前編ではパソコンでアウトラインデータを作成して、カッティングプロッターでカッティングするまでの作業を公開しました。後半では切り出したシートを貼り付けていきます。
しかし、その前に作成したアウトラインデータを使って、もう一つ痛いステッカーを作成し、さらに痛度を上げたいと思います。
これが不要な部分を剥がした状態です。この状態では貼り付けることができないので、転写シートを用意し、このまま上に貼り付けます。
表面の透明なシートが転写シート(アプリケーションフィルム)です。このシートにカットしたシールを転写して貼り付けます。
さらに、ブリヂストンのステッカーも切り出しました。コペンはすでにNEOVA AD07からPOTENZA RE-11に履き替えたため、スポンサーステッカーもYOKOHAMAから貼り替えです。
なんと、ブリヂストンがロゴを更新1984年以来使用していたロゴを2011年3月に更新していました。手持ちのデータは古いデザインのものなので、Logoデザインが大量に公開されているBrand of The worldで最新のロゴを検索したところ、DRAWのデータが公開されているのを発見しました。
イラストレーターでもDRAWのデータは読めるのですが、このデータは対応していなかったのでDRAWの体験版を入れ、データをイラストレーターで読みこめる形式に保存してカット用のデータにしました。
今回、ブリヂストン用に使用したシートは純正のLG製ではなく、楽天のステカ&サプライ ユーロポートで扱われているARLON製のものです。純正より少しだけ値が張りますが、作業性やカット具合はこちらの方がよかったです(純正シートはLG製だし・・・)。
耐久性さえよければ、今後もこちらをメインに使用したいところです。
転写シートは使い捨てなので、案外コストが馬鹿にできません。黒色等の濃い色の場合は、コストの安い和紙タイプの転写シートを利用しています。
さらに、痛度を上げていくため車の定番ステッカーである乗っていますを自作します。前編でベクター化したデータを利用して作成しました。
サイズは2L版が丁度良いサイズで、厚みのある光沢用紙やフォトペーパーで作ると質感がずっしりして、いい感じ仕上がります。
プリンタは前回PPC製の互換インクに変えたのですが、しっかりとインクが載っていて一安心です。
※2014/11/10追記 退色が早いので純正インクをお勧めします。
ラミネート後の処理のため、本来は推奨されない余白を残してラミネート加工をしていきます。
ラミネーターに通し・・・
ラミネート加工成功です。UV対策済みのフィルムを使用すると、退色をある程度防げます。
適切なサイズにカットしたらフチの処理に入ります。
まずはポンチで穴を空けます。
次に空けた穴にハトメをとおします。
最期にハトメを専用のペンチで圧着します。
このようにハトメを使用してフチを補強することにより、走行中に風でなびいても穴が裂けて破損することがなくなります。
さてさて、全ての用意が出来ましたのでコペンを飾りましょう。
貼り付ける先には先客がいますが、すでに経年劣化してボロボロなので剥がしてしまいます。
もちろん、剥がすのはトレーサーです。過去の記事でも書いてますが、硬化したステッカーを剥がすのは大変ですがトレーサーを使えばあっという間に剥がすことができます。
純正塗装の部分は問題が無かったのですが、再塗装しているボンネットは問題発生というか大問題です。
炎天下の熱と摩擦熱で塗装が痛んでしまいました。クリアのみのダメージだったので張る前に補修をしておきます。
こういうときは、コンパウンドでクリア塗装を削って再度平らにならしていきます。
粗めのコンパウンドから始め、最期は超極細のコンパウンドで表面を綺麗に削ることにより、クリア塗装に輝きが戻ります。
輝きを取り戻したと思ったら、なんと!塗装が日焼けを起こしていました。うっすらとお⑨さぁんなステッカーの跡がついています・・・。
ぱっと見た感じでは目立たないのですが、納得がいきませんので、今後ボンネットは再度再塗装かエアロボンネットにでも交換したいと思います。
さて、下準備もできましたので早速ステッカーを貼っていきます。
貼り付ける場所をアルコールで脱脂します。次に、ステッカーの転写シートを剥がしてボディ貼り付け、転写シートを剥ぐと・・・
どやっ!バッチリ貼り付けることが出来ました。
ある意味「撒きますか」と挑発的な意味にも読める?ステッカーも装着です。コペンの場合は、こうして貼り付けておかないとオープン時に巻き込む可能性があります。
前までつけていたステッカーはだいぶん退色が進んでいました。黄色はやっぱり退色しやすいですね。
新しくなったBRIDGESTONEロゴも貼り付けて作業完了です!
いかがでしたでしょうか、カッティングプロッターがあれば絵心のない私でも簡単にステッカーを作ることができます。でもカッティングデータが・・・という方も安心!こちらの連動記事でカッティングデータサイトへのリンクや素材を公開しています。カッティングプロッターをお持ちの方もお持ちでない方も自由にどうぞ!
※データの利用は個人利用の範囲内で留めて下さい。
また、カッティングプロッターをお持ちではない方は、ネットで1枚からオーダーメイド注文できるお店があります。
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