名刺サイズの名刺用紙


名刺サイズのカードを印刷することが仕事で多いのですが、困ったことに現在使っている名刺用紙が湿気に弱く、雨の日や湿度が高い日に両面印刷をすると紙が反り返りプリンターヘッドが接触して不良品が多発していました。

僅かな発生率ならいいのですが見過ごせる程の数ではないので、納得のいく名刺用紙を探し出すことにしました。

各メーカーからさまざまな種類の名刺カードサイズの専用用紙は出ていますが、実際に使ってみて一番気に入ったのがKOKUYOの名刺用紙です。

仕様


この用紙はELECOMの用紙と同じ坪量、紙厚です。見た目はいままでとほとんど変わらないように見えます。

紙のコシが違う


しかし、紙を手で反らせてみると、はっきりとKOKUYOの名刺用紙のほうが反発が強く同じ仕様の名刺用紙とは思えません。

実際に印刷すると尚更差が見えてきます。ELECOMの名刺用紙がかなり反るような条件でも、KOKUYOの名刺用紙はほとんど反ることがなく、そのまま裏面を印刷してもヘッドが接触することがないため歩留まりは抜群です。

実際の印刷では500枚程度印刷してヘッドの接触があったものは1つもありません。

実際に印刷してみた


試しに失敗して使えなくなった名刺用紙をもらい印刷してみました。右がELECOMの名刺用紙、左がKOKUYOの名刺用紙です。

印刷結果比較

上のKOKUYOの名刺用紙は若干左の方がフォントが細いように感じますが、実際にフォントの箇所はELECOMのより細くなっています。印刷条件は同じなのですがこのように印刷結果は目に見えて違います。

ELECOMは滲みが強い

原因はインクの滲みです。上のKOKUYOの名刺用紙が僅かにしか滲まないのに対して、下のELECOMの名刺用紙はかなり滲んでしまいます。

さんざんな状態のELECOM製名刺用紙ですが、価格の点ではKOKUYOに勝っています。KOKUYOの名刺用紙が3.33円/枚なのに対して、ELECOMの名刺用紙は2.79円/枚となっていますので大量に使用する場合はELECOMの名刺用紙にぶがあります。
※価格は楽天最安値を参考に算出

ただし湿度が高い場合に両面印刷するという条件では歩留まりが悪く、50%超えることもしばしばあるので、歩留まり込みで計算するのならKOKUYOの名刺用紙となります。

ということで名刺用紙はKOKUYOの名刺用紙に決定しました。名刺は顔ともいわれるように大切なものですので、シッカリとしたものを使いたいところですね。