GTX570

Battlefield 3が快適に動くには?ミドルハイクラスの自作PCを組み上げるぞ!!ということで始まった自作PCの更新ですが早速GeForce GTX 570を搭載した玄人指向 GF-GTX570-E1280HDが手元に届きましたのでレビューをしていきたいと思います。

※旧世代のPCのためビデオカードの性能を完全に発揮できていません、ベンチマークのスコアを参考にされる場合はその点にご注意ください。
GeForce GTX 570を選んだ理由については前回の記事を参考して頂くとして数あるGeForce GTX 570を搭載したビデオカードのなかから玄人指向のGF-GTX570-E1280HDを選んだ理由ですがなんといっても価格の安さでしょう。

パッケージ

過去にそれなにり安物買いの銭失いを経験しているのですが玄人指向の製品が安いのにはそれなりの訳があります、まずはパッケージですが装飾を最低限にして製造コストを抑えています。
説明書は簡略なもので必要最低限のものしか記載されていませんし製品不良などの製品に問題がある場合除きサポートはありませんので相性等のトラブル等は自分自身で解決しないといけません、その分の人件費が製品の価格に含まれないため安い価格で提供できているわけです。
もちろんサポートが必要なときは自分自身で解決する必要がありますので自作PCの知識が必要になってきます、そういう意味で「玄人指向」と銘打ってあるわけです。

というわけで安さの理由が品質を低下させる要素ではないため安心して購入出来ます。

内容物

それでは内容物一覧です。

内容物一覧
GF-GTX570-E1280HD本体
MiniHDMI-HDMIケーブル
ペリフェラル4Pin-VGA6PIN×2
ドライバーCD
取り付け説明書(日本語)

外観

外観

Vapor Chamber Technology採用クーラーと書いてありますがどう見てもリファレンスのクーラーです、よくよく調べてみるとリファレンスのクーラー自体がVapor Chamber Technology採用クーラーのためリファレンスのクーラーを使用しているGTX570搭載ビデオカードは必然的にVapor Chamber Technology採用となるようです。

表面はピアノブラックで黒く輝いています、見せパソ仕様で内蔵のパーツを見せる場合は高級感が演出できますが簡単に傷が入るのと指紋でベタベタになるので取り付け時は特に取り扱いに注意が必要です。

カード長

カードの長さはおよそ27cmでミドルタワーでもケースによってはシャドウベイと干渉する可能性があります。

長いビデオカード

過去に使用していたGTX260搭載の玄人志向GF-GTX260-E896G2も長いビデオカードですがGF-GTX570-E1280HDも引けを取りません。
このクラスのカードを導入するのであれば余裕のあるフルタワーサイズのPCケースを検討してもいいと思います、メンテナンスやパーツ交換が非常に楽にできます。

6Pinと6Pin

コネクターはメーカーによっては6Pinと8Pinの場合と6Pinと6PinのものがありますがGF-GTX570-E1280HDは6Pinと6Pinとなっています、差し込み方向は横側のためミドルタワーでもHDDのシャドウベイに干渉しにくくなっています。
カードが逆さまになっているのは逆ATX構造のケースのためです。

コネクタ

コネクタはDVI端子が2個とMini-HDMIコネクタとなっています、通常のHDMIケーブルを使用する場合は変換コネクタやケーブルが必要です。
GF-GTX570-E1280HDにはMini-HDMI-HDMIケーブルが付属していますが短いのでHDMIで接続するなら別に長いものを購入したほうがいいでしょう。

ベンチマーク

ベンチマーク

さっそくGTX570の性能を見ていきたいと思いますが冒頭でも記載してあるとおり旧世代のスペックのためビデオカードの性能を生かし切れていないのがハッキリと分ります、ですからスコアは最新のスペックで組んだ場合の参考にならないので注意してください。
この点に関しては最新のスペックへ更新した際にもスコア比較などをしてどう変わったのかをレビュしていきたいと思います。

GPU-Z

今回のPC構成は以下のようになっています。

MB:GA-P35-DS3R rev1.0
CPU:Core2Quad Q8200
RAM:UMAX Pulsar DCDDR2-4GB-800 + UMAX Pulsar DCSSDDR2-2GB-800
VGA:GF-GTX570-E1280HD(ドライバーバージョン:280.26)
PS:EarthWatts EA-650
OD:LITE-ON DH-4O1S
OD: DVM-RXG16FB-BK(DVR-111D)
SSD: Crucial RealSSD C300 CTFDDAC128MAG
HDD:WDC WD5000AAKS-00V1A0 2個でRAID0
FDD:?
CASE:Lina-Li PC-V2100 PLUS II(BK)
FAN:鎌平(BK)他12cm×3
OS:Windows7 Profesional 64bit


3DMARK 11スコア

GTX-570はDirectX 11に対応しているので3DMARK 11を回してみました、設定はPerformanceでスコアは4221となりましたが性能を出し切れていないとリザルトページに表示されました。

3DMark_Vantageスコア


続いて3DMark Vantageスコアです、設定は同じくPerformanceでスコアは13223です、同じく性能を出し切れていないとリザルトページに表示されました。

変更前

変更後


次にWindowsエクスペリエンスインデックスです、グラフィックスの項目が7.7へと向上しています、しかしGTX570でのスコアは本来7.9とのことでここでも本来の性能を出し切っていないのが伺えます。

