NB-4L-T

もはや生活必需品となっているデジカメですが旅行やイベントで使用すると困るのがバッテリーの持ちです、何個もバッテリーを持っていればいいのですが純正バッテリーの価格は結構高かったりします。

そんな時に気になってくるのが低価格の互換バッテリーです、しかし安くて逆に大丈夫かと思う値段のものもあり性能を疑ってしまいがちですよね、そこで実際に使用してその実力を試してみました。
今回はROWA製のTAIWANセルを使用したNB-4Lを購入してみました、ROWAを選んだ理由は低価格、そしてデジタル一眼レフとデジタルビデオカメラですでにROWAバッテリーを使用している実績があるためです。

NB-4L-T3

バッテリーの容量は純正と同じ760mAhですが撮影枚数に差が出るといわれるのはセルの性能差でしょう、日本製のセルは品質が良く長持ちしますが海外産のセルは日本製と比較するとやはり劣る物が多いとよく聞きます。

しかし海外産のセルを使用したバッテリーは低価格という魅力があります、例えばIXY DIGITAL 20ISの純正バッテリーであるNB-4Lは3500円程度ですが互換品はなんと680円と価格に大きな差があります。
互換バッテリーの利用で故障した場合メーカ保証が受けられない可能性もあり単純に安くて良いというわけでもないのですが約5倍の価格差は魅力的です。

NB-4L-Tチャージ

もちろん純正の充電器を使用するので互換バッテリー以外に必要な物はありません、純正品と同じ扱いで使用することができます。

NB-4L-T2

バッテリーケースはバックの中などで端子に金属に触れてショートしないようにするためですがこの価格でつけてくれるとは思いませんでした。

それでは実際に計測してどれだけバッテリーの持ちに差があるのか実証テストをしてみました。

計測方法

バッテリーは実験前に3回の放電と充電を繰り返してリフレッシュ
※但し純正バッテリーは1~2回使用/週程度で1年間使用している。

SDHC4G

使用するカードはA-DATA SDHC Card 4GB (Class6)

デジタルカメラは愛用のIXY DIGITAL 20ISです、バッテリーの商品説明に対応表記は無かったのですがしっかりと使えます。

テスト風景

カメラを固定しマニュアルの連写モードでシャッターを押し続け連続で撮影をします、カードがいっぱいになったら全消去をして再度連写モードで撮影しバッテリーが切れるまでの撮影枚数で評価します。

今回の評価方法は実際の使用を想定とした評価ではなくバッテリーの性能比較を前提としているためそのままでは撮影枚数の参考にはなりません。

また純正バッテリーが新品でないため評価としてはあくまでも参考程度位で捕らえていただいたほうがいいでしょう。

結果は以下のようになりました。

テスト結果

純正バッテリー 7269枚
互換バッテリー 7234枚

なんと撮影枚数の差は35枚(約0.5%)という結果になりました、もっと差が出るものとおもっていましたが結果は見事に裏切られました。

とはいえ純正バッテリーは1年間使用していましたのでサイクル劣化があるはずです、仮に100回/年の充電サイクルをしていたとすれば新品時と比較して90%弱の容量へ劣化します。
多めに見積もって10%劣化するとすれば新品の純正バッテリーはもう700ショット程度は撮影できたことになります。
※この換算だと3.5日に一回充電している計算になるがそこまで頻繁に充電はしていない。

現時点では仮説で~10%の差があるのではという程度しかテストでは分かりませんでしたが放電と充電を繰り返すうちに純正より早く劣化したりということもあるかもしれませんので引き続き使いながら情報を追記していければと思います。