Transcend_JetFlash_560パッケージjpg

日々の技術の進歩によりフラッシュメモリもずいぶんと大容量化してきました、しかし大容量化してきたものの肝心の転送速度が進化しておらずファイルサイズが大きなものを放り込むと信じられない残り時間になることもあります。
そんな大容量フラッシュメモリですが高速タイプだとどうなるのかUSB2.0フラッシュメモリを比較してみました。
SSD


USBフラッシュメモリには遅いものと速いものがあるのですがこの二つの違いはメモリコントローラーの性能差にあります、同じくフラッシュメモリを使用しているSSDではフラッシュメモリが複数詰まれておりその複数あるフラッシュメモリに同時にアクセスして読み書きができるので非常に高速です。

しかしフラッシュメモリ持ち運びやすいように小さくできているため複数のフラッシュメモリを搭載して高速化するのが難しいため比較的低速な転送速度のものが多数存在しています。

今回購入したTranscend JetFlash 560もその低速なフラッシュメモリの一つです、メモリが大容量化しても転送速度は遅いので外つけHDDと同じ感覚で使用するとその遅さが目立ちます。

Transcend_JetFlash_560

試しにTranscend JetFlash 560のベンチマークをしてみました。

PicoDUAL_16G

そして比較用として高速タイプのUSB2.0フラッシュメモリであるPicoDual16GモデルのGH-UFD16GDの転送速度です、HDDと比較すると遅いですがUSB2.0フラッシュメモリではまあまあ速いほうです。

特に512KB以下のファイルサイズの書き込み速度は比較にならないほどです、Webの画像はこのサイズのものが多いのでそのサイズにのファイルを多数書き込もうとすると恐ろしいほど時間がかかります。

確かに高速タイプのGH-UFD16GDは速いのですがSSDと同じ複数のフラッシュメモリを使い同時にアクセスすることにより転送速度を高速化していますがその分消費電力が多くバスパワーに余裕がないパソコンだと正常に認識しません、不特定多数のパソコンで使ううえでコレはけっこう頭を抱えさせてくれました。

お疲れモードのPicoDUAL16G

今回遅いTranscend JetFlash 560を購入したのはGH-UFD16GDが壊れたからです、持ち運びに便利で16GBと大容量そして高速でしたがキーホルダーにつけていたら一部が壊れてキーホルダにつけられなくなったので急遽変わりとして用意しました。
転送速度は遅いですが512KB以下のファイルが複数存在する場合はまとめて圧縮ファイルにしておいて転送すればいいしそれほど大きなファイルサイズのものは扱わないのでTranscend JetFlash 560で十分だと思っています。
持ち運びを意識したのでストラップがつけられるホールやフタの紛失を気にしなくてもいいスライド式となっていますが外装はプラスチックのため耐久性はちょっと疑問ですが価格も安いので使い捨て感覚で使用です。

しかし時代はUSB3.0です、USB2.0フラッシュメモリ自体最盛期は終わっているので高速なタイプが必要ならUSB2.0ではなくUSB3.0フラッシュメモリをおすすめしておきます、パフォーマンスを最大限に発揮するにはUSB3.0が使える環境が必要ですがこれからUSB3.0がディファクトスタンダードとなりますしUSB2.0でも使用が可能ですので間違いはないでしょう。