内蔵HDD_WD

タイの大洪水の影響を受けHDDが高騰しています、ついこの前まで1TBが5000円を切ろうとかという価格だったのが今では3倍にも高騰して15000円も出さないと購入できなくなりました。
洪水の影響のため異常な価格も時間と共に収束していくとは思いますが今すぐどうしても内蔵HDDが必要な場合どうすれば安く購入できるのか、その答えは普段は内蔵HDDよりも高い外付けHDDにありました。

この異常な高騰のせいで内蔵HDDを買うより外付けHDDを購入して中身を取り出した方が実はお得です、もちろん外側は必要ないので爪を折ったりする荒い分解方法でも大丈夫ですし綺麗に分解して余ったHDDを入れて再生させるのもよしといったところです。

※外付けHDDを分解すると保証が受けられません、また分解再構築を考慮していないため一度分解したら綺麗に戻せない可能性もあります、その点は各自自己責任でお願いします。

分解


それではどの外付けHDDがいいのかさっそく調べてみました。

特にメーカーにこだわりはない

この場合おすすめはともかく欲しい容量で安いものを選べばいいでしょう、バッファローやアイオーデータなどの周辺機器メーカーの在庫はまだまだ見かけます。
ただし全く同じモデル同じ容量の外付けHDDを購入しても実際に中身を開けると全く違うメーカーのものが入っていることがあります、もしもRAIDの構築などで複数台同じモデルの内蔵HDDが必要な場合は避けておきましょう。

メーカにこだわりがある・複数台同じモデルのHDDが欲しい

ある意味ここからが本題です、同じモデルやHDDメーカーを指定したい場合どうすればいいのか、それは簡単でHDDメーカー自らが販売している外付けHDDを買ってしまえば解決します。
とはいえども一体何のモデルが入っているのか分からないと困ります、WDのHDDには省エネ重視タイプと通常タイプのラインナップがあり転送速度を重視する場合と消費電力を重視する場合では中身がどちらか分からないと困ります。

ということで中身にどのモデルのHDDが入っているのか情報があるものをある程度まとめてみました。

※中身はメーカにより予期せず変更される場合もあるためここに記載されている内容が正しいとは限りません、あくまでもリスクをとって低コストというメリットを受ける行為だということを理解しておいてください。

Western Digital
WD製は7200rpmでそれなりの速度のCaviar Blueと回転数を5400rpmに抑え転送速度を犠牲にして省電力化したCaviar Greenがありますので中身をしっかり把握しておかないと別のものが入っていたという残念なことになりかねません。


Western Digital バックアップ機能搭載外付けHDD My Book Essential 1TB USB3.0/2.0対応 WDBACW0010HBK-JESN


Western Digital バックアップ機能搭載外付けHDD My Book Essential 1TB USB3.0/2.0対応 WDBACW0010HBK-JESN

My Book Essential WDBACW0010HBK 容量1TB 市場販売価格 10,000円~
中身は7200rpmのCaviar Blue、旧モデルのWD10EALSかSATA3に対応した現行のWD10EALXかまでは不明です。
USB3.0に対応しているので外側のケースの使い道はそれなりにあるのではないでしょうか。

WesternDigital My Book Essentials 外付けハードディスク 1.5TB USB2.0 Black WDBAAF0015HBK-JESN


WesternDigital My Book Essentials 外付けハードディスク 1.5TB USB2.0 Black WDBAAF0015HBK-JESN

My Book Essential WDBAAF0015HBK 容量1.5TB 市場販売価格 10,000円~
上のMy Book Essential WDBACW0010HBKと非常によく似ていますが中身はCaviar GreenのWD15EADSです。

Western Digital WD Elements Desktop 1TB USB2.0対応 外付けハードディスク WDBAAU0010HBK-JESN


Western Digital WD Elements Desktop 1TB USB2.0対応 外付けハードディスク WDBAAU0010HBK-JESN

WD Elements デスクトップ WDBAAU0010HBK 容量1TB 市場販売価格7,000円~
WD Elements デスクトップ WDBAAU0020HBK 容量2TB 市場販売価格10,000円~
転送速度はいいから安いものが欲しいというのであればこのモデルでしょう、中身はCaviar Green(WDBAAU0020HBKはWD20EARSのもよう)なので省電力を考えている人にもおすすめです。
外付けケースのインターフェイスはUSB2.0です。


日立GST
日立GSTはおそらく7200rpmモデルのみ採用しているような気がしますので転送速度を重視するなら日立GSTがいいかもしれません。


HITACHI 0S03300A 1TB 外付け3.5インチハードディスクドライブ


HITACHI 0S03300A 1TB 外付け3.5インチハードディスクドライブ

日立GST Touro Desk 1000GB 0S03300A 容量1TB 市場販売価格 7,500円~
日立GST Touro Desk 2000GB 0S03301A 容量2TB 市場販売価格 10,00円~
2TBの0S03301Aの中身はDeskstar 7K3000 0S03191の模様、1TBモデルはDeskstar 7K3000に1TBの設定がないためDeskstar 7K1000.Dか?
分解時は爪を折って当たり前の構造のようですから再利用はあまり考えない方がいいでしょう、ちなみに外付けケースはUSB2.0です。

日立GST Touro Desk Pro 外付けハードディスク 1000GB 0S03248


日立GST Touro Desk Pro 外付けハードディスク 1000GB 0S03248

日立GST Touro Desk Pro Black 1000GB JP 0S03248 容量1TB 市場販売価格 7,800円~
日立GST Touro Desk Pro Black 1000GB JP 0S03249 容量2TB 市場販売価格 17,000円~
上のTouro Deskの上級機種、USB3.0の高速な転送速度を生かすためにプラッタ容量が大きい7200rpmモデルを使用している可能性が高いです。
こちらも構造的に爪を折りやすい設計のようです、いっそ破壊的分解で内蔵HDDを綺麗に取り出せればいいという考えもありかもしれません。

ざっとこんなものでしょうか、HDDメーカーが出している外付けHDDなら中身はそのメーカーのものなので安心して買うことができますね、シーゲート派の人は残念ですが外付けHDDを出していないので落ち着くのを待つかブッファローなどの外付けHDDをシールを見て見分けるしかないでしょう。

さて今回は1TBで7200rpmモデルできればSATA3に対応した内蔵HDDが2個必要になってきました、もちろん同じモデルが必要なので日立GST Touro Desk Pro Black 1000GB JP 0S03248あたりでも買ってみようかと思います。