ゆめりあベンチ1024_768最高

ゆめりあベンチ1600_1200最高

ゆめりあベンチは1600x1200の設定と1024x768で計測してみました、どちらとも最高設定でベンチマークを走らせています、スコアはやはりGTX570を搭載しているもののかなり低く、1024x768の最高で比較すると最新の世代のマシンでは約180000に対し現状のスペックでは約89000とかなりの開きが出ています。

BFBC2

今回はBattlefield 3のための更新のためということで同じFrostbiteエンジン(BF3はFrostbite2エンジン)を採用しているBattlefield Bad Company 2で実際のFPSを計測してみました、設定は画像のとおり1600x1050 HIGHで計測してみました。

結果は最小FPSが33で平均FPSが56でした、ちなみにGF-GTX260-E896G2のスコアは最小FPSが13で平均FPSは37という結果でしたのでかなり性能が向上したのが分ります。
ただしゲーム中のGPUの使用率は90%程度だったので性能を出し切れていません、これはゆめりあベンチを回したときもそうでしたがCPUが足を引っ張っているような気がします。

ベンチマーク時やBattlefield Bad Company 2のプレイ時に併せて温度も監視していましたが高負荷時は室温26℃の環境で85℃まで上昇しました。
省電力モードOFFでのアイドルでは65℃、省電力モードONでのアイドルは52℃という結果になりました。

消費電力

今回はシステム全体の消費電力をワットチェッカーで計測してその消費電力を確認してみました。

デフォルトクロックのアイドル

まずはアイドル時です、消費電力は156Wあたりをうろうろしていました。
後で詳しく説明しますがデュアルモニター環境の場合GTXシリーズは省電力モードが何故がONにならないためこのアイドル時の消費電力は省電力モードがOFFの場合の消費電力です。
ちなみに玄人志向GF-GTX260-E896G2の場合は131Wでした。

高負荷時

次に高負荷時です、今回はBattlefield Bad Company 2を動かしている際の消費電力を計測しました、消費電力は最大で314Wでした、GTX260は252W程度だったので一回り消費電力が大きくなったのがわかります。

消費電力は300W代へ突入するため適当な電源を選ぶと間違いなくトラブルの原因となります、今回ベンチマーク計測時には問題は無かったものの計測後にふつうにBattlefield Bad Company 2でプレイをしていると突然フレームレートが激減して紙芝居状態となりモニターへの信号がカットされ真っ暗に、再度モニターへの信号が復旧するとBattlefield Bad Company 2が真っ白になっていて固まるという症状が発生しました。
省エネモードや熱暴走を疑って省エネ設定をOFF設定にしたりファンのスピードを最大限にして冷却してみましたが症状は改善しませんでしたのでトラブルの原因は電源の可能性が高いとみています。

2011年10月16日追記
※原因はエアフローの不良によりマザーボードが異常に加熱してメモリやチップセットが誤動作を起こしたことにようるものでした、電源容量も問題なくビデオカードも冷却されているのに発生する場合はマザーボードの冷却不足を疑ってください。
熱いと感じるなら排気を強化して熱気が滞留しないようにしたりファンを追加して冷えた空気がマザーボードあたるようにエアフローを改善しましょう。

ただし650W電源ではまともに動かないわけではありません、GTX570の推奨電源容量は550Wとなっていますので12Vの容量がしっかり余裕のある電源なら550Wクラスの電源でも安定して動きます、逆に余裕がないと高負荷時に電圧が安定しなかったりとトラブルの原因となるので12Vの容量が太いものを選びましょう。

ということで現在900Wクラスの電源を手配しています、もちろんこのクラスを導入するからには2-Way SLI を狙います。

省エネ設定の注意点

GeForceGTXシリーズではCPUでいうEISTやCool'n'Quietのような省電力機能が搭載されているのですがデュアルモニターにすると何故か省電力機能が動作せずにアイドル時でもフルクロックで動作してしまいます。

そこでデュアルモニターでも省電力設定にする方法を使用してみました。

NVIDIA Inspector

使用するのはNVIDIA Inspectorというツールです。

省電力設定はShow Overclockingで右クリックして出てくるメニューのStart Multi Display Power Saverを選択すると専用の画面が出てきます。

省電力設定画面


省電力設定画面では対象となるビデオカードを選択して設定します、Targer GPUsで対象のGPUを選択してRun Multi Display Power Saver at Windows Startupを選択します(このアプリで一回設定すれば終わりではなく制御自体をこのアプリが担っているため常に起動しておかないと省電力設定が無効となります)。

Activate P0 State by GPU Usage - Threshold ○○%およびActivate P8 State by VPU Usage - Threshold ○○%はGPUおよびVPUの使用率がこのパーセンテージを超えると省電力モードを解除して通常の運転へ戻るようになる数値です、ここの数値に関しては使用する環境によって変わってきますのでこの画面のGPUとVPUの使用率メーターを見ながら調整してみてください。

省電力モードのアイドル


省電力モードに切り替えもう一度アイドル時の消費電力を計測してみました、通常運転時の156Wから108Wまで消費電力が低下していますのでかなりの消費電力を削減できています、もちろん発熱も抑えられファンスピードも低下しますので静音性にも貢献します。


ということで現状ではGF-GTX570-E1280HDのスペックの全てを使い切ることができませんが最新のスペックへと更新をした場合どのように変化するのか今後徹底的にベンチマークを交えてレビューをしていきたいと思います。