリックでスムーズに動画一覧を見ることができるようになっています。

GooglePlayにひとっ飛び

また小さな点も改善されていてアプリ画面からショップをタッチするだけでGoogle Playにアクセスすることができます。

新しいがジェットと進化したGUI

進化したウジェットや、より綺麗になったGUIなどAndroid3.XはAndroid2.Xから単純にタブレット用に最適化されただけの代物ではないことがわかります。総じてクオリティは高くWindows XPからWindows 7に乗り換えたときのような変化を遂げています。

操作については全体的にAndroid2.Xから大きな変更はないものの、最初はやはり操作に迷ってしまいます。とはいえ1日もしないうちに操作には慣れてしまうほどです。


意外と使えるAcer ICONIA TAB A100専用アプリ

大手家電メーカーのパソコンというとプリセットアプリが山ほどあるが、使えるものはほとんど無いといっても過言ではないほどです。Acer ICONIA TAB A100もそれなりにプリセットアプリは用意されているのですが、意外と使えるものが多くて好印象です。

clear.fi

まずはclear.fiというメディアプレイヤーアプリですが、このアプリはメディアサーバーと連動しているので起動するとDLNAサーバーが立ち上がります。

これでDLNAに対応したデジタルテレビやパソコンでAcer ICONIA TAB A100に保存している映像・画像・音楽をネットワーク経由で再生することができます。たとえばリビングでAcer ICONIA TAB A100を操作しつつDLNA対応のデジタルテレビで探したデータを再生するという使い方ができます。

またclear.fiはDLNAクライアントでもあるのでDLNAサーバーがネットワーク上にある場合、それらを認識し保存されているデータを再生することができます。

メディアサーバー(DLNAサーバー)

メディアサーバーは個別に起動するのでアプリのメディアサーバーを立ち上げても使うことができます。

AcerSync

タブレットやスマートフォンで問題となるのがファイルの転送です。しかしAcer ICONIA TAB A100にはAcerSyncというデータ同期アプリが搭載されています。

Acersyncのダウンロード

この機能を使うにはパソコンにAcerSyncをインストールする必要があります。Acerのドライバーダウンロードページからタブレット>ICONIA TAB>A100を選択し、表示されたリストのアプリケーションタブを選択するとダウンロードリンクが表示されます。

Acersync01

パソコンにAcerSyncをインストール後、プラスマークを選択し・・・

Acersync02

A100を選択して追加します。

Acersync03

同期したい項目にチェックをつけます。ファイルだけならA100と書いているアイコンにチェックを入れるだけです。

Acersync04

同期時に競合した場合の処理もオプションで設定できます。

Acersync05

右下のシンクロマークをクリックすると同期を開始します。

Acersync06

デフォルトではパソコンの同期フォルダはC:\Users\Owner\Documents\A100で、Acer ICONIA TAB A100側は/sdcard/AcerSyncとなっています。

AcerSyncの設定

このAcerSyncを使えば手軽にパソコンからAcer ICONIA TAB A100側にデータを送信することができますし、逆にAcer ICONIA TAB A100からパソコンにデータを送信することも可能です。もちろん通信はUSBケーブルだけではなくWi-Fiからも同期が可能です。

日本語入力システムATOK

IMEには漢字変換に定評のあるATOKを採用しています。パソコンでもATOKは古くから存在していますが、漢字変換が優秀でWindowsに標準でついているIMEとは比べ物にならないほど使い勝手のいいIMEです。

私もパソコンでずいぶん前からATOKを愛用していますがその性能はすざまじく、接続詞から変換しても誤変換しないという無茶をやってのけるほどです。

接続詞から書き始めて正確に変換するATOK

そのATOKがAcer ICONIA TAB A100の日本語入力ソフトとして標準搭載されています。変換はパソコンのATOK並みに優秀でIMEの変更を感じさせません。

Documents To Go

ビジネスに使用するならこれが無いと始まらないDocuments To Goもプリセットで用意されています。オフィス系のファイルを開いて表示するだけでなく編集も可能です。ただし過度の期待は禁物です。ファイルにってはレイアウトがおかしくなるなど完全に再現できないものもあります。

Planner


さらにビジネスで使用する際に便利なPIMアプリとしてPlannerが用意されています。ニュースやスケジュール、メールなどを1つの画面で同時に確認することができます。

MusicA

TVや外出時に気になった音楽をAcer ICONIA TAB A100に聞かせることで音楽を検索するMusicAをいうアプリも用意されています。音楽好きにはたまらないアプリではないでしょうか。

AcerZone

管理が大変なほどアプリが増えすぎても大丈夫です。Acer ICONIA TAB A100にはAcer Zoneというジャンル別のランチャーを最初から搭載しています。

AcerZoneマルチメディア


アプリあるイーブック、ゲーム、ソーシャル、マルチメディアをホームに出しておけばそれらに登録されたアプリが表示されます。

Acerが用意したプリセットアプリ

他にもビデオを編集アプリMovie Studio、ネットラジオのAUPEO(英語)、マルチメディアプレイヤーのAcer Media、EブックアプリのLumiRead、HW Solotaire SEというカードゲーム、ソーシャルアプリのAcer Socialjogger、ゲームと思いきや未対応で何もできないTop HD Games、ゲームを紹介するTegraZoneゲームが用意されています。これらについては他のアプリとかぶったり、機能的に魅力を感じるアプリではありませんでした。


気になるあれこれ

電子コンパス搭載

Acer ICONIA TAB A100はLenovo IdeaPad Tablet A1と違い電子コンパスが搭載されています。これによりナビやGoogleマップを表示している際に停止していても向きを変えた方角へ矢印が向くようになります。

来いよベネット、銃なんか捨ててかかってこい!


ニコニコ動画は高い性能をもつTegra2のおかげでスムーズに再生されます。もちろん字幕もぬるぬると動きます。

skype

Skypeは動画通話にも対応しています。フロントのWebカメラだけでなくリアのカメラも使うことができます。ただし自身の動画プレビュー画面のアスペクト比がおかしく、縦に圧縮されたかたちで表示されます。


セットアップ手順



今回もセットアップ手順を動画で公開しています。ただし起動中にGoogleアカウントを設定するとすでに設定済みのLenovo IdeaPad Tablet A1の環境が一部復元されたので、起動時にGoogleアカウントを徹底せずに起動後に設定しています。

あと時間の設定時にロケーションを設定していませんが、これを設定しないと自動で時間を合わせても正しい表示になりませんので注意してください。

初回セットアップは基本的にAndroid2.Xとほとんど変わらない手順になっています。


ソフトウェア的まとめ

Android3.2はGUIが進化してグラフィックや小さな改善など適切に進化を遂げているように感じます。性能も高いのでそれらアプリの操作にストレスを感じることもありません。

プリセットアプリは意外と使えるものが多くビジネスやプライベートどちらにも使えるようになっています。

5V出力のモバイルバッテリーが使えないという弱点があるものの、ハードウェアとソフトウェア編を通しAcer ICONIA TAB A100は総じて高いクオリティに仕上がっていると感じることができました。