DS212

今まで数々の機能を紹介してきたDS212ですがそれでもまた紹介していない機能が数多くあります、今回はその機能をザッとさわり程度ですが紹介していきたいと思います。
DLNAサーバー

DLNA

DLNAサーバー機能でDLNA対応デジタルテレビやPS3、ネットワークプレイヤーにDS212の動画・画像・音楽を再生させることが可能です。

もちろんパソコンにも対応しています、Windows Media PlayerはDLNAに対応していますのでDS212のデータをDLNAを通して再生させることも可能です。


iTuneサーバー

iTuneサーバー


iTuneサーバー機能も搭載しています、iTuneサーバーを立ち上げるとパソコンのiTuneからDS212内の音楽を再生することが可能になります。

iTune


このようにiTuneを立ち上げるとDS212内の音楽が表示され再生が可能です、LAN内のパソコンで共有することが可能なので好きな音楽をどのパソコンでも聞くことが可能です。


ダウンロードツール

DLツール

海外で人気のP2Pファイル共有サービスのBitTorrentやeMule、またWebにあるファイル(HTTP/FTP/NZB)をDS212単体でダウンロードすることが可能です。

P2Pファイル共有サービスとDLサービス

海外ではサイズの大きなファイルをダウンロードする場合ネットワークの負荷を分散させる目的で大手のサイトでもBitTorrentによるファイルの配布を行っています。

サイズが大きくダウンロードに時間がかかる場合パソコンをわざわざ立ち上げておかなくてもDS212本体がファイルをダウンロードしてくれます。
※日本国内の法に従い違法性のあるファイルのやり取りはしないようにしてください。


メールサーバー

メールサーバー


メールサーバーを使用すればメールサービスをDS212で担うことが可能です、うんざりするスパムもスパムフィルタで処理することが可能です。


FTPサーバー

FTP

何かとモバイルやり取りに重宝するFTPサーバー機能を搭載しています、PASVモードや帯域制限、同一IPからの接続制限など基本的な機能は備わっています。


Webサーバー

Webサーバー

DS212でWebサーバーの構築も可能です、外部からのアクセスを可能な状態にしておけば世界中どこからでもDS212内にあるホームページを閲覧してもらうことが可能です。


UPS連動シャットダウンサポート

UPS

停電による障害を防ぐためDS212ではUPSをサポートしています、いざという時はUPSと連動してシャットダウンを始めます。

対応しているUPSのリストはこちらで公開されています。


IPカメラの録画サーバー機能 Surveillance Station

Surveillance Station01

価格が安くLANを使用するため導入も比較的簡単なIPカメラは家庭用の防犯システムとして市場が広がっています、また防犯だけでなく室内で飼っているペットの確認などといった使用用途などでも使用されることが多くなりました。

Surveillance Station02

Surveillance StationではそんなIPカメラの録画に対応しておりIPカメラの録画をパソコンに頼らずともDS212だけで可能にします。

日本で手に入るIPカメラでは大手メーカーのもののみ対応となっていますがパソコンの周辺機器メーカーのIPカメラは海外のメーカーのOEMが多く国内商品の「商品名 OEM」で検索するとOEM元のモデルが出てきますのでそのメーカーのモデルから選択すると未対応機種でも使える可能性があります。

Surveillance Station03

またSurveillance Stationでは現在の状態を表示するライブビューだけでなく過去の動画を4カメラ同時に表示するタイムライン表示にも対応していますのでオフィス複数のIPカメラを使用している場合でも一括表示が可能です。

基本的な機能として必要な動体検出やEメールによる通知、録画容量の制限(設定上限を超えると古いものから削除する機能)は備わっていますのでIPカメラ付属のツールに引けを取りません。

Surveillance StationはAndroidOSやiOSで使えるDS camと連携することができるので外出先からでも家庭やオフィスのIPカメラの状態を確認することが可能です。

Surveillance StationについてはライセンスはDiskstation1台に1つのみ初期から用意されておりライセンスを追加する場合は別途購入する必要があります。


ファイヤーウォールで外部からの不正なアクセスをストップ

ファイヤーウォール

いくらDS212が外部と繋がって便利だからといっても全てにおいてメリットに繋がるかというと答えはNOです、外部からアクセスすることが可能ということは不特定多数の人間かアクセスできる環境だということを忘れてはいけません。

DS212ではファイヤーウォール機能で不正なアクセスをシャットアウトすることも可能です、このファイヤーウォール機能はプリセットがないため自分でリストを構築する必要があります。


ターミナルで直接コマンドを打ち込み操作

ターミナル

上級者になると直接コマンド打ち込み制御するといった方法をとることもあります、DS212では制限はあるもののターミナルによるコマンドを受け付けます。


パッケージセンターで機能を追加

これほど魅力的な機能がそろっているのにDS212ではまだまだ機能を追加するこことが可能です。

パッケージセンター

パッケージセンターインストール

インストールも簡単で欲しい機能のインストールボタンをクリックしてインストール後機能を起動するだけで追加のサービスが使用可能になります。


リソースモニターによるステータスの監視

リソースモニタ

やはり使っていると気になるのがCPUやメモリの使用量です、現在の作業の処理がどの程度の負荷なのかリアルタイムで知ることができるリソースモニタ機能がDS212には用意されています。


壁紙などGUIのデザインが自由に変更

自分好みに01

そこまで必要かと思うかも知れませんが壁紙やログイン画面を自由に変更することが可能です。

自分好みに02

例えばDSMに複数のユーザーがアクセスする環境においては色による認識が可能になります、誤って他のIDでログインしたときにいつも使っている画面と違えばユーザーが間違ったIDを使用していることを一瞬で認識することが可能です。


以下の機能は別の記事で公開しています

メールによるDS212のステータスを報告
HDDのハイバネーションやスリープモードで省エネ・静音
DDNSのサポート
DSMからルーターのポート解放を簡単設定
ユーザー・グループによるアクセス権限の管理
万が一の時の安心、ゴミ箱機能
転送速度の高速化が望めるジャンボフレーム

DS212本体によるDSMアップデート
iSCSI
USB・SDコピー機能
AirPrint・Google Cloud Printに対応したプリントサーバー機能
USBオーディオユニットを使ってネットワークプレイヤーにする

今回は全6回という未だかつて無い濃さのレビュー内容でお送りしましたがあまりにも機能が多いためこのような記事の量になりました、一通り使ってみたのですが確かに高速で多機能だということが自ら体験することにより理解できたレビューでした。