実はこの商品買う前から地雷（買っても満足できないクオリティの商品のこと）と分かっていてあえて購入してきたものです。使う機会が1回だけなので数千円もするような高いスタンドは費用対効果的にNGということで自ら地雷を踏んでみました。

この商品は海外産の商品で本来の商品名はMulti Direction Standになっています、製造は中国なのですが表記はMADE IN P.R.Cと怪しい表記になっています。

価格が1千円台ということもあり過度の期待をしてはいけません。いろいろな所のレビューを見る限りけっこう悲惨なレビューが上がっています、その例としては「吸盤のロックがかからない」、「ネジが緩んで締まらなくなった」、「パーツが破損した」などなどちょっと安いから手を出そうとは思えないレビューが並んでいます。

ということで実際買ってみてダメな部分を先に挙げてみました。


このスタンドのココがダメ！

剛性不足

スタンドのタブレットを支えるパーツが指で押さえると簡単に曲がってしまいます。振動によりタブレットが激しく揺れる原因にもなりますし、長期間の使用で疲労して折れないか心配なほど柔らかいです。




吸盤が堅くて張り付かない

車のダッシュボードに取りつける方法は吸盤なのですが、この吸盤が堅くダッシュボードに密着せずにスタンドの意味をなしませんでした。取り付けた車両はダイハツのタント（旧モデル）なのですが、この車両のダッシュボードは平たく、吸盤タイプのスタンドを取り付けるには最適な環境なのですがそれでも使えませんでした。

机など表面が完全に平面で密着性の高い環境でなら張り付くのでしょうが、真っ平らでエンボス加工もないようなダッシュボードを使っている車は無いので、そのままでは吸盤が張り付かない車両のほうが多いのではないのでしょうか。

吸盤で貼り付けるためには粘着テープで土台となるプレートを貼り付けるなどの工夫が必要です。




耐久性に難あり

いろいろと弄っているうちにパーツのネジが取れかかりパーツが外れかかっています。他にもパーツのほぼ全てがプラスチック製で耐久性に疑問が残ります。特に可動部は負荷でクラックが入ってしまいました。


横置き時の重心位置に問題あり

縦置きなら重心がスタンドの中心にくるため問題ないのですが、横にすると重心が偏り振動で激しく共振してしまいます。タブレットを支えるアームは曲がりやすく片方が1本しかないため耐久性や視認性に問題があります。

ということで残念な箇所を挙げた上でレビューに突入です。




タブレットの幅に合わせて調整可能

7インチタブレットといえどもサイズはまちまちです。そんな数々の7インチタブレットに対応するために幅の調整ができるようになっています。



ケースをつけたまま装着も可能

タブレットはケースをつけている人も多いのですが、厚みに合わせ調整が可能なのでケースをつけたまま取付もできるようになっています。



縦置き横置きどちらもOK

タブレットは縦置き、横置きどちらにも対応しています。切り替えはネジを1つ緩めて回しまた締めるだけと簡単な操作でできるようになっています。



ワンタッチで取付け

取付はワンタッチで取付可能な吸盤タイプです。吸盤の上にある固定用アームを上にあげると吸盤内が真空となりダッシュボードに張り付きます。



これはなに？

タブレットの裏につけて傷を防止するのか、それともダッシュボードに取り付け吸盤との密着性を高めるものなか謎のシリコンシートが付いています。試しにダッシュボードと吸盤の間に挟むようにして使ってみたのですが吸盤が張り付くどころか簡単に剥がれてしましました。

いったい何に使うのか？説明書も入っていないので今だ不明なままです。



重量は156g

ほとんどのパーツがプラスチック製なので軽いのは当たり前です。




まとめ

もし車載スタンドとして常用するのであれば間違いなく選択肢から外すべきアイテムです。このスタンドは使い捨て覚悟の上で選ぶべき商品ですので、数回しか使わないような時に購入を検討するといいかもしれません。

まともに使うには一工夫必要ですので、手間暇かけたくない、外観のクオリティが高いものが欲しい、スタンドを常用したいという場合はサンワダイレクトの車載タブレットスタンドをお勧めしておきます。

しかし、7インチタブレットの選択肢が増えたにもかかわらず車載スタンドの選択肢が少ないのは残念なところです。もっと出してもらいたいところです。