i7 2600Kbox

Battlefield 3が快適に動くには?ミドルハイクラスの自作PCを組み上げるぞ!!ということで始まった自作PCの更新ですが今回は第二世代CORE iシリーズであるSandy BridgeのCORE i7 2600Kを購入してきました。
i7 2600K

見た目は旧世代のCore2シリーズと変わりません、刻印がi7 2600Kを示しているのでそれとわかります。

i7 2600Kリテールクーラー

CPUクーラーはTDP95Wクラスなのに小さくこれで冷えるのかと疑問を感じます。

i7 2600Kリテールクーラー2

高さはそれほど無いのでスリムタイプのケースでも利用が出来そうです。

CPUクーラー比較

サイズ比較用にリテールクーラーを並べてみました、左からE6850・Q8200・そして2600Kです。

CPUクーラー比較3

E6850はTDP65Wと低発熱なのにこの中で一番大きなヒートシンクを装備しています、しかも一部よく冷える銅を使用しているなど冷却に関してはオーバーすぎるような気がします。

CPUクーラー比較2

同じくTDP65WのQ8200はヒートシンクが小さくなり2600Kと同じサイズになっています、2600KはTDPが95Wなので心配になりますが・・・

CPUクーラー比較4

ヒートシンクの一部に銅を使用して冷却性能をあげているようです。

ベンチマーク
次は性能計測のためにベンチマークを走らせてみました、今回使用するベンチマークはCINEBENCH 11.529・Sandra Lite 2011.SP5・スーパーパイです。

CPU-Z

ベンチマーク環境
MB: ASUS P8Z68-V
CPU:Intel Corei7 2600K
RAM:A-DATA AX3U1600GC4G9-2G 2セット(16G)
VGA:玄人志向GF-GTX570-E1280HD
VGA: 玄人志向GF-GTX570-E1280HW/FJ
PSU:ENERMAX EMG900EWT
OD: BUFFALOB R-816FBS-BK
SSD: Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG
HDD:WD WDC WD5000AAKS-00V1A0
CASE:Lina-Li PC-V2100 PLUS II(BK)
FAN:鎌平(BK)他12cm×3
CPUクーラー:Corsair Hydro H60
OS:Windows7 Profesional 64bit

CINEBENCH11.529 

CINEBENCH 11.529 CPUスコア 6.68

SP5

SiSoftware Sandra Lite 2011.SP5  ALU 133.25GIPS FPU 82.34GFLOPS

スーパーパイ

スーパーパイ104万桁 11秒

OC

今回はターボ・ブースト・テクノロジー搭載とIntel自らががオーバークロックを進めているため真のパフォーマンスを見るためにはオーバークロックを試すしかないと珍しくオーバークロックをしてみました。
ASUS P8Z68には私のように普段定格でCPUを使用している人でも簡単にオーバークロックができる機能がついているのでボタン一つで簡単にオーバークロックが可能です、しかし簡単とはいえども電源や冷却については余裕がないと不安定になるので余裕のあるエアフローと電源容量でオーバークロックに挑みましょう。

今回は4.5GHzまでオーバークロックして計測開始です。

CINEBENCH11.5291OC

CINEBENCH 11.529 CPUスコア 6.68→8.52(28%UP)

SiSoftwareSandraLite2011.SP5OC

SiSoftware Sandra Lite 2011.SP5 ALU 133.25GIPS→ 173.29GIPS(30%UP)
FPU 82.34GFLOPS→106.64GFLOPS(30%UP)

スーパーパイOC

スーパーパイ104万桁 11秒→8秒(38%UP)

ボタン一つで約30%の性能アップとは恐ろしいものです、真のパフォーマンスここにありというところでしょうか、せっかくなので安定性に問題がなければこのまま使いたいと思います。

CINEBENCH11.529NoHT

ついでにハイパースレッティングによる性能差はあるのかCINEBENCH 11.529でテストしてみました、定格で6.68でしたがハイパースレッティングをオフにすると5.24までスコアが下がりました、ハイパースレッティングはすべてのアプリケーションで性能の向上を保証するわけではないですがこの結果ならわざわざオフにする必要はないでしょう。

内蔵GPU機能

hd3000

Core i7 2600KにはHD3000という内蔵GPUが搭載されています、動画のエンコード支援を売りにしているならそれなりの性能があるはずとHD3000のベンチマークも走らせてみました。

3DMarkVantage

3DMarkVantage スコア2181

ゆめりあベンチ1024x768最高

ゆめりあベンチ1024x768最高 スコア19515 1600x1200最高 スコア9155

Windowsエクスペリエンス

Windowsエクスペリエンス グラフィックス&ゲーム用グラフィックス スコア6.3

スコアについてはオンボードというかオンCPUという感じです、3DMarkVantageが完走できただけでも上出来だと思います。

気になる省電力は?

Sandy Bridgeでは現状最高にスペックであるCore i7 2600Kですが省エネ機能もしっかり搭載されています、必要な時にだけ最高のパフォーマンスを発揮することによりアイドル時の消費電力を抑えています。

今回は最低限のスペックで消費電力をワットチェッカーで計測してみました。

ベンチマーク環境
MB: ASUS P8Z68-V
CPU:Intel Corei7 2600K
RAM:A-DATA AX3U1600GC4G9-2G 2セット(16G)
PSU:Antec EA-650
SSD: Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG
CPUクーラー:リテール
OS:Windows7 Profesional 64bit

アイドル

アイドル 50W

GPUベンチ

3DMarkVantageベンチマーク時 121W

CPUシバキ時

Prime95 CPUストレステスト時 133W

デスクトップ用のCPUですがアイドル時はAtomCPUやFusionAPUで組上げたマシン並の消費電力です、動画やWEBをみる程度の作業では電気代をさほど気にしなくてもいいかもしれません。

まとめ

3万円でおつりが来るCPUでこのパフォーマンスはおいしいといえるでしょう、ハイパフォーマンスながらアイドル時の消費電力も抑えられ通常使いも問題無しですし、倍率はフリーなうえオーバークロック耐性も良く遊びがいもあるなど自作ユーザーにはお勧めのCPUです。

現状Sandy BridgeでPCゲームをするならCore i7 2600K一択といったところです、試しにBattlefield 3のOPEN BETAに参加してみましたがCPUは定格でも100%まで使い切ることはありませんでした、Battlefield 3をするならCPUはCore i7 2600Kで十分でしょう。